日本漫画家協会賞
[Wikipedia|▼Menu]

日本漫画家協会賞(にほんまんがかきょうかいしょう)は公益社団法人日本漫画家協会が、日本漫画界の向上発展を図る目的のために、1972年に設立した賞である。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方
出典検索?: "日本漫画家協会賞" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2017年6月)

全くの個人出版、展覧会等まで受賞対象を広く求め、漫画家が選考するため、ユニークな作品が選考されることがある。また、賞金は協会会員の会費より捻出し、業界等からの影響は一切受けない運営となっている。

また賞の枠組みに関して、2001年から大賞が一般的な長編のコミック部門、一コマ漫画などのカートゥーン部門の2枠に、2023年からはこの2つに区分できないジャンルの作品向けに、石ノ森章太郎が提唱した「萬画」を用いた萬画部門[1]を含めて3部門となっている。このほか優秀賞、特別賞、新人賞などがその時の候補によって臨機応変に決められている。

1990年から始まった文部大臣賞(2001年からは文部科学大臣賞)は、当時自民党の代議士で文部大臣であった西岡武夫とのつながりで生まれたもので、国民に広く愛された漫画を生んだ漫画家を対象に選考されている。現在受賞パーティーには文部省から事務方が大臣代理で出席するが、西岡はほぼ毎年招かれて出席している。西岡が参議院議長を務める2011年には参議院議長賞が新設された。2021年からは漫画文化の発展に取り組んでいる鳥取県高知県に協会から提案したことで新設された両県の県知事賞として「まんが王国とっとり賞」「まんが王国・土佐賞」が贈られるようになっている[2][3]

選考は漫画家、漫画評論家、漫画関係者(1名)の10 - 12名の選考委員により、その年の出版物・活動に対し受け付けた応募作品、推薦作品を対象におこなわれる。各委員による推薦理由のスピーチや議論と投票を交互に行って候補作をしぼり、2次から3次の投票によって、各賞が決定する。特別賞については、年により、次点の作品、奨励賞の意味合いをもつ作品、その年の漫画界への貢献大だった活動など様々である。

出版社等主催の他の漫画賞の選考対象にならない地味な作品や活動を拾い上げようとする意図と、純粋に作品の質だけを見ようとする意図とが交錯しあうが、多人数による無記名投票なので、特定の団体に利する意図の入り込む余地はない。
歴代受賞者リスト
第1回(1972年度)

大賞

『動物漫画百科』
ヨシトミヤスオ


奨励賞

『ぐろう』佐川美代太郎


努力賞

『日本現人ドナイショーントロプス』木曽秀夫

『人喰魚』辰巳ヨシヒロ


第2回(1973年度)

大賞

『宇宙船ノア』
畑田国男


優秀賞

『ミモザ館でつかまえて』大島弓子

「一連のタブロー作品」中島弘二

『そっくり』針すなお

ドラえもん藤子不二雄

『私の妖精たち』牧野圭一


第3回(1974年度)

大賞

『元禄遊女伝』矢野徳



特別賞

『ある風俗絵巻』遠藤健郎


優秀賞

『ヒビスカス・エロティック』クミタリュウ

『漫画のおべんとう箱』永島慎二

「『先祖をたずねて億万年』シリーズ」伊東章夫

『あの娘はだあれ!?』牧野和子

『緋紋の女』牧美也子


第4回(1975年度)

大賞

『浜昼顔』キリコ・タク


優秀賞

「『シャリバリ展』出品作、その他」イワタタケオ


つる姫じゃーっ!土田よしこ


努力賞

『日本のまつり』平野勲


特別優秀賞

ブラック・ジャック手塚治虫


第5回(1976年度)

大賞

『マタギ』
矢口高雄


優秀賞

『出発進行』泉昭二

『彩りのころ』津雲むつみ


特別賞

「京都精華短期大学美術科マンガクラス作品集」


第6回(1977年度)

大賞

『北に住みて想う日々あれば』山村輝夫



優秀賞

小さな恋のものがたりみつはしちかこ


特別賞

のたり松太郎ちばてつや

がんばれゴンベ園山俊二


第7回(1978年度)

大賞

『動物シリーズ』田村久子



優秀賞

『田園ミステリー』島充

『戻って来た虫たち』近藤幸二


特別賞

『一連のSF漫画シリーズ』松本零士


新人賞

『マンガ・トリ』臂美恵


第8回(1979年度)

大賞

『百馬鹿』
横山隆一


優秀賞

『四季の女いろ色紙』中沢武子

ピコラ・ピコラたちいりハルコ

『ゆかいなふたり』山根青鬼

『はちプラスむげんだい』ウノ・カマキリ


第9回(1980年度)

大賞

(該当作なし)

優秀賞

『ムーン・ノンセンス』タナカミノル


『気ままな音楽家たち』大西ひろみ

「奥田怜子個展作品」奥田怜子

オルフェウスの窓池田理代子


選考委員特別賞

『まつやまふみおの世界』まつやまふみお


第10回(1981年度)

大賞

(該当作なし)

優秀賞

「ビッグコミックの表紙及びサントリーの広告似顔絵」
日暮修一

まんだら屋の良太畑中純

「『I・N・R・I』『童夢』など一連の作品」大友克洋

『迷子』千葉督太郎

『AQUARIUM・X…水族館・X』森本清彦


第11回(1982年度)

大賞

(該当作なし)

優秀賞

絶対安全剃刀高野文子

「絵巻えほん『川』」前川かずお


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:55 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef