日光線
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東武鉄道の日光線については「東武日光線」をご覧ください。

日光線
男体山をバックに走行するE131系電車
(2022年3月 日光駅 - 今市駅間)
基本情報
日本
所在地栃木県宇都宮市鹿沼市日光市
種類普通鉄道在来線地方交通線
起点宇都宮駅
終点日光駅
駅数7駅
電報略号ニコセ[1]
開業1890年6月1日 (133年前) (1890-06-01)
所有者東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
使用車両使用車両を参照
路線諸元
路線距離40.5 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式直流1,500 V
架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置ATS-P
最高速度95 km/h[2]

路線図


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日光線(にっこうせん)は、栃木県宇都宮市宇都宮駅と同県日光市日光駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線地方交通線)である。
概要

日光線は、栃木県の県庁所在地である宇都宮と国際観光都市の日光を結ぶ近郊路線で、全区間単線である[3]。主な利用者層は、日光市今市・鹿沼方面から宇都宮市内に向かう通勤・通学客であり、平日朝ラッシュ時上りの宇都宮行列車は特に鹿沼駅 - 宇都宮駅間で前述の利用者により激しく混雑する。2010年3月13日のダイヤ改正では、2両編成で運用されていた列車の一部が4両編成以上の運用に変更された[4][5]2013年3月16日のダイヤ改正で205系600番台の導入に伴い全列車が4両編成に統一されたが、2022年3月12日のダイヤ改正でE131系600番台が導入され、3両編成となった。そのため、以前より混雑がさらに激しくなり、4月の新学期から学生などの大量の積み残しが発生し、問題となったことがある[6]

歴史的には、明治時代の開国とともにその景観の美しさから世界的に知られていた日光にはお雇い外国人を中心とする西洋圏の富裕層が頻繁に訪れるようになり、当線開業間もない1893年には、日本を訪れたオーストリア皇室フランツ・フェルディナント大公日本鉄道(当線開業時の運営会社)の上野駅 - 日光駅間を利用して日光を訪問している。

鹿沼市以西は東武日光線と並走しており、かつては東京 - 日光間の観光輸送において東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・東武日光線と国鉄東北本線(現在のJR宇都宮線)・日光線は競合関係にあった。当線は宇都宮駅でスイッチバックを行う必要があり、また全線単線であるのに対して、東武日光線は浅草方からそのまま直通できる配線であり、全線にわたって複線である。故に、現在は東武鉄道が優位に立っており、直通特急「日光」「(スペーシア)きぬがわ」の設定などでJR東日本と東武鉄道は協調関係にある。

2009年3月からは、日光線開業120周年記念事業の一環として、列車外装に西洋風レトロ調エンブレムを施し、列車内の案内表示には英文・中文ハングルなどを併記しているほか、駅設備も洋風レトロ調に合わせた装飾とし、英文案内や案内スタッフの配置などにより乗り換え案内を充実させ、日本国外からの観光客を意識した設備が整えられている[7]2022年3月に導入されたE131系600番台においては、宇都宮線と車両が共通運用であるため、107系や205系600番台に施されていたエンブレムは廃されているものの、レトロ調のデザインを継承した茶色と黄色をデザインに取り入れているほか、車内自動放送や車内案内表示装置による多言語の運行案内を行っておりさらに設備を充実させている[8]

2008年3月15日から、旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「東京近郊区間」[9]、およびIC乗車カードSuica」の首都圏エリアに含まれている[9]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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