日本臨床心理士会
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創立者河合隼雄
団体種類一般社団法人
設立1989年
所在地東京都文京区本郷2丁目27番8号 太陽館ビル401号室
法人番号3010005013803
一般社団法人日本臨床心理士会(にほんりんしょうしんりしかい、英語: Japanese Society of Certified Clinical Psychologists)は、東京都文京区本郷2丁目27番8号 太陽館ビル401号室に事務局を置く日本の臨床心理士の職能団体である。1989年(平成元年)11月1日に設立された。団体の略称は臨士会、心理士会[1]。 日本臨床心理士会は1989年、日本における臨床心理士有資格者の相互の連携を密にすることで、その資質と技能の向上を図り、もって国民の心の健康の保持増進に寄与することを目的として設立された[1]。 臨床心理士の全国職能団体としての組織活動だけでなく、臨床心理士による電話相談などが行える「臨床心理センター」の設立や、近隣の臨床心理士を容易に探すことができる各都道府県の臨床心理士相談機関の検索サイト「 ⇒臨床心理士に出会うには」の公開など、国民が臨床心理士をより身近で利用しやすくなるための諸事業を行っている[2]。 そのほか、文部科学省のスクールカウンセラー事業の対象になっていない私立学校・大学などの教育機関や、民間企業などがメンタルヘルス対策のために臨床心理士との契約を希望したり、医療機関が新たに臨床心理士の雇用を希望したりする場合も、その旨の依頼に基づいて都道府県臨床心理士会とともに、登録会員臨床心理士への求人情報の周知や、臨床心理士の推薦を行う窓口となる[3]。 また、災害や事故、あるいは事件・犯罪・自殺などの緊急時には、地方自治体、ならびに当該都道府県臨床心理士会と連携し、被災者・被害者の心のケアのため、学校などの現場や周辺地域、および事案関係者らを対象に臨床心理士を派遣するなど、各種支援活動の体制を整えている[3]。
概要
沿革
1989年(平成元年) - 日本臨床心理士会設立。
1992年(平成4年) - 年次全国大会開催開始。
1994年(平成6年) - HIVエイズカウンセリングWS開催開始。全国都道府県臨床心理士会設立。
1995年(平成7年) - 阪神・淡路大震災への支援活動。文部省(現: 文部科学省)スクールカウンセラー事業への参画開始
1996年(平成8年) - O-157感染症問題への支援活動。
1997年(平成9年) - 児童連続殺傷事件への支援活動。
1999年(平成11年) - NHKチャイルドラインへの参画。
2000年(平成12年) - 全国こころの健康電話相談事業開始。
2002年(平成14年) - 日本臨床心理士会総合補償制度設立。
2004年(平成16年) - 新潟県中越地震への支援活動。
2005年(平成17年) - 厚生労働省メンタルヘルス対策支援事業への参画開始。内閣府犯罪被害者等基本計画にて警察庁・知事部局・地方検察庁・弁護士会・医師会との連携支援開始。刑務所への臨床心理士派遣。
2006年(平成18年) - 刑事施設特別改善指導への参画開始。
2007年(平成19年) - 自死遺族電話相談事業開始。
2008年(平成20年) - 中国四川大地震への支援活動。臨床心理センター設立。
2009年(平成21年) - 最高裁判所裁判員メンタルヘルスサポート窓口
2010年(平成22年) - 静岡県と静岡県臨床心理士会が全国初の災害時支援協定締結。労働局新卒応援ハローワークへの参画開始。