『日出処』
椎名林檎 の スタジオ・アルバム
リリース2014年11月5日
CD、デジタル・ダウンロード、ハイレゾ[1]
録音2009年 - 2014年
ジャンルオルタナティブ・ロック
時間50分05秒
レーベルユニバーサルミュージック/Virgin Music
プロデュース井上雨迩(recording & mixing engineer)
いまみちともたか
チャート最高順位
週間3位[2](オリコン)
2014年11月度月間7位[3](オリコン)
年間65位(オリコン)
ゴールドディスク
ゴールド[4](日本レコード協会)
椎名林檎 アルバム 年表
逆輸入
?港湾局?
(2014年)日出処
(2014年)逆輸入
?航空局?
(2017年)
『日出処』収録のシングル
「ありあまる富」
リリース: 2009年5月27日
「カーネーション」
リリース: 2011年11月2日
「自由へ道連れ」
リリース: 2012年5月16日(配信限定)
「いろはにほへと/孤独のあかつき」
リリース: 2013年5月27日
「NIPPON」
リリース: 2014年6月11日
ミュージックビデオ
ありきたりな女 (Short Ver.)
映像外部リンク
『日出処』ダイジェスト映像
『日出処』コメンタリー映像
「走れゎナンバー」コメンタリー映像
「ありきたりな女」楽曲視聴用映像
「ありきたりな女」コメンタリー映像
『日出処』(ひいづるところ 英題:Sunny [5])は、2014年11月5日にユニバーサルミュージックより発売された日本のシンガーソングライター・椎名林檎の5作目のスタジオ・アルバム。 本作は、椎名林檎名義としては2009年発表の『三文ゴシップ』以来約5年半振ぶり、また椎名が在籍していたバンド・東京事変が解散してからは初となるオリジナル・アルバム[6][7][8]。アルバムとしてはセルフカバー・アルバム『逆輸入 ?港湾局?』より約5か月ぶりの発表となる。 本作には2009年から2014年までに発表され、アルバム未収録だったシングル表題曲6曲と、アルバムのために書き下ろした新曲7曲の全13曲を収録[7][8][9]。 初回限定盤A(CD+Blu-ray Disc)、初回限定盤B(CD+DVD)、通常盤(CDのみ)の3形態でリリースされ、ハードブック仕様の初回限定盤AとBには、それぞれに同内容の特典映像(収録曲のミュージック・ビデオ全6本)が収録されたBlu-rayまたはDVDが付属する。また、本作より初となるハイレゾ音源の配信も開始された[注 1]。 タイトルは、椎名が近年抱いてきた『もう王道のことしかしたくない』という思いによって付けられた[6]。ちょうど「ありあまる富」の頃から自分の歌詞に“陽の光”を指す語彙が増えていることに気づき[注 2][11]、次のアルバムでは『“目抜き通り”[注 3]を描きたい』『日の当たる場所で起きている出来事とその裏で起きている事、生きていれば明るみになり誰もが避けては通れない局面を色濃く描き出したい』と思い立った[6]。そしていざ制作が始まると、「日出処」というタイトルがはっきりと浮かんだ、と椎名は語っている[11]。 また、このタイトルは「日本」を指す語としてではなく、「陽の光」のイメージをもたせるために使用している[12]。シングル「NIPPON」に対する指摘を受けた上で本タイトルを付けることについては、「また同様の指摘をされることも考えたが、(曲の)中身を聴いた人には通じる語句であり、それに見合う作品だという自信があるので遠慮をしたくなかった」と語っている[13]。 本作の制作は、椎名のアリーナツアー「林檎博'14 ー年女の逆襲ー」(2014年11月?12月)の開催が発表されてから始まった[11][注 4]。「カーネーション」の本質的にあるものを際立たせることが、制作において重要だった、と椎名はコメントしている[14]。 本作に書き下ろされた楽曲の制作では、作詞の行程を難点に挙げている[15]。仮詞の時点の演奏陣の仕上がりが椎名の手に負えないほどで、初めに想定していた世界観では不足分があり相応しくなくなり厳しかった、と椎名は語っている[15]。 アルバム全編を通して聴いたときのことを考えられ、転調を含めたキー設定の徹底や、詞を含めたテンポ感に気を付けられている[15]。椎名は、「前の曲のアウトロが終わり、次に始まる曲の気持ちいいキーを考えていたことにより、曲が生まれるのは自然なことだった。」としている[16]。 演奏や編曲には長年椎名の作品に携わる斎藤ネコ、椎名が自分の持つトロンボーンに対する認識を覆してくれて以来絶対的な基準としているという村田陽一の他、SOIL&"PIMP"SESSIONSや「カーネーション」における東京事変のメンバー、バックバンドの893(はちきゅうさん)[注 5]と37564(みなごろし)[注 6]のメンバーなど、近年の椎名にとって重要なプレイヤーがこぞって参加している[6]。 「ありきたりな女」が、2014年10月1日から先行配信された[9]。また同楽曲の、視聴用動画と、椎名によるコメンタリー映像がそれぞれ同月7日にYouTubeで公開された[14][17]。また、同月21日に椎名によるコメンタリー映像がYouTubeで公開されていた[18]「走れゎナンバー」が同月22日から先行配信された[9]。 本作のダイジェスト映像(監督:児玉裕一)とコメンタリー映像が[9]、それぞれ同年11月4日にYouTubeで公開された[12][19]。
概要
タイトル
制作の背景
プロモーション
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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