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新谷 かおる
本名新谷 薫
生誕 (1951-04-26) 1951年4月26日(73歳)
日本・大阪府豊中市
国籍 日本
職業漫画家・同人活動家
活動期間1972年 -
ジャンル少年漫画・少女漫画・青年漫画
代表作『エリア88』
『ふたり鷹』
受賞第30回:小学館漫画賞(『エリア88』・『ふたり鷹』)
公式サイト ⇒八十八夜
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新谷 かおる(しんたに かおる、本名:新谷 薫[1](読み同じ)、1951年4月26日[1] - )は、日本の漫画家[1]、同人活動家。男性。大阪府豊中市出身。大阪高等学校卒業。
妻は『緋の稜線』などの作品で知られる漫画家の佐伯かよの[1](2021年8月29日死別)。長女はナレーター・俳優の新谷摩乃[2]。
代表作は『エリア88』・『ふたり鷹』など多数[3][4][5]。 中学生から漫画を描いており、高校3年の時には篠原とおるのアシスタントを務めながら『少年キング』に投稿していた[6]。当初は飛行機の操縦士を目指していたが、色覚異常が確認され断念。高校卒業後は航空貨物関係の仕事を経て20歳で上京し、本格的に漫画の道を志す。 1972年にりぼん漫画賞佳作入選。『りぼん4月大増刊』に掲載された「吸血鬼はおいや!?」でデビュー[1]。大和和紀、山岸凉子のアシスタントを経験。 1973年に、同じく『りぼん』にて受賞歴のある佐伯かよのと結婚。初詣帰りのバス車内で佐伯かよのが少年サンデーを拾い、その中にあった松本零士のアシスタント募集を見て同年3月より松本零士のプロダクション「零時社」に入りアシスタントを2年半務める[6][1]。零時社を出てから半年程ブラブラして[7]描きためた原稿を『月刊プレイコミック』に持ち込み、そのまま1977年より戦場ロマン・シリーズの連載を開始した[8]。 1978年、『週刊少年サンデー増刊号』で史村翔原作「ファントム無頼」の連載を開始。 1979年、『少年ビッグコミック』で「エリア88」の連載を開始。本作と「ファントム無頼」のヒットにより注目を集めるようになる。 1981年、『週刊少年サンデー』で「ふたり鷹」の連載を開始。 1984年、『エリア88』と『ふたり鷹』で第30回小学館漫画賞受賞。 2017年4月26日、66歳の誕生日を迎えたことと『クリスティ・ロンドンマッシブ』最終回脱稿とを区切りとして一時休筆を公式Twitterアカウントで宣言した[9]。 メカニックと人間を絡めたロマン、シリアスとギャグをミックスした作風が特徴。登場人物は時として人生・社会・戦争・テクノロジーなどに関する哲学的なセリフを話す。スター・システムも採用しており、同じ外見、同じ名前、同じような性格のキャラクターを複数の作品に別のキャラクターとして登場させることもある。 初期の作風は師匠である松本の影響が強く郷愁色と感傷を前面に出していたが、少女漫画家志望だったこともあり徐々に繊細なペンタッチで描くようになった。メカニックの描写も単純な写実第一ではなく独特のパースが松本から受け継がれ、さらに昇華されたものとなっている。このような過程を経て、新谷の作風は「少女漫画の感性と少年漫画の熱さを併せ持つ」極めて独自色の強い作風を確立した。 夫婦で互いの作品を手伝うことも多く、作品の一部キャラクターを妻の佐伯が描き、逆に佐伯作品中のメカニックを新谷が描くこともある。 『クレオパトラD.C.』や『砂の薔薇』など、主人公が海外のさまざまな場所で活躍する作品が多いが、これについて新谷は子供のころ見ていた世界を舞台にしたアメリカのテレビドラマなどの影響によるものと語っている[10]。 趣味はバイク・カメラ・プラモデル・飛行機・スキー、車[11]などで、その知識が多分に作品へ活かされている。 趣味を生かして資料製作を行っており、松本の漫画作品「宇宙海賊キャプテンハーロック」に登場するヤッタラン副長のモデルとなった(ヤッタランが関西弁で話し、何事もない限り「今忙しいねん」といつもプラモデルで遊んでいる点が共通している)。 自他共に遅筆であることを認めており、「急いで締め切りに間に合わせいい加減な作品を描くよりも、何度頭を下げてでも納得のいく作品を描いたほうが良い」とも語っている[12]。 近年取り上げられている児童ポルノ法改正案に対しては慎重な立場を示しており、創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志の賛同人として名を連ねている[13]。 アニメーション監督の福田己津央は、業界では有名な新谷のファンとして知られており、自身が携わった作品では『エリア88』のオマージュとも取れる設定ネタを数多く登場させている。 各作品の詳細などについてはリンク先の各記事を参照。表記はデフォルトでは大きく連載作品と短編を分け、それぞれ発表順とした。年にはソートを正しく行なうため便宜的に下付き文字で数字を加えている。
略歴
作風
人物
作品リスト
漫画作品
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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