日泰関係
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日泰関係


日本
タイ

日泰関係(にったいかんけい、タイ語: ???????????????????-???、英語: Japan?Thailand relations)では、日本タイの関係について述べる。
目次

1 両国の比較

2 歴史

2.1 前史

2.2 日本人町の形成

2.3 開国以後

2.4 第一次世界大戦以後

2.5 第二次世界大戦

2.6 日本降伏後の日タイ関係

2.7 戦後


3 年表

4 外交使節

4.1 在タイ日本大使・公使

4.2 在日タイ大使


5 脚注

6 参考文献

7 関連項目

8 外部リンク

両国の比較

2018年 日本 タイ王国
人口126,440,000人68,863,514人
面積377,873 km2 (145,883 sq mi)513,120 km2 (198,120 sq mi)
人口密度337.6人/km2 (874.4/sq mi)132.1人/km2 (342.1/sq mi)
首都東京バンコク
最大都市東京 ? 人口 13,370,198人 (都市圏人口は37,126,000人)バンコク ? 人口 5,676,648人 (都市圏人口は10,624,700人)
政体単一 議院内閣制 立憲君主制国家単一 議院内閣制 立憲君主制国家 軍事政権
公用語指定なし (事実上、日本語を用いる)タイ語
GDP (名目)4,971,929米ドル (国民一人当たり44,227米ドル)1,323,209米ドル (国民一人当たり19,476米ドル)
軍事費473億米ドル (2018年度)71億米ドル (2019年度)

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歴史
前史

1388年、将軍足利義満のときに、暹羅船が日本に1年間滞在したという記録がある[1]。また、14世紀にタイ中部で興ったアユタヤ朝は次第に勢力を伸張させ、1362年アンコール朝を吸収、1438年にはタイ北部のスコータイ王朝を滅ぼしタイを統一した。このころから既に日本人の一部はタイに入植しており、アユタヤには日本人集落も形作られるようになった。1477年には琉球尚真がタイと交易を開いた記録が残っている[2]
日本人町の形成 アユタヤ王国の日本人兵士

タイでの日本人の活動が活発化したのは、ビルマからの攻撃に悩まされていたアユタヤ王ナレースワンが日本人傭兵を大量に採用してからである。傭兵の数は600人に達し、彼らは首都郊外のアユタヤ日本人町に定住するようになった。1592年から朱印船貿易が行われるようになると町は活況を呈し、ソンタムがアユタヤ王につくと日泰間の友好関係も促進された。

日本はタイ製の火器・銃器などを輸入し、馬などを輸出した。また、豊臣氏徳川氏が天下をとることによって合戦が起こらなくなった日本では、それまで戦に参加することで日々の糧を得ていた層が、大量の浪人となっていた。彼らは海外に活躍の場を求め、日本を出国していった。欧州各国の東インド会社や、東南アジア諸国は、戦闘経験の豊富な日本人を傭兵として雇うようになり、各地に日本人町が作られた。タイもまた、例外ではなく多くの日本人が移り住んだ。

1621年には城井久右衛門の後を継いだ山田長政が首領に就任、最盛期を迎え、1500人もの民間人と800人の傭兵が居住していたとされている。1628年には山田長政がタイの最高の官位であるオークヤーに任じられるなど、政治面でも大きな力を持つようになったが、1629年プラーサートトーンがアユタヤ王につくと王家の政争に巻き込まれ1630年に町を焼き払われることとなり、日本人は散り散りになった。2年後の1632年には再び日本人が集まり町が再興されたがかつて程の勢力は得られず、1635年に日本で鎖国令が出されたこともあり、人口も400人前後にとどまった。プラーサートトーンはその後日本との交易を望み、1636年に日本に使節を送り通商を求めたが拒否されている。以後250年ほど日泰間の国家的な交流は断絶することとなった。日本人町はその後次第に現地人との混血が進み、1800年代に入ると消滅した。
開国以後

1887年、外相のテーワウォン親王(ラーマ4世・モンクットの子息)が東京を訪問、同年9月26日『修好通商ニ関スル日本国暹羅国間ノ宣言』(日・タイ修好宣言)が調印したことによって日本とタイの外交が本格的に始まった。同年9月22日、タイ国王の弟で外務大臣を務めていたデヴァウォングセが靖国神社を参拝[3]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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