「日本のメディア芸術100選」(にほんのメディアげいじゅつ100せん)は、文化庁メディア芸術祭10周年を記念し、アンケートをもとに日本を代表するアートからエンターテインメントまで横断する、日本のメディア芸術(メディアアート)を体系化する試みである。
選出されたメディア芸術は2007年1月21日から2月4日までの間、国立新美術館にて開催の「文化庁メディア芸術祭10周年企画展 日本の表現力」で紹介された。 2006年7月13日 - 8月31日の50日間に実施され、以下の2つの方法によりアンケートデータの収集を行なった。 「アート部門」「エンターテインメント部門」「アニメーション部門」「マンガ部門」の4部門それぞれについて作品リスト(回答選択肢)を提示し、最大10作品を選択。リスト以外にメディア芸術100選にふさわしいと思われる作品があった場合は、自由回答欄において作品名・作者名を記述。 分野毎に50音順。
実施方法
一般
ウェブサイト「文化庁メディア芸術プラザ」内に「文化庁メディア芸術祭10周年アンケート 日本のメディア芸術100選」コーナーを設置し、アート部門、エンターテインメント部門、アニメーション部門、マンガ部門の4部門それぞれに回答〈Webアンケート・エントリー方式〉。
専門家
メディア芸術に関わる専門家(文化庁メディア芸術祭歴代受賞者・同歴代審査員を含むアーティスト・編集者・評論家など)約400名にアンケート票を郵送し、回答後、同じく郵送(またはFAX)にて回収。
実施内容
100選
アート部門
アトムスーツプロジェクト(ヤノベケンジ)
アルプス一号(立花ハジメ)
映像装置としてのピアノ(岩井俊雄)
NHKスペシャル『驚異の小宇宙人体2脳と心』(原田大三郎)
MPI×IPM(坂本龍一 / 岩井俊雄)
オープンスカイ(八谷和彦)
かぼちゃ(草間彌生)
坂本龍一 OPERA"LifeCG"(原田大三郎)
時間層II(岩井俊雄)
視聴覚交換マシン(八谷和彦)
Six String Sonics,The(久野ギル)
首都圏清掃整備促進運動(ハイレッド・センター)
肖像・ゴッホ(森村泰昌)
女神降臨シリーズ(森村泰昌)
太陽の塔(岡本太郎)
突き出す、流れる(児玉幸子 / 竹野美奈子)
TV WAR(ラジカルTV / 坂本龍一 / 浅田彰)
電気服(田中敦子)
天井の絵/YES(イエス)・ペインティング(オノ・ヨーコ)
ドグラマグラ(松本俊夫)
Bitman(クワクボリョウタ)
ビデオ・レター(寺山修司 / 谷川俊太郎)
ヒロポン(村上隆)
明和電機ライブパフォーマンス(明和電機)
湧然する女者達々(棟方志功)
エンターテインメント部門
ウゴウゴルーガ(田中秀幸 / 岩井俊雄など)
オセロゲーム(ツクダ社)
機動戦士ガンダムプラモデルシリーズ(バンダイ社)
ゲームボーイ(任天堂社)
ゴジラ(本多猪四郎)
ゴノレゴシリーズ(ポエ山)
人生ゲーム(タカラ社)
スーパーマリオブラザーズ(任天堂社)
スペースインベーダー(タイトー社 / 西角友宏)
ソーシャル・ネットワーキング・サービス『mixi』(イー・マーキュリー社)
ドラゴンクエスト(エニックス社)
ドラゴンクエストV 天空の花嫁(エニックス社)
24時間戦えますか(三共社)
ニンテンドーDS(任天堂社)
ピタゴラスイッチ(佐藤雅彦 / 内野真澄)
ファイナルファンタジーVII(スクウェア社)
ファミリーコンピュータ(任天堂社)
ぷよぷよ(サンソフト社[1])
プレイステーション(ソニー・コンピュータエンタテインメント社)
プレイステーション2(ソニー・コンピュータエンタテインメント社)
ポケットモンスター(任天堂社)
ミニ四駆(田宮模型社)
メタルギアソリッド(コナミ社 / 小島秀夫)
やわらか戦車(ラレコ)
アニメ部門
AKIRA(大友克洋)
カードキャプターさくら(浅香守生)
風の谷のナウシカ(宮崎駿)
かみちゅ!(舛成孝二)
機動警察パトレイバー 2 the Movie(押井守)
機動戦士ガンダム(富野喜幸(現・富野由悠季))
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(富野由悠季)
機動戦士Ζガンダム(富野由悠季)
銀河英雄伝説(石黒昇)
紅の豚(宮崎駿)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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