日本碍子株式会社
NGK INSULATORS, LTD.
名古屋本社ビル
種類株式会社
市場情報東証プライム 5333
日本碍子株式会社(にほんがいし、英: NGK Insulators, Ltd.)は、愛知県名古屋市瑞穂区に本社を置く世界最大級のセラミックスメーカーである。電力用がいし・セラミックス製造を主力とする。本社ビルは隣接する名古屋市熱田区に所在。森村グループの一員。日経平均株価の構成銘柄の一つ[2]。
通称表記は「日本ガイシ」。1986年(昭和61年)より使用している。 日本陶器(現・ノリタケカンパニーリミテド)からがいし製造部門を分割し、1919年(大正8年)設立。NGK[注 2]の商標は自動車用スパークプラグにおいても知られているが、こちらは同じ森村グループの日本特殊陶業(日特陶、NTK)の製品に付されている[注 3]。日特陶はかつて同社の一部門であったが、旧森村の一業一社主義により、1936年(昭和11年)に同社から分割され設立し現在に至る。 100万ボルト(1,000 kV)の超高圧送電線用のがいしを世界で唯一製造している企業である。 下水処理プラント等のエンジニアリング部門は以下に記す通り富士電機システムズとの合弁会社(メタウォーター株式会社)に移管、分社化した。
概要
沿革
1905年(明治38年)‐ 芝浦製作所(現・東芝)の技師が日本陶器に、アメリカ合衆国製のがいし片(碍子博物館蔵)を見せながら、高圧碍子の製造を頼んだのがきっかけとなり、翌年から開発に着手[3]。
1919年(大正8年)5月5日 - 日本陶器(現・ノリタケカンパニーリミテド)から、がいし製造部門を分割して設立。
1936年(昭和11年)10月26日 - スパークプラグ部門を分社化し日本特殊陶業を設立。
1986年(昭和61年)5月 - 社名表記を日本ガイシに変更。
2003年(平成15年)5月 - 旭テックの株式をリップルウッド・ホールディングスに譲渡。連結決算の対象から外れる。
2007年(平成19年)
3月15日 - 名古屋市総合体育館の命名権を取得し「日本ガイシ スポーツプラザ」とした。
4月 - 環境装置事業を株式会社NGK-Eソリューション(現・メタウォーター)に継承。
2008年(平成20年)4月1日 - NGK水環境システムズと富士電機水環境システムズを合併。メタウォーターを設立。連結決算の対象から外れる。
2011年(平成23年)
5月30日 - 名古屋工業大学と共同で名古屋工業大学内に「日本ガイシ イノベーション研究所」を設立。
6月24日 - 札幌証券取引所上場廃止。
6月28日 - 大阪証券取引所上場廃止。
2012年(平成24年)7月31日 - 上場子会社であったエナジーサポートを完全子会社化。
2013年(平成25年) - イタリアにNAS電池のプロジェクト支援のための「NGK ITALY S.r.l.」を設立。高強度・高導電性のジルコニウム銅ワイヤーを開発。
2014年(平成26年) - ポーランドでコージェライト製大型ハニセラムの生産を開始。NOxセンサーの生産能力を1.5倍に増強。複合ウエハーの生産を開始。
2015年(平成27年)1月5日 - 新日鐵住金の子会社である日鉄住金エレクトロデバイスの全株式を取得し、子会社化[4]。