新潮文庫の100冊
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ポータル 文学

新潮文庫の100冊(しんちょうぶんこのひゃくさつ)は、新潮社1976年から毎年夏に行っている新潮文庫キャンペーン、もしくは1995年発行のCD-ROMによる電子書籍。また、2000年には「新潮文庫20世紀の100冊」という企画も行われた。

いずれも「100冊」と銘打っているが、新潮文庫で上下巻などに分かれている作品でも1冊としているため、実際は100冊以上となる。
夏のキャンペーン

文庫フェア「新潮文庫の100冊」は、新潮文庫の中から100冊を選び出したもの。1976年開始。以前は「新潮文庫夏のキャンペーン広告」「新潮文庫ベスト100」であった。

1978年から1996年まで(1990年は除く)は俳優アイドルなど有名人をイメージキャラクターに採用し[1]、テレビ・新聞・雑誌などで宣伝も行った。1997年からイメージキャラクターはYonda?君になった。

2008年、同キャンペーン期間中の限定企画として、夏目漱石こころ』、太宰治人間失格』、宮沢賢治銀河鉄道の夜』、アンデルセン絵のない絵本』の4冊が特製カバー仕様で販売された。集英社文庫が、同時期のキャンペーンで週刊少年ジャンプ系の漫画家をカバー絵作者に起用した限定仕様の文庫を販売していたが、新潮社はまるでそれに対抗するかのように、単色の極めてシンプルなデザインを採用した。

1976年から2012年までの37年間すべての年に選出された作品は、以下の11作品である[2]

井伏鱒二黒い雨

太宰治人間失格

夏目漱石こころ

三浦綾子塩狩峠

宮沢賢治 『新編銀河鉄道の夜

カフカ変身

カミュ異邦人

ドストエフスキー罪と罰

ヘッセ車輪の下

ヘミングウェイ老人と海

モンゴメリ赤毛のアン

その他、2012年までの37年の間に25回以上選出された作品は、以下の通り。

芥川龍之介羅生門』 - 35回

芥川龍之介 『蜘蛛の糸杜子春』 - 29回

安部公房砂の女』 - 32回

井上靖あすなろ物語』 - 26回

遠藤周作海と毒薬』 - 28回

遠藤周作 『沈黙』 - 28回

梶井基次郎檸檬』 - 34回

川端康成伊豆の踊子』 - 30回

川端康成 『雪国』 - 31回

高村光太郎智恵子抄』 - 30回

太宰治斜陽』 - 26回

谷崎潤一郎痴人の愛』 - 33回

壺井栄二十四の瞳』 - 28回

中島敦李陵山月記』 - 25回

夏目漱石坊っちゃん』 - 29回

三島由紀夫金閣寺』 - 36回

武者小路実篤友情』 - 31回

森?外山椒大夫高瀬舟』 - 27回

ゲーテ若きウェルテルの悩み』 - 25回

サガン悲しみよこんにちは』 - 25回

コナン・ドイルシャーロック・ホームズの冒険』 - 29回

リチャード・バックかもめのジョナサン』 - 31回

CD-ROM『新潮文庫の100冊』

1995年12月発行の『新潮文庫の100冊』は、CD-ROMを用いてパソコンディスプレイ上で読む電子書籍である。また、一部作品には朗読音声ファイルが収録されている。

パソコンで用いられるフォント漢字には、書籍で使われる活字とは字体の異なるものがあるが、CD-ROM『新潮文庫の100冊』では書籍と同じ字体を表示するためのフォントが用意された[3]

同様の企画として、新潮社は『新潮文庫 明治の文豪』(1997年)、『新潮文庫 大正の文豪』(1997年)、『新潮文庫 シャーロック・ホームズ全集』(1998年)、『新潮文庫の絶版100冊』(2000年)を出した。また、他社刊行のものも含んだ『シェイクスピア大全 CD-ROM版』(2003年)も出している。
収録作品

羅生門芥川龍之介 (朗読『羅生門』橋爪功

小さき者へ生れ出づる悩み有島武郎

山本五十六阿川弘之

砂の女安部公房

華岡青洲の妻有吉佐和子

『女社長に乾杯!』赤川次郎

青春の蹉跌石川達三

『焼跡のイエス/処女懐胎』石川淳

黒い雨井伏鱒二


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:56 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef