新興駅
かつて横浜市鶴見区大黒にあった駅舎
(2005年頃。後に撤去)
しんこう
Shinkō
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右は移転前の駅所在地
所在地横浜市神奈川区守屋町三丁目14.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度29分5.8秒 東経139度39分15.7秒 / 北緯35.484944度 東経139.654361度 / 35.484944; 139.654361 (新興駅(現在))
新興駅(しんこうえき)は、かつて神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目に駅舎を置いていた、日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅(廃駅)である。東海道本線貨物支線(通称、高島線)上にあった。2002年(平成14年)より貨物列車の発着はなくなり、2010年(平成22年)に正式に廃止された[注釈 1]。
かつての駅住所は旧入江駅から分岐する貨物支線(通称:新興線)の終端の鶴見区大黒町4で、そこに駅舎も存在した。営業キロ設定上は廃止時点でも新興線の終端に置かれていたが、廃止時点では新興線のすべてのレールが撤去されていた。 京浜工業地帯に位置し、駅周辺には多くの工場が立ち並んでいる。当駅はそれらからの専用線が多く接続していた。 最盛期の1970年代には25社30本の専用線が接続していたが、鉄道貨物輸送の衰退に伴い貨物取扱量が減少、2000年(平成12年)に昭和電工横浜事業所の専用線が廃止、最後まで残っていた内外輸送横浜支店の専用線も2002年(平成14年)に廃止され、貨物列車の発着が無くなった。恵比須町の昭和電工専用線接続部が新興第一地区、大黒町の食肉市場手前の駅舎を含む区域が新興第三地区と称されていた。なお、1985年(昭和60年)3月14日に隣駅の入江駅は廃止され当駅に併合されている。 主なもの、旧入江駅方面から順。 また、新興駅の基部の操車場から産業道路沿いに南下する構内側線もあり、そこから分岐する専用線もあった。
概要
歴史
1934年(昭和9年)3月1日:開業。
1970年(昭和45年)2月12日:駅構内でポイント係員の切り替えミスにより貨物列車と留置していた貨車が衝突。貨車が脱線して駅構内の電柱などを破壊、踏切内で横転した[1]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR貨物の駅となる。
2010年(平成22年):廃駅となる。
駅舎入り口の駅名表示
駅全景(2007年8月)
接続していた専用線専用線路線図(1975年)
昭和電工横浜事業所 専用線
2000年(平成12年)3月17日まで塩尻駅へのアルミナ輸送があったが、トラック輸送に転換され廃止された。
日新運輸倉庫(現・日新)神奈川埠頭倉庫 専用線
昭和電工線から分岐していた。
日本石油精製(現・ENEOS)横浜製油所第三工場 専用線
日本石油精製(現・ENEOS)横浜製油所第四工場 専用線
上記2路線は、1985年ごろまでベンゼン等の石油製品の発送があった。
日本アスベスト(現・ニチアス)鶴見工場 専用線
昭和産業鶴見工場 専用線
横浜市中央卸売市場食肉市場 専用線
内外輸送横浜支店 専用線
2002年までメタノールなどのアルコールの取り扱いがあった。
味の素製油(現・J-オイルミルズ)横浜工場 専用線
日産自動車横浜工場 専用線
日東化学工業(現・三菱レイヨン)横浜事業所 専用線
保土谷化学工業横浜工場 専用線
大阪セメント横浜工場(現・住友大阪セメント鶴見サービスステーション)専用線
三菱セメント(現・宇部三菱セメント鶴見サービスステーション)専用線