日産ギャラリー
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この項目では、都市圏の日産自動車のショールームについて説明しています。愛知県の三河日産自動車の店舗については「三河日産自動車」をご覧ください。
日産グローバル本社ギャラリー

日産ギャラリー(にっさんギャラリー、NISSAN GALLERY)は、日産自動車が運営する自動車ショールームである。本項では、銀座プレイス内やVRChat上のNISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)についても併せて解説する。
概要

日産の新車を展示しており、自由に見て触ることができる。市販車以外にも定期的に旧車(日産は「ヘリテージカー」と呼んでいる)やレーシングカーの展示イベントも行われている。

旧本社ギャラリーと銀座ギャラリー間にはエルグランドを使用したシャトルバスが運行していたが、本社ギャラリー移転に伴いサービスを終了した。

2009年8月に日産グローバル本社の1階に開設されたグローバル本社ギャラリーには、インフィニティのモデルを含む、日本国外で販売される車両も展示されている[1]。2012年頃からは、実際に乗車することが可能となっている。また、プレス向けの新車発表会や自動車雑誌の取材も頻繁に行われている。カウンターにはミス・フェアレディがおり、現行全車種のカタログ・価格表を入手できるほか、日産が保管している歴代車のカタログをその場で閲覧することもできる。近年は、キャラバンNV200バネットといった商用車も頻繁に展示されている。

一方、2013年には日産福岡ギャラリー(2月3日閉館)を皮切りに、日産札幌ギャラリー(3月31日閉館)、日産名古屋ギャラリー(5月6日閉館)が閉館し、これにより、国内のギャラリーはグローバル本社と銀座のみとなった。この件について日産は、「別の形で日産ブランドの提案をしていきたい」としている。

2014年3月31日にはサッポロ銀座ビルの再開発に従い、銀座ギャラリーも一時的に閉館した。サッポロ銀座ビルは同年4月より解体を開始し、銀座プレイスとして2016年9月24日にオープンした[2]。銀座ギャラリーも同ビルと同時に、グローバルなブランド情報発信基地「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」として生まれ変わった。なお、同施設オープンの2016年9月までの約2年半にわたる間、国内のギャラリーはグローバル本社のみとなっていた。
ギャラリー所在地日産グローバル本社ギャラリー

グローバル本社ギャラリー(神奈川県横浜市西区高島日産自動車グローバル本社1階)2009年8月に稼動した神奈川県横浜市の日産新本社内に、2009年8月8日開設[3]。休館日を除く毎日、元テストドライバーやレーサーなどの知識・経験豊富な日産スタッフが同乗する試乗会(テストドライブ)を無料で実施している。2022年8月現在、ARIYAAURA e-POWER、AURA NISMONISSAN GT-Rリーフe+X-TRAIL e-4ORCESAKURA、NOTE e-POWERに試乗することができる。全車、免許を取得から1年以上経過し、試乗日に免許証を持っていること、原則1日1車種のみの試乗が条件となる。なお、GT-Rの試乗対象年齢は、35歳以上に限られている。また、自動車専用道路における運転支援技術「プロパイロット」を搭載した車種については高速道路で試乗が行われる。さらに、リーフの試乗では、自動駐車機能「プロパイロット パーキング」も実際に行うことができる。2022年6月1日より、試乗会の参加手続きがグローバル本社ギャラリー公式サイトからのオンライン予約による受付に変更となり、試乗日前日の23時59分まで申し込みが可能である。また、試乗日当日に予約可能な枠がある場合に限り、先着順でインフォメーションカウンターにて予約することもできる[4]。日産グッズの販売コーナーやカフェコーナーが設けられている。当初のカフェコーナーはチェーン店ではなく、コーヒーや菓子などが売られていたが、2012年6月からはスターバックスコーヒーが営業を行っている。なお、カフェコーナーはイベント時を除いて、銀座ギャラリー(2014年3月31日一時閉館)、名古屋をはじめとする地方のギャラリーには設置されていなかった。かつて日産で販売していたヘリテージカーのカタログが保管されているため、その場での閲覧が可能である。
NISSAN CROSSINGが入居する銀座プレイスビルNISSAN CROSSINGかつて存在した日産銀座ギャラリー(2014年3月31日をもって閉館)

