日本作詩大賞
受賞対象作詞家(主に演歌・歌謡曲)
開催日毎年12月上旬
国 日本
主催一般社団法人日本作詩家協会
日本作詩大賞実行委員会
司会徳光和夫
松丸友紀(テレビ東京アナウンサー)
(いずれも2023年時点)
初回1968年(昭和43年)
最新受賞者いではく(2023年/第56回)
公式サイト ⇒http://jla-official.com/
日本作詩大賞(にほんさくしたいしょう)は、日本作詩家協会主催の演歌・歌謡曲の育成を目的としている音楽祭である。2021年現在、演歌・歌謡曲における唯一の賞レースとして位置づけられている。 1968年にスタートした。テレビ放送されるようになったのは1978年からでNHKホールで発表会が行われ、同時にNHK総合で生放送された。その後、1990年からは日本テレビ、1994年から2011年までは毎年11月最終日曜日のテレビ東京「日曜ビッグスペシャル」枠(現・「日曜ビッグバラエティ」枠)でテレビ番組として、2012年から2016年までは『木曜8時のコンサート?名曲!にっぽんの歌?』の時間帯で生放送[1][注 1]されていた。そのこともあってかこの期間中は司会は徳光和夫と「木曜8時のコンサート」の司会の松丸友紀が務めた。しかし第50回は「モヤモヤさまぁ?ず2」枠を利用して放送時間も90分に短縮して放送し、この回を最後に地上波から撤退。第51回以降はBSテレ東に放送波を移行した上で、12月第2土曜日に放送時間を144分に拡大、さらに4K制作で放送されている[2]。なお、司会に関しては、ここ数年、徳光とテレビ東京の女性アナウンサー(第50回は福田典子、第51回以降は松丸友紀)が担当している。 この音楽祭が『ベストヒット歌謡祭』[注 2]・『日本有線大賞』・『日本レコード大賞』の3つの年末賞取りレースと根本的に違う部分は、3つの賞がポップス・演歌ともに選考対象となるのに対して『日本作詩大賞』は原則演歌・歌謡曲を選考対象とする、という点である(但し、ポップスも選考対象にしており、2011年の第44回のように、現にポップスが大賞を受賞したこともある)。また、受賞者が歌手である他の3つの年末賞取りレースとは違い、作詞家が受賞するのも特徴である。 かつて演歌歌手は他の3つの年末賞取りレース受賞や『紅白歌合戦』出演を目標に切磋琢磨していたが、最近では受賞者や出演歌手がポップス歌手で多くを占められるようになってきたため、演歌歌手が比較的受賞しやすいと言われている『日本有線大賞』→『日本演歌歌謡大賞』[注 3]と原則演歌・歌謡曲が受賞対象となるこの音楽祭での受賞を目標とする傾向が年を追うごとに強くなっている。 1987年(第20回)には大阪城ホールで行われた[3]。唯一の関西開催である。それ以外は東京都内で行われた。関東地方で行われる他の音楽祭では関西地方など他の地方で行われたことはない。
概要