にほんしんりんがっかい日本森林学会
英語名称THE JAPANESE FOREST SOCIETY
略称JFS
法人格一般社団法人
法人番号8010005017064
一般社団法人日本森林学会(いっぱんしゃだんほうじん にほんしんりんがっかい、英: The Japanese Forest Society、略称: JFS)は、森林科学・林業に関する研究成果の公表や知識の交換、国内外の関連学会との連携協力等を行うことによって、森林学の進歩・普及を目指し、学術の振興と社会の発展に寄与・貢献することが目的の、日本の学術研究団体である[1]。 学会の公式ウェブサイトは、対象とする研究領域を「森林の動植物や微生物の分類・生態・生理・遺伝および森林の水や土に関する基礎科学」はもちろん、「森林の水源かん養〔水源涵養〕や山地災害防止、森林の更新や保育、森林生物の保護管理、森林資源の解析、林業の経営や政策、森林風致、林業機械や森林作業、特用林産の研究など広範かつ多彩な応用科学の分野」を含む[2]、と記している。 『学会名鑑』は以下の各分野を日本森林学会の研究領域として掲載している[1]。心理学・教育学、地域研究、経営学、基礎生物学、農学、健康・生活科学、環境学、土木工学・建築学 優秀な研究業績や功績を残した会員を、日本森林学会賞、日本森林学会奨励賞、同学生奨励賞、日本森林学会功績賞によって表彰している[3]。受賞者は公式ウェブサイトで公表されている[4]。また、日本森林学会大会では日本森林学会学生ポスター賞も授与している[3]。 2011年(平成23年)の一般社団法人への移行にともない、従来設置していた6つの学会支部は日本森林学会とは別の独立した学会(任意団体)となり、日本森林学会と連携・協力している[5]。旧支部名と新しい独立学会の対応関係は、北方森林学会(旧 北海道支部)、東北森林科学会(旧 東北支部)、関東森林学会(旧 関東支部)、中部森林学会(旧 中部支部)、応用森林学会(旧 関西支部)、九州森林学会(旧 九州支部)となっている。公式ウェブサイトの「連携学会」ページで各学会ウェブサイトへのリンクが提供されている[5]。
概要
研究対象
会の構成その他
沿革特記のない記述は公式ウェブサイト掲載の「日本森林学会沿革」[6]に拠る。
1914年(大正3年)11月28日 - 「林学会」が発足[1]
1919年(大正8年) - 本多静六の提案をもとに各所で個別に発行していた会誌を統合し、会の機関誌として『林学会雑誌』を創刊。以降、年1回の全国大会を開催[7]。
1934年(昭和9年)4月 - 「日本林学会」に改称、『林学会雑誌』を16巻第5号より『日本林学会誌』に改題[7]。
1937年(昭和12年) - 『日本林学会大会講演集』創刊
1991年(平成3年) - 会報『森林科学』創刊
1996年(平成8年) - 英文誌『Journal of Forest Research』創刊、同時に『日本林学会誌』『森林科学』の内容を刷新。
1997年(平成9年) - 学会公式ウェブサイトを開設
2005年(平成17年) - 「日本森林学会」に改称。和文誌を『日本森林学会誌』に改題[7]。
2011年(平成23年)6月1日 - 「一般社団法人日本森林学会」を登記。6月15日の総会で任意団体日本森林学会から一般社団法人に移行[8]
刊行物
定期刊行物
『Journal of Forest Research』(英文誌、隔月刊、1996年創刊)[9]
『日本森林学会誌』(和文誌、月刊、1934年創刊)[10]
『森林科学』(和文誌、年3回刊、1991年創刊)[11]
『日本森林学会大会学術講演集』(年1回刊)[12]
脚注[脚注の使い方]^ a b c “日本森林学会