NISSAN CROSSING(東京都中央区銀座)1963年に三愛ドリームセンター2階に「銀座ギャラリー」としてオープンし、その後サッポロ銀座ビルに移転。「銀座のシンボル」として多くの人々に親しまれてきたが、2014年3月31日をもって、入居しているサッポロ銀座ビルの再開発のため、2014年4月1日から2016年9月まで“リニューアル準備期間”として、一時的に閉館していた。また、閉館前の同年3月17日(月)?31日(月)の期間中“特別展示イベント”と題して、フェアレディSPL213(1961年)、NISSAN GT-R Pure edition(2013年)、さらに、同ギャラリーの歴史を振り返ることのできるヒストリーパネルも同時に展示した。最終営業日となる3月31日には、告知なしで日産車ミニカー1000台が数量限定で配布された。また、一時閉館直前には、ミスフェアレディによる「閉館の挨拶」が執り行われた。新しく生まれ変わる銀座プレイス内の同ギャラリーは、2016年9月24日に「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」としてオープンした[2](当初予定では、同年5月の営業再開を目指していた)。NISSAN CROSSINGは、来場者が「ワクワクする未来のドライビング体験」を体感できる施設。ワクワクをもたらす最先端テクノロジーを搭載したクルマの展示は勿論、センターステージでのプレゼンテーションや、大型タッチスクリーンでの情報発信など、クルマとヒトと社会との新しい関係を体験できる、『ニッサン インテリジェント モビリティ』の発信拠点として生まれ変わった。NISSAN CROSSINGのデザインテーマは「Spiral」。お客さまの感動や体験、過去から現在そして未来へと紡がれるカスタマージャーニーをシンボリックに表現した。この「Spiral」は季節や時間、イベントに合わせて様々に色の表情を変え、動きのある空間を創出する。従来の建築設計では不可能だった造形を、自動車の設計にも使われる最新のデジタルプロセスを用いることで実現した。銀座4丁目交差点に面した2階のガラス面にはLEDを組み込み、革新的なファサードが有機的に変化していく「バーチャル ファサード」で銀座の街を彩る。CROSSING CAFE(カフェ)やNISSAN BOUTIQUE(ブティック)など、来場者がゆっくり過ごせるスペースも併設されている。


NISSAN CROSSING(VRChat)VR空間上のショールームである。2021年11月21日にVRChat上のワールド「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」としてオープンした[5]。訪問は、PCVRのほか、Meta Quest 2(Oculus Quest 2)単体でも可能。2022年05月20日に新型BEVであるSAKURAの展示開始。同時にVR空間上の試乗会場である 「NISSAN SAKURA Driving Island」へのポータルも設置された[6]

閉館したギャラリー日産旧本社ギャラリー(2009年5月31日をもって閉館)旧本社ギャラリー館内

旧・本社ギャラリー(東京都中央区銀座、日産旧本社1階)2009年5月31日に閉館。その後、2013年まで読売新聞東京本社の本社建て替えのために同社が建物を間借りしていた。現在は三井不動産によるリノベーションを受け、建物の名称を「銀座6丁目-SQUARE」とした。
日産大阪ギャラリーがあった朝日放送旧本社社屋。手前の通り側1階にあった

大阪ギャラリー(大阪府大阪市北区大淀南二丁目、朝日放送旧本社ビル1階)朝日放送旧本社ビル(ABCセンター)1階に存在したが、他のギャラリーより早い時期に閉鎖され、跡地はABCのオフィスに転用された(2008年にABC本社そのものが移転し、建物も解体された)。ABCラジオでかつて放送されていた「日産ミュージック・ギャラリー ポップ対歌謡曲」は大阪ギャラリーからの生放送だった。また、「探偵!ナイトスクープ」では大阪ギャラリーの前で収録していたことがある。ちなみにギャラリー開設当初、隣接していた大阪タワーには当時日産の主要車種だった「ブルーバード」「セドリック」「サニー1000」のネオン看板が縦に掲げられていた。阪神・淡路大震災では大きな被害にこそ至らなかったものの、外に面したガラス窓が割れる被害があった。

池袋ギャラリー(東京都豊島区東池袋サンシャインシティ)サンシャインシティに1980年代末頃まで存在したが、現在は営業を終了している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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