日光駅
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この項目では、JR東日本の駅について説明しています。

東武鉄道の駅については「東武日光駅」をご覧ください。

韓国にある駅については「日光駅 (釜山広域市)」をご覧ください。

日光駅
駅舎(2022年3月)
にっこう
Nikk?

今市 (6.6 km)
左は東武日光駅
所在地栃木県日光市相生町115.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度44分50秒 東経139度37分20秒 / 北緯36.74722度 東経139.62222度 / 36.74722; 139.62222座標: 北緯36度44分50秒 東経139度37分20秒 / 北緯36.74722度 東経139.62222度 / 36.74722; 139.62222
所属事業者東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線■日光線
キロ程40.5 km(宇都宮起点)
電報略号ニコ
駅構造地上駅
ホーム2面2線
乗車人員
-統計年度-798人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日1890年明治23年)8月1日[1]
備考直営駅管理駅
みどりの窓口
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日光駅(にっこうえき)は、栃木県日光市相生町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)日光線。同線の終点である。
歴史

現在の東北本線等を建設した私鉄であった日本鉄道が、その支線の終着駅として1890年明治23年)8月1日に開設した。開業式は当駅において、小松宮彰仁親王の臨席を仰いで挙行された。当時から日光東照宮中禅寺湖等景観の美しい日光は日本有数の観光地で、皇族や外国人観光客なども多く訪れる駅であった。

1906年(明治39年)11月1日に日本鉄道が国有化されて国有鉄道の駅となり、1909年(明治42年)10月12日に線路名称が制定されて当駅の所属する路線は日光線と名付けられた[2]。初代の駅は質素な平屋建てであった[3]

1912年大正元年)8月25日に、現在の2代目駅舎が落成した(起工は同年4月9日[4]ネオ・ルネサンス様式ハーフティンバー様式木造洋風建築2階建てで、長らく設計者は不明であったが、2012年に地元の郷土史家の研究で、当時の鉄道院技手明石虎雄が設計したものにほぼ間違いないと判明した[3]

1929年(昭和4年)には東武鉄道東武日光駅まで開通して国鉄と東武の競争が始まった。

1959年(昭和34年)9月22日には日光線の電化が完成し、デラックスな157系を使用した準急「日光」の運転を開始して東武鉄道に対抗したが、運賃・所要時間ともに東武鉄道の方が勝り、1982年(昭和57年)に上野から直通する列車が全廃となり、当駅に速達列車の発着は無くなった。2006年(平成18年)からJR東日本は東武鉄道と直通しての特急列車の日光地区乗り入れを再開し、以後は東武日光駅にJRからの直通特急列車も発着している状況にある[2]。シーズン時に運転されるJR線首都圏各方面からの臨時特急列車も現在は全て栗橋駅から東武日光線に乗り入れた上で東武日光駅発着となっており、当駅に発着する定期列車は宇都宮駅との間を走る短距離普通列車のみであるが、秋などの修学旅行シーズンに運転される東京都・神奈川県・埼玉県などからの修学旅行列車は当駅に発着しており、現在当駅に発着する数少ない中距離運用列車となっている。

なお、2017年5月に運行開始した「TRAIN SUITE 四季島」の停車駅となるのに合わせて、2016年5月から2017年3月まで駅舎の改修工事を行い[5]、2017年3月25日に完成した[6]
年表

1890年明治23年)8月1日日本鉄道により開業[1]

1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道の国有化により国有鉄道の駅となる[1]

1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により日光線の駅となる。

1910年(明治43年)8月10日:駅前に日光電気軌道日光停車場前(後の東武日光軌道線日光駅前駅)が開業。

1912年大正元年)8月:2代目駅舎の改築が完了。

1922年(大正11年):イギリス皇太子来訪に合わせて貴賓室を改装。

1956年昭和31年)11月20日:2番ホームの有効長を115メートルから135メートルに延伸し、ホーム高さを660ミリメートルから920ミリメートルにかさ上げ[7]。上屋を延長するとともに跨線橋を架け替え[7]

1959年(昭和34年)9月22日:日光線電化完成。準急「日光」運転開始。

1968年(昭和43年)2月25日:東武日光軌道線日光駅前駅が廃止。

1982年(昭和57年)11月15日:急行「日光」の廃止により当駅発着の優等列車が全廃。

1984年(昭和59年)2月1日:貨物扱い廃止[1]

1985年(昭和60年)3月14日荷物扱い廃止[1]

1987年(昭和62年)4月1日:国鉄の分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[1]

1997年平成9年)10月14日関東の駅百選に選定[8]。選定理由は「明治時代の面影を残す白亜の木造建築の駅」[8]

2008年(平成20年)3月15日東京近郊区間拡大により、ICカード「Suica」の利用が可能となる[9]。同時に自動改札機設置。

2009年(平成21年)9月:開業120周年事業の一環として駅舎をレトロ調に改装。

2017年(平成29年)3月25日:駅舎がリニューアルされる[6]

2022年令和4年)2月26日エレベーターの供用を開始[10][11]

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。原則として駅舎側の1番線を使用し、跨線橋(エレベーター併設)で連絡する2番線は日中時間帯の一部の列車のみ使用する。構内の線路は駅北側の東武日光線を潜った先まで続いており、1番線ホームの有効長は非常に長い。今市側に留置線1本を有する。

かつては2番線ホームの反対側に3番線があったほか、構内に多数の側線・留置線を有していたが、既にほとんどが撤去され空き地となっている。


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