日本の発明・発見の一覧
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日本の発明・発見の一覧(にほんのはつめい・はっけんのいちらん)は、日本での発明や発見のリストである。日本人は多くの科学技術分野で貢献してきた。特に、日本は20世紀以降のデジタル革命において重要な役割を果たしており、日本人の発明家や起業家によって電子工学ロボット工学などの分野で多数、最新の革新的で普及した技術が導入されている。日本のポップカルチャーは、その電子技術によって強く形作られ、世界的にも大きな影響力を持っている。
物理学
長岡モデル(最初の土星型原子モデル)
1904年、長岡半太郎J. J. トムソンブドウパンモデルに代わるものとして、はじめて原子の惑星モデルを提案した。アーネスト・ラザフォードニールス・ボーアは後に1913年により有望なボーアの原子模型を開発した[1]
中間子
湯川秀樹は、1934年に原子核をつなぎ合わせる核力の担い手である「中間子」の存在とそのおおよその質量を予測した[2]
坂田モデル
坂田モデル(英語版)は、1956年に坂田昌一によって提案されたクォークモデルの前駆体である[3]
自発的対称性の破れ
1961年、南部陽一郎は「自発的対称性の破れ」という概念を提唱した[4]。これがきっかけとなり、ひも理論量子色力学ヒッグス機構のアイデアにつながったと言われる。
ニュートリノ振動
1962年に坂田昌一牧二郎中川昌美によって、フレーバー間で振動するニュートリノ振動の理論が提唱された[5]梶田隆章のグループは1998年に大気から降り注ぐニュートリノスーパーカミオカンデで観測することにより、この現象を実証した[6]
弦理論
1970年に南部陽一郎レオナルド・サスキンド 、ホルガー・ベック・ニールセン (Holger Bech Nielsen|en)[7] が独立に発表したハドロンに関する理論によって登場した。
CKM行列
1973年、ニコラ・カビボの研究をもとに、小林誠益川敏英は、3世代のクォークを導入したカビボ・小林・益川行列を発表した[8]。2008年、小林と益川は「自然界に少なくとも3つのクォーク族が存在することを予測する対称性の破れの起源を発見した」ことでノーベル物理学賞を二人で受賞した[9]
トップクォーク
トップクォークとボトムクォークは、物理学者の小林誠益川敏英によって、CP対称性の破れを説明するために1973年にはじめて理論化された[8]
ボトムクォーク
トップクォークとともにボトムクォークは、物理学者の小林誠益川敏英によって、1973年にCP対称性の破れを説明するために初めて理論化された[8]
ソフトレーザー脱離法
1987年、パルスレーザー光の照射により高質量有機化合物をイオン化するための試料作成法を田中耕一が報告した[10]。これは世界で初めて高質量分子のイオン化の成功である。1988年には高質量分子を世界で初めて質量分析した[11]
カミオカンデ
1987年、超新星爆発で生じたニュートリノ小柴昌俊らは偶発的に世界で初めて検出した[12]。この機器は浜松ホトニクスが新規に共同開発したものである[13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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