旅順南路（りょじゅんなんろ）は中国遼寧省大連市にある旅順軍港と大連の市中心を結ぶ3つの道路の内、最も南の、黄海沿岸を行く道路である。G201国道（鶴崗?佳木斯?通化?大連?旅順）の最終段で、距離は約40キロメートルある。 現在の大連市の約南半分が日本の租借地であったころ、旅順軍港と大連の市中心を結ぶ3つ戦略道路が作られ、その後も拡張されている。 このうち旅順南路が最も早く1922年に整備され全通し、 [3] 最も美しく、活発な地帯を通り、市中心部から中山路を経て、黒石礁と呼ばれるところから旅順南路になり、旅順軍港まで全体で約32キロメートルある。現在は完全舗装されていて、ほぼ片側3車線あり、以前は有料道路であったが、2005年より無料になっている。 旅順南路には2つのトンネルがあり、双方とも現在西行き（旅順方面行き）のトンネルは1922年に竣工したもので1車線、入口が急カーブなので速度を落して注意深く通過する必要があり、東行き（大連方面行き）は21世紀になって完成したもので2車線、速度を落さずに通過できる。 大連市中心部から旅順に向かって、次のようなところを通過する。 大連市は旅順南路に沿って「旅順南路ソフトウェア産業帯」を建設中で、いま東側から黄泥川までの建設が始まっている。黒石礁から小平島前まで延長された路面電車（202路）は、近い将来旅順南路に沿って旅順まで延長される予定である。 大連海事大学の旧入口 大連ソフトウェアパーク・アセンダスITパーク 大連外国語大学（旅順） 大連医科大学（旅順） 日本の租借地時代のころ、金州古八景に倣った旅順南路に沿った「旅大八景」が作られている。
目次
1 概要
1.1 トンネル
2 おもな通過地点
2.1 現代の写真集
3 旅大八景
4 参考
5 関連項目
6 外部リンク
概要
旅順北路
旅順港から北へ向かい、水師営を過ぎて、しばらくして渤海海岸と平行に東へ向かい、大連国際空港経て、大連市中心部へ[1]。
旅順中路
山の中を通り、黄河路・西安路ショッピング街を経て、市中心部へ[2]。
旅順南路
白銀山トンネルを経て、最も南の黄海沿岸に沿って、黒石礁・星海広場を経て、市中心部へ。
郭水公路支線
21世紀になって完成した支線で、旅順南路の郭家から、旅順口区政府新ビル・水師営を経て、旅順開発区・旅順新港まで。別名：新城大街。
トンネル
黄泥川トンネル（旧名：老座山トンネル、西行きは254m、東行きは推定330m）
老座山の下を通るこのトンネルは、遼寧省で最初の近代的な道路トンネルであった。 [4]
白銀山トンネル （大連方面行きは390m）
おもな通過地点
大連中山広場
大連駅前・青泥窪橋
大連森ビル（森茂大廈）
大連市人民政府ビル・大連市人民広場
馬欄河、台山（大連富士）[5]、会展中心（大連博覧広場）、星海広場
大連医科大学第二医院、星海公園
黒石礁
東北財経大学と学苑広場（ここから右へ折れると大連ソフトウェアパークへ）
大連海事大学
大連ハイテクゾーン（大連高新技術産業園区）
河口鎮と小平島
大連ソフトウェアパーク第2期（アセンダスITパーク、東軟国際ソフトウェアパーク、大連天地ソフトウェアパーク）
黄泥川鎮 [6]
黄泥川水庫（旧名：老座山水庫）と黄泥川トンネル（老座山をくぐる）
龍王塘
郭水公路
郭家鎮と塔河湾海水浴場と藍湾リゾート
塩場、大連医科大学と大連外国語大学
白銀山トンネル
旅順市街区と白玉山
旅順駅・旅順軍港
現代の写真集
旅大八景
