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日本における衛星放送(にほんにおけるえいせいほうそう)では、日本の衛星放送について解説する。放送法に基づく放送のうち、基幹放送(同法に規定する衛星基幹放送)および一般放送(放送法施行規則に規定する衛星一般放送)がある。
衛星放送の目的は、試験放送開始前(ゆり2号aの打ち上げ時)、離島・山間部といった、人口希薄な地域における難視聴地域の解消(いわゆるサイマル放送)を掲げていたが、その後方針を転換し、地上波放送ではできないような専門性の高い番組を提供するなど、チャンネルを増やす目的の放送となった。
日本放送協会(NHK)のNHK-BSは、別途NHK受信料による衛星契約(申告制)が必要で、地上契約(旧:カラー契約)にBS受信料を加えることとなる。2019年度末現在、NHK衛星契約者数は約2,223万件である[1]。 従来は、使用する人工衛星により放送衛星(BS)を使用するBS放送と、通信衛星(CS)を使用するCS放送に制度上も分かれていた(人工衛星による区分参照)が、2002年に放送開始された東経110度CSデジタル放送は、アンテナ・受信機(チューナー)ともBSデジタル放送と共用可能なものがほとんどであることから、2009年2月に、放送法施行規則が改正[2]され、BSデジタル放送と東経110度CSデジタル放送を特別衛星放送として統合、普及政策が一本化された。また、それ以外の衛星放送は一般衛星放送と位置づけられた。 2011年6月には、放送法令改正により[3]、特別衛星放送は衛星基幹放送へ、一般衛星放送は衛星一般放送へと移行した。
種類
制度上の区分
衛星基幹放送
アナログテレビジョン放送
BSアナログ放送(1989年6月 - 2011年7月。地上アナログ放送と共に終了)[4]
デジタルテレビジョン放送
東経110度BSデジタル放送 - 放送衛星システム(2000年12月 - )
東経110度CSデジタル放送 - スカパー!(旧:スカパー!e2、2002年3月 - )
衛星一般放送
CSアナログ放送(東経154度・162度CSアナログ放送、旧:CSバーン系 1992年6月 - 1998年3月、旧:スカイポート系 1992年4月 - 1998年9月《いずれも現:スカパー!プレミアムサービスへ移行》)
スカパー!プレミアムサービス(東経124度・128度CSデジタル放送、旧:スカパー!HD・スカパー!SD、1996年6月 - )
ミュージックバード(東経154度CS-PCM放送、1992年8月 - 2011年7月)
SPACE DiVA(東経154度CSデジタル放送、2005年4月 - 2024年2月)
SOUND PLANET、music AirBee!(東経144度CSデジタル放送、2001年5月 - )
AccessTV(東経144度CSデジタル放送、2005年2月 - 2012年?)
HOP TV(東経144度CSデジタル放送、2007年12月 - 2013年)
事業者による区分NHK放送センター西口側にあるBSアナログ衛星放送用アップリンク設備
認定基幹放送事業者
総務大臣の認定を要する。
日本放送協会(NHK)および放送大学学園がこれに含まれる。
民間事業者(NHKおよび放送大学学園以外の事業者)数の推移は、基幹放送事業者#民間事業者数の推移を参照。
衛星一般放送事業者