日本の小中一貫校(にほんのしょうちゅういっかんこう)は、小中一貫教育を施す日本の学校である。小学校と中学校の教育を統合した公立の小中一貫校が各地で徐々に開校してきている。 中高一貫校と異なり、設置者が同じ市町村であることが多いため新設或いは既存の小中学校を改編する形で設置しやすい。 義務教育学校とは、学校教育法の改正により2016年に新設された制度。小学校課程から中学校課程まで義務教育を一貫して一つの学校で行う。国公私立いずれも設置が可能。 同じ設置者(市町村)が小学校と中学校を併設し、接続して小中一貫教育を行うもの。特徴は他の小学校からもその中学校に進学できることである。中学校では内部進学生と外部進学生が切磋琢磨して学校生活を送る。 基本的に併設されている小学校の児童はそのまま中学校に進学するが、国立中学校や私立中学校、都道府県立中学校、中等教育学校を受験する道は閉ざされていない。 主に、地域の結びつきの強い中学校とその地域の小学校が連携して取り組む事例が多い。小学校の教師が中学校の授業を受け持ったり、中学校の教師が小学校の授業に参加し、小学校の教育内容の理解を深めたりする。また、小中学校が合同で行事を行ったりすることで児童生徒同士が交流を深めている。 ただし、国立中学校や私立中学校、都道府県立中学校などに進学する者や連携小学校以外からも児童が入学してくるため、他のタイプに比べて大幅なカリキュラムの変更ができないという欠点がある。
公立の小中一貫校
義務教育学校
併設型小中一貫校
連携型小中一貫校
日本の小中一貫校の一覧
国立学校
北海道
北海道教育大学附属旭川小学校・中学校
北海道教育大学附属釧路義務教育学校
北海道教育大学附属札幌小学校・中学校
北海道教育大学附属函館小学校・中学校
福井県
福井大学教育学部附属義務教育学校(義務教育学校)
山梨県
山梨大学教育学部附属小学校・中学校
岐阜県
岐阜大学教育学部附属小中学校(義務教育学校)
京都府
京都教育大学附属京都小中学校(義務教育学校)
京都教育大学附属桃山小学校・京都教育大学附属桃山中学校※小中連携
岡山県
岡山大学教育学部附属小学校・中学校
広島県
広島大学附属東雲小学校・中学校
広島大学附属三原幼稚園・小学校・中学校
島根県
島根大学教育学部附属義務教育学校(義務教育学校)
公立学校
北海道
石狩市立厚田学園(義務教育学校)[1]
伊達市立大滝徳舜瞥学校(義務教育学校)[1]
七飯町立大沼岳陽学校(義務教育学校)[1]
七飯町立大沼岳陽学校鈴蘭谷分校(義務教育学校)[1]
占冠村立トマム学校(義務教育学校)[1]
斜里町立知床ウトロ学校(義務教育学校)[1]
湧別町立芭露学園
北見市立おんねゆ学園(義務教育学校)[1]
白糠町立庶路学園(義務教育学校)[1]
白糠町立白糠学園
根室市立歯舞学園(義務教育学校)[1]
中標津町立計根別学園(義務教育学校)[1]
沼田町立沼田中学校
歌志内市立歌志内学園(義務教育学校)[2]
由仁町立由仁中学校