株式会社 日本ネットワークサービス
Nihon Network Service Co.,Ltd.種類株式会社
市場情報非上場
略称NNS
本社所在地 日本
〒400-8509
山梨県甲府市北口2-14-14
設立1970年(昭和45年)2月6日
業種情報・通信業
法人番号3090001001622
株式会社日本ネットワークサービス(にほんネットワークサービス、Nihon Network Service Co.,Ltd.)は、山梨県甲府市と周辺市町をカバーする山梨県内最大規模のケーブルテレビ局である。略称はNNS、または甲府CATV、YBS CATV[1]とも呼ばれる。山日YBSグループの企業である。 1970年に営利目的としては国内で最初に開局。地元民放テレビ局が2社しかない状況で、隣接する東京のテレビ局のアナログ区域外再放送を始め、甲府盆地という空中波が不利な条件を生かし、9割(NNSエリア外も含む山梨県全体としても6割以上)ともいわれる高い普及率を誇る。この関係で甲府市内ではNHKや民放と肩を並べるほど絶大な力を持つ。他にインターネット接続サービス(CCNet)、自主放送チャンネルを使用した通信販売業務(あるらショッピング)も行っている。 株主には、県内局である山梨放送をはじめ(以前は山日YBSグループに参加していたが、一時脱退。その後再び参加している)、山梨県内では見られない在京民放局の区域外再放送を目的に設立されたこともあり[2]、県内に系列局を持たないキー局のフジ・メディア・ホールディングス(認定放送持株会社移行前のフジテレビジョン)とテレビ朝日が名を連ねており、実質的に「NNSがフジテレビ(FNN・FNS)・テレビ朝日(ANN)の放送エリアを合法的・効率的に広げる役割を担っている」と言える。過去にはフジサンケイグループからの出向者も受け入れるなど人的関係もあった[2]。県外局では他にテレビ東京、tvkと、2012年12月1日より再放送が開始されたTOKYO MXが再放送されている。 在京キー局である日本テレビ(4ch)とTBS(6ch)については、それぞれ山梨県に系列民放のYBS山梨放送、UTYテレビ山梨があることから区域外再放送を行っていない。そのためアナログ時代からキー局に合わせ、YBS山梨放送のチャンネルを4ch(本来の5chとは異なる。VHF局としては異例。)、UTYテレビ山梨を6chで再放送している。(デジタル放送のリモコンキーIDは、ケーブルテレビと関係なくキー局に合わせた番号(4、6ch)が割り当てられている。)
概要
県外放送局の受信点は山梨県内の他のCATV事業者と共同で三つ峠に設置している。ちなみに、フジテレビ(東京スカイツリー・21ch)はNHK甲府総合(甲府坊ヶ峰親局)と、テレビ東京(東京・23ch)はNHK甲府教育(親局)と物理チャンネルが被っているが、受信設備に混信対策がなされており、問題なく視聴できる。
地上波はSHB帯(スーパーハイバンド)を使用した周波数変換パススルー方式であるため、STBか周波数変換パススルー方式に対応した地上デジタル放送対応テレビ(またはチューナー)であれば視聴可能。
インターネット回線サービスは光回線対応済みで管轄エリア内全体へ拡大中(同軸ケーブル→光回線切替を自主放送及びYBSテレビ等内のCMで周知もしている)である。光回線コースは2021年3月までは、技術規格上の最大速度として100Mbpsが最大速度コースだが、2021年4月頃より上位コース300Mbpsコースが追加され、2023年2月頃より、1Gbpsコースが追加された。 市町村名サービス除外区域除外区域管轄CATV備考
沿革
1970年(昭和45年)
2月6日 - 会社設立。
10月1日 - 開局。
1997年(平成9年)10月 - 第一種電気通信事業許可。
2005年(平成17年)
8月 - アナログホームターミナルの販売を終了。
10月 - STBによるCSデジタル放送(CATV専門チャンネル)を開始(BSデジタル放送は以前からSTBで行われていた。)。
2006年(平成18年)
4月1日 - 地上デジタル放送の再放送を開始(開始当初はNHKデジタル総合・デジタル教育のみ。)。
7月1日 - 地上デジタル放送でYBS山梨放送、UTYテレビ山梨の放送を開始。
2007年(平成19年)
10月1日 - 地上デジタル放送でtvkテレビ神奈川、テレビ朝日、自主放送(D111(アナログ・9ch))の放送を開始。
10月9日 - 地上デジタル放送でフジテレビの放送を開始。
2010年(平成22年)
6月30日 - アナログホームターミナルのサービスを終了。
7月1日 - 地上デジタル放送で放送大学テレビの放送を開始。
10月1日 - CATV専門チャンネルのハイビジョン放送を開始。
2011年(平成23年)4月1日 - 地上デジタル放送でテレビ東京の放送を開始。
2012年(平成24年)12月1日 - 地上デジタル放送でTOKYO MXの放送を開始。
2014年(平成26年)2月1日 - 笛吹きらめきテレビを統合。
2018年(平成30年)12月1日 - BSCS4K放送・8K放送開始に伴いSTBでも4K対応型チューナーの取扱開始。光回線コースならSTB不要で無料民放とNHK BS4Kと8Kは視聴可能(CS全部の有料CHは再放送(再送信)無し)。BS日テレは翌年9月1日から開始。CHラインアップは既存のBS放送と同じだが、CHポジション2にNHK BS8Kが、11にSHOPCH、12にQVCが入る。 また、一部コースではYoutube等ネットVODサービス対応STB(ケーブルプラスSTB)をレンタルできるようになった。
2022年(令和4年)5月9日 - 本社機能を甲府駅北口のAnnexIVに移転。5月6日までの甲府市富士見地区の本社はNNS技術センター(技術部・情報ネットワーク部)として存続する[1]。尚、現技術センター斜向いにあった東別館(加入ユーザーの対面窓口等もあった施設)は、本社機能が甲府駅北口に移転した後、閉鎖解体された。
放送エリア
甲府市旧上九一色村北部
(古関町、梯町)
韮崎市
甲斐市
笛吹市(旧)御坂町、(旧)一宮町、(旧)芦川村、(旧)八代町(一部)は
笛吹きらめきテレビ管轄であったが、
2014年2月に統合した為に当該地域も区域内入り
南アルプス市旧八田村区域以外峡西シーエーテーブイ
((旧)櫛形町、(旧)若草町)
白根ケーブルネットワーク