この項目では、富山県に主要工場をもつ、AGCの関連企業について説明しています。熊本県水俣市に設立され、日本窒素肥料、チッソ、JNCの前身となった企業については「日本カーバイド商会」をご覧ください。
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日本カーバイド工業株式会社
Nippon Carbide Industries Co., Inc.種類株式会社
市場情報東証1部 4064
日本カーバイド工業株式会社(にっぽんカーバイドこうぎょう)は、1935年に誕生した日本の化学会社。 カーバイドとは炭素と金属元素の化合物のこと。石灰岩から得られる生石灰とコークス(炭素)を高温で熱して生成する。良質な石灰岩を安定的に調達でき、また生成に必要なエネルギーを豊富な水資源による水力発電から得られる富山県魚津市で、1935年に創業。当時、カーバイドを原料とするアセチレン誘導工業は化学工業の最先端だった。 その後、化学工業の発展とともに事業内容を拡げ、現在ではコア技術であるセラミックス焼成技術、樹脂重合技術、フィルム・シート技術を軸に、機能化学品、機能樹脂、電子素材、フィルム、ステッカー、再帰反射シートなどの製造・販売を行っている。 東京都に本社、大阪市に支店、富山県魚津市と滑川市に工場、京都府に製造所、富山県滑川市に研究開発センターを置く。 現在、普及している人造イクラの製法は、医薬品用カプセルを開発中に偶然発見したものである。
目次
1 概要
2 沿革
3 事業所
4 関連会社
5 海外の事業所・関連会社
6 社史
7 脚注
7.1 注釈
7.2 出典
8 外部リンク
概要
沿革 1958年(昭和33年)当時の日本カーバイド工業株式会社魚津工場 1958年(昭和33年)当時の日本カーバイド株式会社魚津工場周辺の地図。工場内において専用線が環状になっているのが確認できる
1935年10月8日 - 設立(資本金83万7500円)。本店を富山県下新川郡道下村(現・魚津市)本新751番地に設置。
1936年1月 - 国産肥料株式会社(1912年に日本電気工業として創業)を合弁し、翌月に工場操業開始。
1940年
1月 - 本店を東京に移転。
6月 - 私立日本カーバイド青年学校を工員倶楽部を仮校舎として開校[1][注 1]。
1943年10月30日 - 魚津工場の合成ゴム製造部門が陸海軍の共同管理工場となる[1]。
1944年
1月15日 - 魚津工場が軍需省の管理工場となる[1]。