新潮文庫
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新潮文庫(しんちょうぶんこ)は、株式会社新潮社が発行している文庫レーベル。

大正3年(1914年)創刊で、現在まで続く「文庫」としては最も古い[1]。新潮文庫の歴史は4期に分かれている。昭和2年(1927年)創刊の岩波文庫と並ぶ、文庫レーベルの老舗である。世界文学の名作を収め、また日本文学作品も数多く収めている。

創刊から100年を迎えた2014年9月の新刊までで累計点数は1万点、発行部数は16億部を超える[2]

2014年8月28日、新潮文庫nex(しんちょうぶんこネックス)が刊行開始される。新潮文庫内の派生シリーズという位置づけ。

また、2000年に創刊された姉妹レーベルとして「新潮OH!文庫」があった。
収録作品.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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出典検索?: "新潮文庫" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2017年9月)

創刊時から世界文学の名作を刊行し在庫している。延原謙訳の「シャーロック・ホームズ」シリーズ、福田恆存訳のシェイクスピアは有名である。21世紀に入り、新訳・改版を積極的に行っている。

その後、日本文学の名作も収めるようになり、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}昭和の中頃までに活躍した作家の代表作は、大半が在庫している。特に三島由紀夫山本周五郎においては、他を圧する作品数を擁する(そのため新潮社主催の文学賞には、両名の名がついている)[独自研究?]。

岩波文庫と並び古典・名作が多いが、岩波が絶版をせず、復刊を度々行うのに対し、著名人の作品であっても売り上げが鈍れば絶版とする(例:「ドクトル・ジバゴ」、「収容所群島」、「ソフィーの選択」)。特に岩波版が、比較的多く収めていない戦後文学作品に関し、絶版になると(新本)入手が困難になるという点が指摘される[誰によって?]。

新潮社は文藝春秋と同じくノベルスレーベルを持たないため、旅情ミステリーSFなどは、多く網羅していない。毎月の刊行数は、21世紀に入る前後に減らし文春文庫よりも少ない。ノンフィクション作品を主に、初版のみでの刊行が多い(単行本は在庫があるが、再刊の文庫が品切の書目もある)のも、特色である。
造本・デザイン

現在、しおり紐(スピン)をつけている文庫は新潮文庫と星海社文庫のみである。そのため、製本工程において天(本の上部)の部分のみ化粧裁ちされていない(天アンカット)[1][注 1][注 2]。カバーの背表紙は著者によって違う色を使用していて、上から題名、著者、整理番号、値段という並びになっている。また、本文用紙には、各製紙会社が特別に作る「新潮文庫用紙」を使用している[3]。用紙の色は薄い「赤茶色」であり、これは目が疲れないようにとの配慮であるが、科学的な検証はなされていない。また葡萄をモチーフとしたマークは、グラフィックデザイナーの山名文夫の手になる[4]

カバーの背表紙の色は作者自身や作品のイメージから決められる。初めて新潮文庫に収められた作者には白が割り当てられるが、その時点で、後に継続して作品が収録される見込みがある場合には、最初から白以外の色がつく場合がある。また初めに白を割り当てられても、後に再びその作者の作品が収められた場合には白以外の色が振られ、白の背表紙もその色に変更される[注 3](主に重版時)。また、前後に並ぶ文庫の背表紙の同系色は使わないという原則もある[5]
歴史
第1期

1914年大正3年)9月18日、刊行開始[1][2][6]。四六半裁判(135×94ミリメートル)。初回配本は、トルストイ『人生論』(相馬御風訳)、ギヨオテヱルテルの悲み』(秦豊吉訳)、マルコ・ポーロ『マルコポーロ旅行記【上】』(生方敏郎訳)、ダスタエーフスキイ白痴【一】』(米川正夫訳)、イブセン『イブセン書簡集』(中村吉蔵訳)、ツルゲーネフはつ戀』(生田春月訳)の6点。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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