旅人_(美空ひばりの曲)
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「旅人」
美空ひばりシングル
A面旅人
B面北国の子守唄
リリース1971年10月10日[1]
規格レコード
録音1971年5月15日(A面)[1]
1971年8月8日(B面)[1]
ジャンル歌謡曲
レーベル日本コロムビア
作詞・作曲A面:阿久悠(作詞)
村井邦彦(作曲)
B面:吉岡オサム(作詞)
船村徹(作曲)
美空ひばり シングル 年表

おんな道
(1971年)旅人
(1971年)ひばり仁義
(1972年)


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『旅人』(たびびと)は、美空ひばりシングル1971年10月10日日本コロムビアから発売された[1]
概要

芸能生活25周年記念曲『おんな道』と同日発売で、A面の『旅人』は、同年の『
それでも私は生きている』に続く阿久悠作品であり、伊集加代子スキャットが入る。

阿久が尾崎紀世彦また逢う日まで』で初のレコード大賞を獲得した時期に提供した作品であるが、ひばりとはまだ対面していなかった[2]

ひばりと阿久は同世代であるが、阿久は少年時代に既にひばりが天才少女歌手として一世を風靡している存在であったことから、12歳にして強く意識する存在で、畏敬の念を抱いていた。阿久が自ら定めた「作詞家憲法」第1条で「美空ひばりによって完成したと思える流行歌の本道と、違う道はないものであろうか。」と書くほど、ひばりの楽曲と異なる方向性を考えていた。この「作詞家憲法」は阿久の母校である明治大学駿河台キャンパスの「阿久悠記念館」で展示されている。

B面『北国の子守唄』は、コロムビアのひばり担当ディレクターであった森啓の流氷見学[3]が最初のきっかけである。急に、さしたる理由もなく流氷を見たくなり、上司に流氷見学のため出張させてほしいと申し出たところ、意外にも「いいよ、行ってこい」と許可が下りて「では、一週間、北海道に行ってまいります」と勇んで上野駅から汽車に乗り、幸い流氷を見ることができた[3]。帰社して上司に「見てきました。すごいものです」と報告すると、「流氷を見てきて、作品のほうはどうなってる?」と催促された[3]。そこで急遽、吉岡治に「流氷を素材にした作品をつくっていただきたい」と依頼して、見てきたばかりの流氷の話をしていると、吉岡は「ディレクターだけが見てきてどうなるんだ。俺だって見たかった! 俺は行ってない」と言った[3]。吉岡は森の拙い説明を聞いて詩を書き、その詩に船村徹が曲を付けて[4]木村好夫ギター演奏が入った。

収録曲
旅人

作詞:
阿久悠、作曲:村井邦彦、編曲:馬飼野俊一


北国の子守唄

作詞:吉岡オサム、作曲・編曲:船村徹


アルバム「美空ひばり ある女の詩」(1972年12月25日発売)
ある女の詩



ふるさとの駅

あの子の手紙

ある母に送る手紙?青葉の笛(文部省唱歌)入り?



思い出の鞄

急行青森行き

旅人

新しい笛

ひばり仁義

浪曲渡り鳥

関連項目

1971年の音楽

脚注^ a b c d美空ひばり公式ウェブサイト「旅人」(SAS-1572-A)「北国の子守唄」(SAS-1572-B)
^ 三田完「不機嫌な作詞家 阿久悠日記を読む」文藝春秋2016年7月30日ISBN 4163905049、p35。
^ a b c d 森啓「美空ひばり 燃えつきるまで」草思社2001年12月7日ISBN 4794211074、p64
^ 燃えつきるまで、p65










美空ひばり
主なシングル

河童ブギウギ

悲しき口笛

青空天使

東京キッド

越後獅子の唄

私は街の子

ひばりの花売娘

あの丘越えて

リンゴ追分

お祭りマンボ

馬っこ先生/津軽のふるさと

ひばりのマドロスさん

三味線マドロス

波止場だよ、お父つぁん

鼻歌マドロス

初恋マドロス

港町十三番地

長崎の蝶々さん

花笠道中

御存じ弁天小僧

哀愁波止場

ひばりのドドンパ/車屋さん

ひばりの渡り鳥だよ

ひばりの佐渡情話

恋の曼珠沙華

哀愁出船



笑顔と涙の遠い道



夾竹桃の咲く頃

悲しい酒

真赤な太陽

芸道一代

チロリン節

むらさきの夜明け

熱祷 (いのり)

別れてもありがとう

花と炎/人生一路

人生将棋

それでも私は生きている

旅人

ひばり仁義

ある女の詩

一本の鉛筆

ひとりぼっち

月の夜汽車

白い勲章

ふるさと太鼓

雑草の歌

さくらの唄

あやとり

なつかしい場面

海にむかう母/ひとり旅?リンゴ追分?入り

最後の一本

風酒場

子ども会音頭

おまえに惚れた

別れの宿

恋女房

剣ひとすじ

人恋酒

裏町酒場

花のいのち

笑ってよムーンライト

残侠子守唄

冬のくちびる

夢ひとり

しのぶ

愛燦燦

恋港

好きなのさ

みだれ髪

川の流れのように

あれから
詳細は ⇒公式サイトのディスコグラフィーを参照。

主な出演映画

のど自慢狂時代

びっくり5人男

踊る龍宮城

悲しき口笛

憧れのハワイ航路

青空天使

東京キッド

左近捕物帖 鮮血の手型

鞍馬天狗 角兵衛獅子

鞍馬天狗 鞍馬の火祭

陽気な渡り鳥

鞍馬天狗 天狗廻状

リンゴ園の少女

ひばり姫初夢道中

お嬢さん社長

伊豆の踊子

若き日は悲し

七変化狸御殿

ジャンケン娘

たけくらべ

ロマンス娘

銭形平次捕物控 まだら蛇

大当り三色娘

丹下左膳

ひばり捕物帖 かんざし小判

花笠若衆

女ざむらい只今参上

忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻

水戸黄門 天下の副将軍

江戸っ子判官とふり袖小僧

血斗水滸伝 怒涛の対決

べらんめえ芸者

ひばり十八番 弁天小僧

ひばりの森の石松

天竜母恋い笠

ひばり・チエミのおしどり千両傘

ひばり・チエミ・いづみ 三人よれば

新蛇姫様 お島千太郎

祇園祭

美空ひばり・森進一の花と涙と炎

ひばりのすべて

女の花道


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