日本聖公会
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日本聖公会日本聖公会のエンブレム
:他の聖公会同様、コンパス・ローズ
モチーフとしている。
設立1887年(明治20年)2月11日
設立者チャニング・ウィリアムズ
(初代監督(主教))
種類包括宗教法人
法人番号5011105000730
本部 日本
〒162-0805
東京都新宿区矢来町65
牛込聖バルナバ教会内
日本聖公会管区事務所
公用語日本語
重要人物首座主教:武藤謙一
総主事:矢萩新一
関連組織.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

立教大学

桃山学院大学

聖路加国際病院

エリザベス・サンダースホーム



ウェブサイト日本聖公会管区事務所
The Nippon Sei Ko Kai Web Page -Anglican Episcopal Church in Japan-
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日本聖公会(にっぽんせいこうかい、Nippon Sei-Ko-Kai, NSKK/The Anglican Episcopal Church in Japan)は、キリスト教の一教派聖公会アングリカン・コミュニオン)の構成団体のひとつ。
概要

聖公会は宗教改革の中からイングランドで創生した英国国教会(イングランド国教会、日本聖公会の用語では英国聖公会[1])をルーツとする教派で、広義のプロテスタントに含まれると見なす(あるいは自認する)見解もある[2]が、西方教会におけるカトリック教会とプロテスタントの中間というのが実態であり、「中道(Via Media)」の教会であると自認している[3]。詳細は「聖公会#中道(Via Media)の教会」を参照

日本で宣教を開始したのは、米国聖公会宣教師が長崎に来日した1859年安政6年)で[4]、文化庁編宗教年鑑平成30年版によると、国内に279の教会を持ち、信者数はおよそ48,500人で日本におけるキリスト教徒全体の約5%を占める。受聖餐者はおよそ20,000人。立教大学平安女学院桃山学院聖路加国際病院滝乃川学園エリザベス・サンダースホームなど、200あまりの関連施設を持つ[4]

「聖公会」という漢語名称は「ニケヤ信経」および「使徒信経」に出てくる「聖なる公同の教会」(holy catholic Church)という意味であり、非公式には19世紀中葉から香港中国で使われ始め[5][6]、正式には1887年から日本聖公会で、その後中華聖公会、朝鮮聖公会(現・大韓聖公会)などでも用いられるようになった名称である[7]
歴史『日本聖公会初代監督シ・エム・ウィリアムス師旧邸』碑: チャニング・ウィリアムズはアメリカ合衆国から来日した宣教師で、長崎県大阪府東京都京都府で布教を行い、日本聖公会初代監督(現在の主教)に就任した。1936年、この地の京都教区教務所構内に移築。その後、ウィリアムズ師記念館として使われていたが、現在は京都教区主教邸として使用されている。京都市上京区。

明治時代、アングリカン・コミュニオンによる伝道は、4つの宣教団体によってなされた。

米国聖公会(The Episcopal Church in the United States of America)のウィリアムズ主教の来日により、東京・大阪・福岡を中心に伝道。

イングランド国教会(The Church of England:英国国教会・英国聖公会)からは2つの宣教団体から宣教師が来日した。

S.P.G.(Society for the Propagation of the Gospel in Foreign Parts:イギリス海外福音伝道会):主に東京・横浜・神戸で伝道。

C.M.S.(Church Missionary Society:英国聖公会宣教協会):主に北海道・北関東・九州で伝道。


カナダ聖公会(The Anglican Church in Canada)は遅れて、名古屋市を中心に中部地方で伝道。

その後、日本聖公会は1887年2月11日に成立した。

20世紀前半、日本の海外進出に伴い、日本統治時代の台湾台湾聖公会(台湾教区)、中国に大連聖公会中華聖公会の北京教区内、イングランド国教会と共同で)などを設立し、日本統治時代の朝鮮において朝鮮聖公会を併合している。
年表
19世紀以前

597年 - ローマから英国(イングランド)に派遣されたオーガスティンが、初代カンタベリー大司教大主教)に着座。聖公会の起源。

1534年(天文3年)- イングランド国教会(英国国教会)がローマ・カトリック教会から独立して成立。

1784年(天明4年)11月14日 - アメリカ独立に伴い、サミュエル・シーベリー[注 1]イギリス諸島以外で最初の聖公会主教となり、米国聖公会が成立。

1789年(寛政元年)- 米国聖公会がイングランド国教会から正式に分離され、イギリス諸島以外で最初のイングランド国教会となる[注 2]

1821年(文政4年)9月 - 米国聖公会国内外宣教協会がフィラデルフィアで組織される[注 3][8]

1834年(天保5年)- 米国聖公会国内外宣教協会が東アジア東南アジア地域への宣教ミッションの派遣を決定[8]

1837年(天保8年)- ウィリアム・ブーンが米国聖公会から中国への遣清宣教師に任命され、ジャワ島バタヴィアに到着[9]

1842年(天保13年)- ブーンが、廈門(アモイ)で中国伝道を開始[9]

1844年(天保15年)10月26日 - ブーンが中国諸地域管轄の主教(米国聖公会初代海外伝道主教)として選出される[9]

1846年(弘化3年) - イングランド国教会イギリス海軍の琉球伝道団から宣教医師バーナード・ジャン・ベッテルハイム沖縄本島に上陸。


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