日曜競馬ニッポン
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大橋巨泉の日曜競馬ニッポン

大橋巨泉の責任プロデュース
日曜競馬ニッポン

日曜競馬ニッポン
ジャンル
スポーツ番組
放送方式生放送
放送期間1976年昭和51年)4月4日 - 2021年令和3年)3月21日
放送時間日曜 14:30 - 16:00
放送局ニッポン放送
パーソナリティ清水久嗣
堀江ゆかり
出演出演者欄を参照
提供日本中央競馬会[1]
産経新聞東京本社
公式サイト公式サイト
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日曜競馬ニッポン(にちようけいばニッポン)は、ニッポン放送1976年4月から2021年3月21日まで放送されていた競馬中継である。

なお本稿では、独立番組として放送された期間の前後を含めた、ニッポン放送の競馬中継全体について記す。
概要

1974年、裏番組のラジオ関東競馬実況中継』が土・日曜共に東日本主場全レース放送となる。当時ニッポン放送・文化放送は中央競馬の放送が不定期だったが、1976年度から毎週放送する様になった。両局間で調整した結果、単発のスポーツ中継枠『サンデービッグスポーツ』を持っていたニッポン放送が引き受け当番組を開始、文化放送は『決定!全日本歌謡選抜』を開始し番組内でメインレースを中継した。詳細は「ラジオ日本 土曜・日曜競馬実況中継#年譜」および「決定!全日本歌謡選抜#概要」を参照

放送開始当初は日曜日が『大橋巨泉の日曜競馬ニッポン』、土曜日も『土曜競馬ニッポン』というタイトルで昼12時から放送され、メインパーソナリティーに大橋巨泉を起用。しかし番組開始翌年の1977年10月、『NISSANラジオプラザタコ社長のマンモス歌謡ワイド』がスタートしたため土曜日の放送を取りやめた。「大橋巨泉#競馬評論家」も参照

それ以後は日曜午後のレースを完全放送する体制に特化し、1980年代に入ると『大橋巨泉の責任プロデュース 日曜競馬ニッポン』とサブタイトルを改めたが、巨泉の日本での活動縮小の為1989年4月以降、放送時間が短縮され、パーソナリティーの冠が付かず、「日曜競馬ニッポン」と改めた。

データ協力はスポンサーでもある産業経済新聞社発行のサンケイスポーツおよび中央競馬専門媒体競馬エイト週刊Gallopが行っており、解説者も夕刊フジを加えたフジサンケイグループの評論家・トラックマンのみで構成されている。ただし、臼井治が日刊競馬のトラックマンだった時代には、フジサンケイグループとは無関係の日刊競馬新聞社も当番組に出稿。また、競馬ブックOBの宮城昌康も出演していた。「日刊競馬#中央版」も参照
競馬中継の中断や時間変更について

原則として終日完全放送を行うラジオNIKKEIやラジオ日本と異なり、自主的に企画・制作しており[2]、放送されない日やプロ野球のデーゲームの中継(『ショウアップナイタースペシャル』)・その他特別番組を中断して実況を行う日がある(後述)。

番組を中断して実況を行う場合、基本的に東日本地区主場のメインレース、あるいはGI競走が放送される。『日曜のへそ』がプロ野球の予備番組として放送される場合も同様の措置となる。

14:55頃にニッポン放送ニュースを、14:57頃と15:53頃にニッポン放送交通情報(九段センター)を挟む。

4?9月期の15:15頃にプロ野球中継『ショウアップナイター』の告知コーナー『ショウアップナイターTODAY』を差し込む。

夏季開催・特別番組時などは15時から放送を開始する場合がある。なお1990年代には福島・新潟主場開催時に競馬中継を休止して音楽特番『フルタイムコレクション』を編成したこともあった。その場合や稀に報道特別番組が差し込まれるなどレースを生中継できない時は、「日曜競馬インフォメーション」と題して実況録音が流されることがあった。

ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」が放送される12月24日が日曜日の場合、15時台にGI有馬記念のレース実況を挟む。詳細は「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン#公営競技中継との兼ね合い」を参照

毎年1月の初レースとなる中山金杯および京都金杯、12月の年内最後のレースとなるホープフルステークスが開催される日は、日曜日以外であっても、ニッポン放送スポーツスペシャルとして放送される。

プレゼント

番組中に発表されるキーワードをはがき、またはメールで送れば、抽選によりその日の重賞競走(原則として関東のもの。但しGIが行われる場合は地区に関係なくそれを優先)の「夢馬券」と称し、解説者が推奨する馬券を抽選で贈呈する。

シリーズの終焉とその後

2021年3月14日放送の番組内で、翌3月21日をもって当番組の終了を発表[3][4][5][6]。立ち上げから45年間に及んだ独立番組としての歴史の幕を閉じた。その後、同月17日の定例記者会見でニッポン放送社長檜原麻希は同年4月4日から、中央競馬中継を独立した番組としては編成せず、前放送枠である『土田晃之 日曜のへそ』の放送時間を拡大し、第二部としてレース実況中継のみ内包する形式に変更される事を発表した[7][8]

2021年4月4日からは前述の通り『土田晃之 日曜のへそ』の第二部放送時間内(14:30 - 16:00)に発走する東日本主場の準メイン・メインレース、西日本主場のメインレース[9]の実況とメインレースのパドック解説を内包する。

関西地区のメインレースがGI競走の場合、縮小当初は2020年までと異なり自社制作を行わない事もあった。その時は増井のみ現地から電話出演となり、アナウンサーによる進行は関東地区の競馬場から行った。但し2021年6月27日の宝塚記念以降、自社制作を再開した。

規模縮小後もホープフルステークス・東西金杯開催日は前年までと同様に、15:00から16:00までスポーツスペシャルとして中継している。

2022年11月以後、『ショウアップナイター』『ショウアップスポーツ』とブランドを統合した『競馬ショウアップ』の通称も使用されていた(2023年2月頃まで)。
メインレースのネット受け

関西主場(主に京都競馬場阪神競馬場)のメインレースについてはMBSラジオ(旧・毎日放送、『日曜競馬』→『みんなの競馬』→『GOGO競馬サンデー!』)からのネットワーク受けを行う。ただし関西主場でGIレースが行われる日は、ニッポン放送のスタッフが出張して自社制作を行なうことがある。この場合はMBSラジオが技術協力する[10]。関東主場のメインレース実況はMBSおよび『GOGO競馬』のネット局に送られるが、関東でのGI開催日はMBSがスタッフを派遣して自社制作するため、ニッポン放送がMBSに対して技術協力を行う[11]

なおニッポン放送スポーツスペシャルとなる東西金杯とホープフルステークスの開催日は、MBSは2020年までニッポン放送からネットしていたが、2021年からはニッポン放送とラジオ日本に同一の実況をネットする[12]。詳細は「ラジオ日本 土曜・日曜競馬実況中継#関西主場」を参照

夏季北海道開催期間中はSTVラジオからネット受けを行う。2020年まではプロ野球のデーゲーム中継がある週を除き、函館札幌開催の日曜メインレースを放送してきたが[13]、2021年はクイーンステークスエルムステークス札幌記念のみに縮小。2022年は函館記念からネット受けを始め、以降も重賞競走を放送した[14]。詳細は「ラジオ日本 土曜・日曜競馬実況中継#第三場」および「中央競馬実況中継 (STVラジオ)#概要」を参照

中京競馬が第三場開催の場合、2010年3月まではすべての日曜重賞競走を放送したが、それ以降はGII以上の重賞のみ放送となる。GIの高松宮記念チャンピオンズカップは自社制作を行うが、どうしても出来ない場合に限りMBSからネット受けをする。GIIの金鯱賞は2009年までは東海ラジオからネット受け、2019年は自社制作[15] を行ったが、2020・2021年はCBCラジオ(『CBCラジオ制作GOGO競馬サンデー』)からネット受けした。詳細は「GOGO競馬サンデー! (CBCラジオ)#概要」を参照

2018年まで小倉競馬場が第三場開催で重賞競走を行う場合でも、九州朝日放送KBCラジオ、『ダイナミックジョッキー』)制作の実況はMBSとラジオ日本にネットされ、当番組では小倉大賞典の放送がなかった。2019年は『GOGO競馬』の福岡県でのネット局がRKBに変更となったが、自社制作はせず小倉開催分についてもMBSが制作し、それをニッポン放送で受けて放送した[16]。2020・2021年は聴取率調査期間と重なって『日曜のへそ』の放送枠を拡大したため、同日に東京競馬場で行われたGIフェブラリーステークスの実況のみ放送し、毎日放送制作の小倉大賞典の実況はラジオ日本にネットされた。詳細は「GOGO競馬サンデー!#ネット局」および「ラジオ日本 土曜・日曜競馬実況中継#第三場放送でのできごと」を参照
裏送り

ニッポン放送での放送時間から外れる関東主場のWIN5対象レース、および日曜最終レースはMBSラジオに裏送りされている(ニッポン放送での放送が休止になる日曜日も同様)。MBSのスタッフが関東の競馬場に出張する日は裏送りをしない。

2012年3月25日までは、STVラジオ(最終レースのみ。ただし函館・札幌開催時を除く)でも行っていた。
その他のネット

MBS・STV以外では、IBC岩手放送(『のりこの週刊おばさん白書』『岩手競馬X』内包)に、GIレースの実況のみネットされる。
放送時間

12:00 - 16:40(ナイターイン時)、12:00 - 17:00(ナイターオフ時) - 1976年4月 - 1990年9月

13:00 - 17:00 - 1990年10月 - 1991年3月

13:00 - 16:40 - 1991年4月 - 1991年9月

13:00 - 16:30 - 1991年10月 - 1994年3月

13:00 - 16:00 - 1994年4月 - 2000年3月

15:00 - 16:00 - 2000年4月 - 2005年3月※重賞レースの開催日は14:30開始の場合あり

14:30 - 16:00 - 2005年4月 - 2021年3月21日

出演者
番組終了時点
司会

清水久嗣 - TOKYO FM→ニッポン放送契約アナ(フリーとしては東京フイルム・メート所属)。2007年7月26日実況着任、2009年4月5日司会就任。2013年4月より土曜日のサンスポ競馬面にコラム<関西版にも掲載>を執筆。本番組終了後の『日曜のへそ』内実況中継では担当に入らない週もある。

堀江ゆかり - 1991年10月就任。

解説者
メイン

藤牧満男 (競馬エイト関東OB)GIレース時には発走前ゲートリポートを行う場合もある。

パドック

星政彦(競馬エイト関東時計班)- ただし春と秋の新潟開催時には
新潟総合テレビNSTみんなのKEIBA』への出演が優先され当番組には出演せず、エイト関東所属の他のトラックマンが週替わりで登場する。

レース予想

スガダイ(ウマニティ公認プロ予想家) - 原則電話によるオンライン出演にて、司会者や解説者との会話を交えながら、その日のレースの予想を発表する。出演の際、冒頭に「ウマニティのカリスマ予想家 スガダイさん」と紹介される。

関西担当

増井辰之輔(競馬エイト関西想定班)2019年秋からレギュラー。関西GIレース時のメイン解説を担当。
ラジオ大阪OBCドラマティック競馬』と兼務。

実況アナウンサー定年退職済みの胡口以外は全員ニッポン放送アナウンサー

洗川雄司 - 2001年入社。

大泉健斗 - 2017年入社。初実況は2018年12月16日(MBS向けの裏送り)、当番組での実況は2019年1月から。GIの初実況は2020年12月13日の阪神ジュベナイルフィリーズ


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