日本人選手のメジャーリーグ挑戦(にほんじんせんしゅのメジャーリーグちょうせん)とは、日本のアマチュアおよびプロ野球選手が、メジャーリーグベースボール(以下、MLB)所属球団や、MLB傘下のマイナーリーグ所属球団などと契約し、MLBのアクティブロースター入りに挑む経緯や、MLBで戦う日本人選手の状況や業績などを指す。
本項では日本人選手がMLB所属または傘下のマイナーリーグ所属球団と契約しMLB公式戦デビューに至るまでの経緯に焦点を当てて記述する。 日本人選手のMLB公式戦デビュー日を掲載。ここでは日本人選手とは、国籍を問わず[注 1][注 2]「幼少期から日本で主に教育を受けてきた選手」と定義する。 日本国籍を有していても、アメリカ等の日本国外で一貫して生活して日本プロ野球を経験せず、マイナーリーグからメジャー昇格した経験のある二重国籍の日系人選手や、野球協約の第82条の5項のいずれにも該当しないような場合(大半が海外生活のマイケル中村や加藤豪将など)や、該当する場合でも遅くとも高校生以上で日本に在住して、かつ日本に帰化していない選手(主に台湾出身者や日系外国人)はここでは含まない。 年選手守備デビュー球団備考
日本人選手のメジャーデビュー一覧
1964年村上雅則投手9月1日SFパ・リーグ球団出身で野球留学からスカウトされる。史上初の日本人メジャーリーガー。
1995年野茂英雄5月2日LAD30シーズンぶり、日本人2人目のメジャーリーガー。事実上、日本人選手のメジャー挑戦のパイオニアに。
1996年マック鈴木7月7日SEA日本球界経験がない初の選手。ア・リーグ初の日本人メジャーリーガー。
1997年長谷川滋利4月5日ANA金銭トレードによるメジャー移籍は日本人史上初。
柏田貴史5月1日NYM野球留学からのメジャー入り。セ・リーグ球団出身初のメジャーリーガー。
伊良部秀輝7月10日NYYロッテからパドレスを経て事実上の三角トレードでヤンキース入団。
1998年吉井理人4月5日NYMFA権の行使によるメジャー移籍は日本人史上初。
1999年木田優夫DETFA権を行使。
大家友和7月19日BOS自由契約からメジャー昇格。
2000年佐々木主浩4月5日SEAFA権を行使。
2001年イチロー外野手4月2日SEAポスティングシステムでの移籍は日本人史上初。1312万5000ドルで落札。野手としても日本人史上初[注 3]。
新庄剛志4月3日NYMFA権を行使。野手でFA行使による移籍は初。
2002年野村貴仁投手4月3日MIL自由契約から。
小宮山悟4月4日NYMFA権を行使。
石井一久4月6日LADポスティング。1126万4055ドルで落札。
田口壮外野手6月10日STLFA権を行使。
2003年松井秀喜3月31日NYY
2004年松井稼頭央内野手4月6日NYMFA権を行使。内野手としては日本人史上初。
大塚晶則投手SDポスティング。30万ドルで落札。
高津臣吾4月9日CWSFA権を行使。
多田野数人4月27日CLE日本のドラフトで指名されず渡米。
2005年井口資仁内野手4月4日CWS自由契約から。
藪恵壹投手4月9日OAKFA権を行使。
中村紀洋内野手4月10日LADポスティング。金額非公表で落札。
2006年城島健司捕手4月3日SEAFA権を行使。捕手としては日本人史上初。
斎藤隆投手4月9日LAD自由契約から。
2007年岩村明憲内野手4月2日TBポスティング。450万ドルで落札。
岡島秀樹投手BOSFA権を行使。
松坂大輔4月5日ポスティング。5111万1111ドル11セントで落札。
井川慶4月7日NYYポスティング。