新舞子ビーチ
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この項目では、福島県いわき市にある海水浴場について説明しています。

千葉県富津市にある海水浴場については「新舞子海岸」をご覧ください。

兵庫県たつの市にある海水浴場については「新舞子海水浴場」をご覧ください。

愛知県知多市にある海水浴場については「新舞子マリンパーク」をご覧ください。

画像提供依頼:海水浴場の風景の画像提供をお願いします。(2013年6月)

新舞子ビーチ(しんまいこビーチ)は、福島県いわき市藤間にある海水浴場。夏井海岸の中央部に位置する[1]。「新舞子」の名は、兵庫県神戸市にあった舞子浜に由来し、日本の白砂青松100選に選ばれている[2]。周辺は磐城海岸県立自然公園に指定されている。

いわき市内の海岸はいわき七浜と呼ばれる[3]ほど海水浴場が多く存在するが、その中でも最も新しいものの一つで、福島県初の人工ビーチとして1995年平成7年)にオープンした[4]。新舞子ビーチの本来の砂浜の砂は0.2 - 0.5mmの白色中粒砂(砂岩頁岩チャート)であるが、外部から投入されたと思われる花崗岩質の荒い砂も混ざっている[5]ソテツなどの植物が植栽されている[6]。かつて浜にあったハマナスの自生地はほぼ絶滅した[7]

無料の駐車場(約600台)やシャワー更衣室が整備されており[4]、若者から家族連れまで人気がある。オープン期間は7月中旬から8月中旬ほどまでであり、2010年(平成22年)の利用者数は318,568人(うち宿泊客は 66,558人)[8]。また、付近には宿泊施設も整っている。
目次

1 沿革

2 アクセス

3 脚注

4 参考文献

5 関連項目

沿革

1985年(昭和60年)から傾斜護岸が建設され始め、1995年(平成7年)には突堤が建設された[1]。海水浴場の開設時から波が高いことが指摘され、海水浴場としては不適との声があったが、1998年(平成10年)8月9日にビーチで初めての水難死亡事故が発生した[9]。その後も人気が高いため、安全対策を万全にするとして、翌1999年(平成11年)以降も海水浴場指定を続けている[10]

1966年(昭和41年)から2006年(平成18年)にかけて新舞子ビーチの南側で汀線が50m後退したが、4基の離岸堤が建設された新舞子ビーチではパルス状堆積が見られた[11]。このため、毎年多額の出費をともなう砂の除去を行わなければならない[12]テトラポッドが北部の海岸に並び、産業技術総合研究所の須藤定久は、「残念なことに名浜『新舞子浜』の大半は無惨な姿になっていた.」と記している[13]

日本大学の中西三和らが2011年(平成23年)5月15日に行った調査によると、東日本大震災により遊歩道防波堤が被災、背後の保安林もなぎ倒された[14]。被災したクロマツ林は市民の手によって再生が進められている[15]
アクセス

常磐自動車道いわき中央ICより車で約30分(約18km)[4]

JR常磐線いわき駅より西原行き路線バス乗車、「かんぽの宿いわき」下車、徒歩約15分[4]


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