日本毛織株式会社
THE JAPAN WOOL TEXTILE CO., Ltd.本社
種類株式会社
市場情報東証プライム 3201
日本毛織株式会社(にっぽんけおり)は、大阪府大阪市中央区に本社を置く毛織物メーカーである。1896年(明治29年)創業。「ニッケ」の略称・ブランド名で知られる。 創業者の川西清兵衛により1896年(明治29年)に神戸で創業される。創業当初からラシャやモスリンの製造にかけて、国内随一の生産量を誇ったことでも知られており、現在でも毛織物では国内トップクラスの実績を持つ。また1980年代以降からは、不動産事業が主力となっている。 特に各官公庁や各種学校(幼稚園から高等学校まで)、鉄道会社などの制服・制服生地や、高級ホテル用白毛布などで有数の実績を持つ。 戦前は日本海軍屈指の名戦闘機と称された紫電改を生んだことで知られる川西航空機を中心とした川西財閥の中核企業でもあった。 2008年(平成20年)7月、毛織物メーカーから事業複合体への変革を進めるのに伴い「ニッケ」を通称社名とし、契約書類や許認可届を出す際には従来の正式社名を使用する。株式銘柄略称も「日毛」から「ニッケ」となった。
概要
歴史日本毛織・加古川工場跡地
1896年(明治29年) - 日本毛織株式会社を設立。
1899年(明治32年) - 加古川工場操業開始。
1918年(大正7年) - 日本毛糸紡績株式会社(旧姫路工場)を吸収合併。
1919年(大正8年) - 印南工場竣工。
1937年(昭和12年) - 神戸市神戸区明石町47に本社ビル(現本店)建設。
1941年(昭和16年) - 共立モスリン株式会社(旧中山工場(市川市[1])・旧館林工場)を吸収合併。
1942年(昭和17年) - 昭和毛糸紡績株式会社(旧弥富工場・一宮工場)を吸収合併。
1949年(昭和24年) - 東京証券取引所、大阪証券取引所に上場。
1958年(昭和33年) - 各務原市に鵜沼工場(現・岐阜工場)竣工。
1961年(昭和36年) - カーペット事業に参入。
1964年(昭和39年) - ウールマーク発足。日本における承認第1号となる。
1976年(昭和51年) - 加古川工場を印南工場に合併。
1984年(昭和59年) - 加古川工場跡地にニッケパークタウンをオープン。
1988年(昭和63年) - 中山工場跡地にニッケコルトンプラザをオープン。
1991年(平成3年) - 大阪市中央区に新ビルを建設、本社事務所を移転。
1995年(平成7年) - 中国山東省青島市において「青島日毛紡織有限公司」を設立。(1996年11月開業、2010年8月操業停止)
1998年(平成10年) - 中国山東省青島市において「青島日毛織物有限公司」を設立。
1999年(平成11年) - 尾西毛糸紡績株式会社を吸収合併。
2001年(平成13年) - アンビック株式会社と業務・資本提携「上海事務所」。