日本学士院会員
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日本芸術院」、「日本学術会議」、あるいは「学士会」とは異なります。

日本行政機関日本学士院
にっぽんがくしいん
Japan Academy

日本学士院会館

役職
院長佐々木毅
幹事野依良治
組織
上部組織文部科学省
内部部局第一部
第二部
概要
所在地110-0007
東京都台東区上野公園7番32号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度42分58秒 東経139度46分38秒 / 北緯35.71611度 東経139.77722度 / 35.71611; 139.77722座標: 北緯35度42分58秒 東経139度46分38秒 / 北緯35.71611度 東経139.77722度 / 35.71611; 139.77722
定員150名[1]
年間予算6億3113万3千円[2](2021年度)
設置1947年12月[3]
前身明六社
東京学士会院
帝国学士院[3]
ウェブサイト
日本学士院
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日本学士院(にっぽんがくしいん、: The Japan Academy)は、日本学士院法(以下「法」)に基づいて設置されている日本国立アカデミーであり、文部科学省特別の機関である。1879年東京学士会院として発足し、1906年帝国学士院に改組された。1947年に日本学士院となり現在に至る。日本学術会議と混同されやすいが、世界のアカデミー連合である国際学士院連合の日本代表はここのみである[4]
概要

東京都台東区上野公園上野恩賜公園内に立地する。

文部科学省の特別の機関として位置づけられており、法第1条でその目的を「学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関とし、学術の発達に寄与するため必要な事業を行う」と定めている。

学士院会員は終身であり(法第3条第2項)、定員は150名である(法第2条第2項)。死亡により欠員が生じた分科ごとに各部分科会員の投票により毎年12月に新会員が選定される(常に全欠員が補充されるわけではない)。文化功労者より低い年金(250万円)が授与されるが(法第9条)、これは特別職非常勤国家公務員(法第3条3項)としての給与名目で支給されており課税対象になる。また、検察官適格審査会令第1条2項の規定により、日本学士院会員から互選で1名が検察官適格審査会の委員になっている。また日本学士院客員たる外国人は、日本における学術の発達に関し特別に功労のあった人物の中から選出される(法第6条)。

外国のアカデミーは研究活動も行っており、日本学士院も「総会において、学術上の論文を提出し、又は紹介することができる」とされているものの(法第3条第4項)、内部に「今更、研究をするのはいかがなものか」という考えが多く、実際には研究機関としての面は他国に比べ薄い「殿堂」的機関と化しているのが現状である[5]。しかしながら、毎月定例の研究会を開催し、そこで研究発表が行われ、またその研究成果は『日本学士院紀要』として公刊されている。

また恩賜賞日本学士院賞エジンバラ公賞日本学士院学術奨励賞の授賞も行っている。なお、エジンバラ公フィリップは、2021年4月9日に薨去するまで日本学士院の名誉会員であった(同日付にて退任の扱い。)[6]
象徴

日本学士院のシンボルマークは、長鳴鳥桜花を図案化したものである。帝国学士院会員であった坪井正五郎によりデザインされた。なお、坪井は、恩賜賞賞牌や当時の帝国学士院賞の賞牌のデザインも手掛けている。
沿革旧日本学士院会館現在の日本学士院会館

1873年 - 明六社発足。

1879年 - 東京学士会院創設(会員定員40名)。

1890年 - 東京学士会院規程公布。

1906年 - 帝国学士院規程公布(会員定員60名)。

1911年 - 恩賜賞創設。

1911年 - 帝国学士院賞創設。

1919年 - 国際学士院連合(UAI)加盟

1925年 - 貴族院に帝国学士院会員議員が設置される(1部・2部から各2名ずつ計4名、任期7年)

1947年 - 日本学士院と改称。貴族院廃止とともに帝国学士院会員議員も廃止される。

1949年 - 日本学術会議の附置機関となる(会員定員150名)。

1956年 - 日本学士院法公布、日本学術会議から独立。

1974年 - 現在の日本学士院会館が竣工。設計は谷口吉郎[7]

1987年 - エジンバラ公賞創設。

2004年 - 日本学士院学術奨励賞創設[3]

会員の構成日本学士院会館が所在する上野恩賜公園の航空写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

会員は、その専攻により、人文科学と自然科学のいずれかの部門に分属する(法第2条第3項)。

第1部 - 人文科学部門

第1分科 - 文学史学哲学(定員30)

第2分科 - 法律学政治学(定員24)

第3分科 - 経済学商学(定員16)


第2部 - 自然科学部門

第4分科 - 理学(定員31)

第5分科 - 工学(定員17)  

第6分科 - 農学(定員12)

第7分科 - 医学薬学歯学(定員20)


事業

法第8条。

授賞

恩賜賞

日本学士院賞

エジンバラ公賞

日本学士院学術奨励賞


紀要の編集及び発行

日本学士院紀要

PROCEEDINGS OF THE JAPAN ACADEMY


その他学術の研究を奨励するため必要な事業で、日本学士院が行うことを適当とするもの

国際交流

研究費補助活動

公開講演会


歴代院長
東京学士会院(会長)

代肖像氏名在任時期所属大学・出身大学専門分野
初代
福澤諭吉1879年01月 - 1879年6月慶應義塾


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