中国地名の変遷
建置紀元前226年
使用状況1958年廃止
秦富春県
前漢富春県
後漢富春県
三国新城県
桐廬県
西晋新城県
富春県
東晋十六国新城県
南北朝新城県
隋新城県
銭唐県
唐富陽県
新城県
五代新登県
北宋/遼新城県
南宋/金新城県
元新城県
明新城県
清新城県
中華民国新登県
現代新登県
桐廬県
富陽県
富陽区
新登県(しんとう-けん)は中華人民共和国浙江省杭州市にかつて存在した県。現在の富陽区新登鎮に相当する。 226年(黄武5年)、三国時代の呉により富春県が分割され、新城県が設置された。しかし228年(黄武7年)に桐廬県に編入され、その後も頻繁な設置と廃止が繰り返された。 289年(太康10年)、西晋により再設置されたがまもなく富春県に編入、334年(咸和9年)、東晋により再設置されたが、589年(開皇9年)に隋朝により銭唐県に編入された。618年(大業14年)に再設置、624年(武徳7年)に唐朝により富陽県に編入され、682年(永淳元年)に再設置された。
歴史
979年(太平興国4年)、北宋により新城県と改称、清末まで使用された。1914年(民国3年)、中華民国政府は新城県は同名の県が存在することより新登県と改称、以降その名称が使用されることとなった。
1958年11月、新登県は桐廬県に編入、その後1961年12月に桐廬県の旧新登県地区は富陽県(現在の富陽区)に移管され現在に至る。