日だまり刑事_容疑者リオの涙
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『警視庁強行犯係・樋口顕』(けいしちょうきょうこうはんがかり・ひぐちあきら)は、今野敏による日本警察小説のシリーズ。1996年から2000年にかけて3作が刊行されるが、4作目は3作目から14年ぶりとなる2014年の刊行となった。これまでに何度かテレビドラマ化されており、鹿賀丈史緒形直人内藤剛志らが樋口顕役を演じている。
シリーズ一覧
リオ

単行本:1996年7月4日発売
[1]幻冬舎、.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4877281150

文庫本:1999年11月25日発売[2]幻冬舎文庫ISBN 487728799X

文庫本:2007年7月1日発売[3]新潮文庫ISBN 978-4-10-132151-6


朱夏

単行本:1998年4月15日発売[4]、幻冬舎、ISBN 4877282270

文庫本:2007年10月1日発売[5]、新潮文庫、ISBN 978-4-10-132152-3


ビート

単行本:2000年10月31日発売[6]、幻冬舎、ISBN 434400034X

文庫本:2005年3月28日発売[7]、幻冬舎文庫、ISBN 4344406222

文庫本:2008年5月1日発売[8]、新潮文庫、ISBN 978-4-10-132154-7


廉恥

初出:『papyrus』2013年2月号 - 2014年2月号

単行本:2014年4月24日発売[9]、幻冬舎、ISBN 978-4344025691

文庫本:2016年8月5日発売[10]、幻冬舎文庫、ISBN 978-4344425101


回帰

初出:『日刊ゲンダイ』2016年5月10日号 - 11月4日号

単行本:2017年2月22日発売[11]、幻冬舎、ISBN 978-4344030688

文庫本:2019年8月26日発売[12]、幻冬舎文庫、ISBN 978-4344428720


焦眉

初出:『小説幻冬』VOL.28 - VOL.39

単行本:2020年4月16日発売[13]、幻冬舎、ISBN 978-4344036017

文庫本:2022年7月7日発売[14]、幻冬舎文庫、ISBN 978-4344432093


無明

初出:『小説幻冬』VOL.52 - VOL.63

単行本:2022年3月16日発売[15]、幻冬舎、ISBN 978-4344039315


遠火

初出:『小説幻冬』VOL.68 - VOL.79

単行本:2023年8月23日発売[16]、幻冬舎、ISBN 978-4344041561


主な登場人物
樋口 顕(ひぐち あきら)
主人公。年齢40歳→45歳(『廉恥』)→46歳(『遠火』)。警視庁捜査一課強行犯第三係係長→警視庁刑事部捜査一課殺人犯捜査第三係樋口班(『焦眉』)。階級は
警部補警部(『ビート』)。捜査一課でのあだ名は「ヒグっちゃん」で、主な表記は「樋口」。「顕」の名で呼ばれることはまったくない。年齢よりも若々しく見え、キャリア(優等生)に近い雰囲気を持つ。見た目通り荒事は苦手。過去に娘が反抗期だったことからトラウマになってしまい、話をすることを避けるようになってしまった。回が進むに連れて娘とは普通に話せるようになるが、今でも反抗期の娘を思い出してしまうので顔を合わせることに抵抗がある(頭では今の娘は違うと分かっている)。常に他人の顔色を窺い波風立てないように生きてきたが、実際は「自分勝手にマイペースに生きる人間」に憧れている。周囲には「協調性がある」と見られているが、樋口に言わせれば「妥協しているだけ」とのこと。上司や部下から信頼されていることに気づいており、それに答えるために「やる気のある人間」を演じている。一方で、自分には評価されるほどの能力はないと考え、いつ馬脚を露すか内心では怯えており、そんな卑屈な自分を嫌っている。しかし洞察力や推理力は高く、真実を追求することに掛けては妥協せず、時にはスタンドプレーも辞さない。『リオ』ではチームのほとんどを敵に回しながらも氏家と協力して事件を解決に導いた。また容疑者から「話を聞く」姿勢を自然と取っており、無理やり喋らせるのではなく相手から話をさせるというやり方で取り調べをする。基本的に他人は信用しておらず、嫉妬深いところもある。しかし、『朱夏』では氏家のアドバイスに従い、様々な人間たちに素直に接することで信頼を得、事件を解決させた。『リオ』ではあろうことか容疑者の女子高生リオに恋をしてしまい、戸惑いながらも捜査に参加する。内心ではリオを庇いたい樋口は所轄の刑事たちに異を唱え、ストレスを感じるようになる。しかし氏家と出会ったことで協力して真実へと辿り着いた。『朱夏』では事件を解決して間もなく妻が失踪してしまい、どうしたらいいのかと思い悩む。他者を信用しておらず、特に妻の仕事仲間の男性に対しては当たりをキツくしてしまう。しかし氏家のアドバイスにより自分から心を開くことで周囲の人たちから信頼を得る。『ビート』では樋口はサブキャラクターに据えられており、主な視点主はゲストの刑事となる。『廉恥』では管理官候補ということで隠蔽捜査のように捜査本部に詰めることが多く、取り調べや事情聴取くらいでしか動くことはなくなった。またこの時は、ストーカー殺人が起こったことで警察が世間から叩かれる可能性に焦りを感じ、旧作よりも神経質な面が見られた。『焦眉』の終盤では捜査員たちが落とせなかった被疑者を取り調べ、「動機を話したがっている」ことを見抜き、数々の証拠を突きつけると同時に動機を話してほしいと問い続けることで自供させた。『無明』においては遠藤記者から所轄が「自殺」と断定した事件の再捜査を頼まれ、調べて行く内に「殺人」であることを見抜く。見過ごすことはできなくなった結果『リオ』の時と同じく上司(理事官)や所轄まで敵に回すことに。しかも樋口班は天童と共に別の事件を担当しているため、樋口の側には藤本由美しかいないという状況に陥る。更には所轄から苦情を受けた理事官に呼び出されて叱責され、続けて樋口を信頼していたはずの池田管理官にまで諫められてしまう。


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