日本語の活用形
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事は語句の内部リンク、見出しのマークアップなどスタイルマニュアルに沿った修正が必要です。ウィキペディアの体裁への修正にご協力ください(ヘルプ)。(2023年7月)

日本語の活用形(にほんごのかつようけい)は、日本語において、ある語が活用した結果、どのような形になるかについて命名したもの。
概説

この節には複数の問題があります。改善ノートページでの議論にご協力ください。

出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2023年12月)


出典脚注などを用いて記述と関連付けてください。(2023年12月)


独自研究が含まれているおそれがあります。(2023年12月)


命名についてはいくつか未整理な部分がある。例えば「どこまでを語幹とし、残りの部分をどのような形態素として解析するか」については、いまのところ学校文法を含む文法理論において未解決であり、いくつかの批判がある。

ある語の活用形には語によって固有のパターンがあり、そのパターンによって分類される。例えば現代語の動詞については、「一段活用」「五段活用」「サ行変格活用」「カ行変格活用」などに分類されるが、これを「活用形の種類」と呼ぶと煩雑になるため、「活用型」と表記するやりかたが日本語処理の分野においてはみられるが、国文法学の研究や国語教育日本語教育の分野においては普及していない。
活用研究の歴史「日本語学#歴史」も参照
近代以前

活用という事実についての一応の認知は、中世において断片的ではあるが出現している。初期のものとしては、鎌倉時代に成立したとされる『八囀声抄』があり、梵語の名詞の格変化である八囀声と同種の現象が日本語にも存在するとして、それを動詞の語尾変化にあてた[1]

活用に関する諸事実が明らかになったのは、江戸時代に入ってからのことであり、主として国学において発展した。例えば賀茂真淵が『語意考』に示した「五十聯音」には、「初」「体」「用」「令」の名があり、谷川士清が『日本書紀通証』に示した「倭語通音」には、「未定」「已然」「告人」「自言」の名がある[2]。これらは一種の概括的な活用図というべく、この種のものとしては初のもので[注 1]、「活用図の源流」というよりは「五十音図の音義的解釈」と見るべきものであるが、活用についての一応まとまった考察が初めて出現した点において、史的価値がある[4]

これを受けて本居宣長は『御国詞活用抄』で活用を分類した[5]。宣長とは別に富士谷成章は、『脚結抄』冒頭の「装図」において「本」「末」「引靡」「往」「目」「未」「靡伏」「伏目」「立本」と区分し[2]、語形変化と下位類化を示している[6][7]。両者の研究は、いずれも和歌の「てにをは」研究から出発しており、その深化のうちから活用論が生まれたのである[4]

やがて活用研究は、主として宣長の弟子筋によって展開した。鈴木朖は『活語断続譜』で活用形を1等から8等に分け、それぞれの役割を明らかにした[8][9]。これにより、活用現象が語の切れ続きによるものであることが明確化した[10]。宣長の実子である本居春庭は、『詞八衢』で動詞の活用を「四段」「一段」「中二段」「下二段」「変格」の5種類に分類しているほか[注 2]、『詞通路』では動詞を「自他」「兼用」「延約」の3種の観点により1段から6段に分けている[11][12]

その後、『詞八衢』の欠を補ったり、誤を正したりなどの研究が多く出現した[注 3]。中でも注目すべきは東条義門の存在である。義門は『活語指南』において活用形を「将然言(未然言とも)」「連用言」「截断言」「連体言」「已然言」「希求言」という6つに分類しており、その本質論を『山口栞』などで整理した[12][13]。あまりに活用を重視するため、活用語を一つに混じて形式の類似によって表示するのみならず、言語の分類においても活用を至上の原理と考えたことで、他の重要な言語の性質に目を覆ってしまっているが、これは義門が活用に機能的意義を認めていたからである[14]

この他には富樫広蔭がいる。広蔭は『詞玉橋』と『辞玉襷』において、単語を「言」「詞」「辞」に分類した上で[注 4]、「辞」を活用の有無から「静辞」と「動辞」に分けている[15]。この分類は近代の文法学においても大体が通用するものとなっている[16]。なお、広蔭は活用形の名称に「未然段」「続詞段」「断止段」「続言段」「已然段」「仰」を用いている[2]
近代以降

西洋文典の影響を受けた活用の解釈は、すでに幕末の頃から出現している。例えばオランダ語文典を下敷きにした鶴峯戊申『語学新書』は、「現在格(終止形にあたる形)・過去格(連用形にあたる形)・未来格(未然形にあたる形)」という3つを説いた[17]

明治時代に入ると、古来の日本語研究と西洋言語学とを吟味して文法理論を整理したものが続出した。中でも大槻文彦は、『言海』の中で文法論「語法指南」を記し、後にこれを増補して『広日本文典』として、体系的な近代的文法学説を作り上げた[注 5]。なお、大槻は活用形を「第一終止法」「連体法・第二終止法」「第三終止法」「不定法」「中止法・連用法・名詞法」「命令法」の順に挙げている[2]

大槻は黒川真頼の『詞の栞』の講義にたびたび列席しており[19]、真頼の文法学説には義門の『詞の道しるべ』の受容が指摘されている[20]。事実、真頼は活用形を「将然言」「連用言」「終止言」「連体言」「已然言」「希求言」と名づけている[2]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:44 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef