日常_(漫画)
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日常

ロゴ
ジャンル学園漫画
ポストモダンギャグ[1]シュールコメディ
漫画
作者あらゐけいいち
出版社KADOKAWA(旧角川書店

その他の出版社
台湾角川

Vertical Comics

掲載誌月刊少年エース
4コマnanoエース
コンプティーク
発表号月刊少年エース
2006年12月号 - 2015年12月号
2021年12月号[2][3] -
4コマnanoエース
Vol.1 - 2013年10月号増刊
コンプティーク
2007年3月号 - 2008年7月号〈一時休載〉
巻数既刊11巻(2022年12月26日現在)
OVA:日常の0話
原作あらゐけいいち
監督石原立也
石立太一(副監督)
シリーズ構成花田十輝
キャラクターデザイン西屋太志
アニメーション制作京都アニメーション
製作東雲研究所
発売日2011年3月12日
アニメ:日常
原作あらゐけいいち
監督石原立也
石立太一(副監督)
シリーズ構成花田十輝
キャラクターデザイン西屋太志
音楽野見祐二
アニメーション制作京都アニメーション
製作東雲研究所
放送局テレビ愛知ほか
放送期間2011年4月 - 2011年9月
話数全26回
ゲーム:日常(宇宙人)
ゲームジャンル日常型ADV
対応機種PlayStation Portable
発売元角川書店
発売日2011年7月28日
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『日常』(にちじょう、nichijou)は、あらゐけいいちによる日本漫画作品。KADOKAWA(旧角川書店)の『月刊少年エース』誌上で、2006年平成18年)の5月から10月にかけて読み切りを掲載したのち、同年11月から連載に移行。2015年(平成27年)12月号を最後に連載を一旦終了するも、2021年令和3年)12月号から再開している[2][3][4][5][6]

2011年(平成23年)にはテレビアニメ化も行われた。
概要

時定高校を中心とした不条理な「日常」を題材にしたシュールな作風の漫画で、登場人物の多くが非常に個性的、かつ変わった言動を繰り返し、奇想天外な出来事の続発に翻弄されるのが基調。ストーリー(ショートギャグ)漫画版・4コマ漫画版の双方が存在する。登場人物の姓に群馬県内の実在の地名が多数用いられ、群馬県ローカルな名物の一つ「上毛かるた」が作中に登場するなど、群馬出身の作者らしいご当地ネタも多い。

2015年(平成27年)3月には、日本のポップカルチャーの代表を国民投票で決定する読売新聞社主催の『SUGOI JAPAN』の初代グランプリが12日、都内で行われた授賞式で発表され、『日常』がマンガ部門の第6位に選出された[7][8]

2022年(令和4年)の8月5日から31日まで、KADOKAWAのウェブ漫画雑誌(ウェブコミックサイト)『ヤングエースUP』で、全10巻分192話が無料公開された[9]

2023年5月、『コンプティーク』6月号に15年振りに出張版が掲載され、同号では本作の特集が組まれた[10]
登場人物

「声」はOVA・テレビアニメ版での担当声優。前述の様に、群馬県の地名等が苗字に使われているキャラクターが多い。それだけでなく、全国の地名・駅名なども使われている。
時定高校

本作品の主な舞台となる県立高校。読みは「ときさだめ」高校で、時定市に所在する。教育方針としては生徒の自主性を重んじている。偏差値は54(単行本2巻カバー裏)。年に一度風船を飛ばす行事がある。モデルは作者のあらゐけいいちが卒業した群馬県立伊勢崎商業高等学校である[11]
1年Q組
相生 祐子(あいおい ゆうこ)
声 -
本多真梨子人気投票:3位元気で明るい性格の16歳[注 1]。通称「ゆっこ」。作中では苗字かこの通称で呼ばれることが多く、祐子と呼ばれている場面はない。血液型はA型・RH(-)、星座は山羊座[12]。茶色のショートヘアで中背。一人称は「私」。誕生日は12月26日。感情豊かでお調子者な性格のムードメーカー。基本的にツッコミ気質であるが、その行動は大抵空転し突っ込まれるボケ役に陥ることも少なくない。一人でいるときも様々な悩みから心の中で葛藤を繰り広げている。意識的、無意識に関わらず突拍子もないおかしな行動を取ることがあるが、他人に見られて恥ずかしいという気持ちはあるようである。普段は朗らかで相手に何を言われても明るく受け流すが、直接「バカ」と言われると切れるスイッチが入り毒舌を振るう。なのがロボットだと気づいている様子だが、「一人の人間」として受け入れるなど、実はとても器の大きい性格の持ち主である。運動神経は良いが勉強嫌いで成績は悪く、宿題をよく忘れるため高崎先生も手を焼いている。作中では廊下に立たされていることも多い。おやじギャグが好き。クラスメイトのみおや麻衣と仲がよく、学校外でも一緒に出かけたりと行動を共にする機会が多い。チッさんという名の猫(声 - 今野宏美[13])を飼っており、小屋には「無我」と書かれている[注 2]。単行本10巻にて新種の鳥を2羽、生物を1匹を発見。未来では海外にいるらしく、頭にターバンを巻いた軍服のような姿で登場する[14]
長野原 みお(ながのはら みお)
声 - 相沢舞人気投票:5位ゆっこの親友。一人称は「私」。瞳は青色で、水色の髪の毛を左右両側で小さな木製キューブの髪留め(300円/23話参照)で縛っている(キューブ付きのゴムではなくキューブの中央付近から髪が出ている)。この髪留めは高校の合格祝いに姉であるよしのから贈られたもの。また、ゆっこが居眠りのときに見る夢では古代兵器を復活させるアイテム「ウッドキューブ」となっており、みおの髪留めから先の「しっぽ」と並んで、作中でのギャグや漫画のネタ、プレゼント企画にまで利用されている(後述)。ときどき色の濃い靴下を着用する。誕生日は3月10日。ゆっことは逆に勉強は出来るがスポーツは苦手。ゆっこはみおに高跳びを教える際にかなり手を焼いていた。しかし運動神経は人並み以上にあり、本人曰く「ルールが絡むとダメ」。普段は基本的に友人思いな性格の常識人であり、心の広さや包容力も持ちあわせているが、食べ物や自分の描いた漫画関係においては容赦しなかったり、調子に乗りすぎたゆっこに本気でキレて暴言を吐いて大喧嘩したりと、しっかりと裏表のある人間らしい性格をしている。暴走するゆっこや麻衣に対するツッコミ担当であるものの、みお自身が暴走することも多い。ゆっこと一緒になって不幸や珍事に巻き込まれたり、奇妙な遊び等に興じたりすることもある。また、作中ではシュールな変顔描写や怒り等で叫ぶシーンが最も多いキャラでもある。ボーイズラブ系の漫画を好む、いわゆる腐女子。自分でも漫画を書いており、「長野原大介」というペンネームで雑誌に投稿もしているなど、割と本格的に漫画家になることを夢見ている。漫画を書いている事に関して初期はその内容から他人にバレないようにしており、誰かに見られた際には撃沈を繰り返していたが、後にゆっこたち友人に打ち明けることとなる。笹原に惚れており、その思いの大きさは彼の奇行・言動を作中において割と常識人であるはずのみおに感じさせないほど。乙女チックな妄想に花を咲かせることもある。笹原がみさとと腕を組み歩いている姿を見たときは激しく動揺、放心、心身喪失状態に陥り暴走した。数量限定のケーキを購入する、非常に長い商品名のコーヒーをスラスラ注文することができる、カレーにはマヨネーズをかける派と公言している[15]等、飲食にこだわりがあるような面も見受けられる。お化け屋敷は苦手。時定第九小学校出身。中学時代は「ながのん」というあだ名で呼ばれており、髪型は普通のおさげ髪だった。ゆっこや麻衣とは高校入学後からの付き合い。未来では漫画家ではなくイラストレーターになり、アシスタントが付く程に成長している[16]。きっかけは漫画家新人賞の応募先である『甘楽出版社』コミック部ではない部署(おそらく連載小説を扱う部署)に届けられたこと。『CITY』では超メジャー作家になっている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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