新松戸駅
駅入口(2022年6月)
しんまつど
Shim-Matsudo[注釈 1]
左は幸谷駅
所在地千葉県松戸市幸谷571-3.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度49分31.5秒 東経139度55分16秒 / 北緯35.825417度 東経139.92111度 / 35.825417; 139.92111
新松戸駅(しんまつどえき)は、千葉県松戸市幸谷にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である[1]。 松戸市において中心駅である松戸駅と並ぶ交通の要所となっており、江戸時代頃から水戸街道の宿場町として栄えた「松戸宿」と「小金宿」の間(小金宿より)に位置する[2]。 東日本旅客鉄道(JR東日本)の常磐線を走行する常磐緩行線、武蔵野線、接続路線である流鉄の流鉄流山線を含めると2社3路線が乗り入れている。このうち常磐線を当駅の所属線としている。当駅は直営駅(駅長配置)であり、管理駅として北小金駅、南流山駅を管理している。みどりの窓口・自動券売機・指定席券売機・自動改札機・自動精算機などの設置駅。駅前には流鉄の幸谷駅が立地しているが、連絡運輸は行っていない(駅出入口を出て高架下を直進した先)。駅間の通路の途中には、公衆トイレと「あかりのボックス」という名称の鳥居に似た形の赤色の鉄骨オブジェがある。 周辺はマツモトキヨシ本社、イオンフードスタイル新松戸店、流通経済大学のほか、学習塾、飲食店、娯楽施設などがある。新松戸ステーションホテル、新松戸ホテルなどのシティホテルがあるため、ビジネス利用や観光拠点としても適している。 駅の出入口は新松戸側(駅西側)のみとなり、駅前にはロータリーが整備され、流鉄「幸谷駅」や金融機関、雑居ビルなどが立ち並ぶ。幸谷・二ツ木・小金清志町側(駅東側)はロータリーが整備されておらず、駅を出てから常磐線の高架下を直進する必要がある。 毎年夏には、駅周辺及びけやき通り、支所前通り、新松戸中央公園、新松戸市民センターなどにて「新松戸まつり」が催される[3]。 松戸都市計画事業 新松戸第一土地区画整理事業(1966年 - 1968年、組合施行)松戸都市計画事業 新松戸第二土地区画整理事業(1970年 - 1979年、組合施行)松戸都市計画事業 新松戸中央土地区画整理事業(三菱地所と清水建設他JVの組合施行、1970年 - 1977年)を経て一帯は定住を目的とする新興住宅地、東京都心へのベッドタウンと化し、都市再開発が進んでいる。2019年には新松戸駅東側地区土地区画整理事業[4]が千葉県知事から認可され、駅東側へのアクセス道路と駅前広場の建設が計画されている。 当駅に乗り入れている路線は線路名称上の常磐線と武蔵野線であり、このうち常磐線を当駅の所属線としている。運行系統としては緩行線を走る常磐緩行線と武蔵野線が停車する。快速線にはホームが設けられていないため当駅から上野方面へ行く場合は、松戸駅または北千住駅での乗り換えが必要となる。 武蔵野線の開通に伴い開設された。そのため、常磐線日暮里駅 - 取手駅間では最も新しい駅である。 当駅の所在地は松戸市幸谷であるが、流鉄幸谷駅は松戸市新松戸にある。駅名は1966年(昭和41年)に認可になった駅周辺の「新松戸第一区画整理事業」[8]に由来する。国鉄の仮称は「北馬橋」で[9]、松戸市は「南小金」を考えていたが、地元は新幹線の「新横浜」「新大阪」の発展を意識して土地区画事業の名称である「新松戸」を働きかけ、国鉄OB代議士を通じて国鉄と松戸市の譲歩を引き出した。改札前の高架の橋脚部にある「北馬橋ガード」の名称は駅名決定以前の名残とされる。 なお、流鉄幸谷駅は旧地名である「幸谷」が由来で、現行地名としては当駅の東側に位置する。 南北方向に伸びる武蔵野線が、東西方向に伸びる常磐線の上を直交してまたがる形となっている[10]。常磐線は複々線上の緩行線にある島式ホーム1面2線を有し[11]地上駅、武蔵野線は相対式ホーム2面2線を有する高架駅[10]である。武蔵野線の線路の高さは上下線で微妙に異なっており、4番線は3番線と比べやや低くなっている。武蔵野線ホームの当駅のカラーは水色。 常磐線ホームはカーブ上にあるため、乗り降りを行う乗客は足元に注意を必要とする[注釈 2]。 南流山駅の中線を使って西船橋方面に折り返すことが可能なため、2012年3月に折り返し設備のある吉川美南駅が開業するまで、多客時や工事による区間運休の際には当駅を始発・終着とする臨時列車が設定されていた[注釈 3]。 両線ホームは階段・エスカレーターで直結されており、常磐線ホーム馬橋方向から3番線、北小金方向から4番線へ連絡する。 改札口・出入口は武蔵野線ホームの高架下(常磐線西側)の1か所のみである。駅東側へ行くには、いったん出口を出たあと、常磐線をくぐる通路を利用する必要がある。 松戸営業統括センター傘下の直営駅で、みどりの窓口、指定席券売機、Suica対応自動改札機が設置されている。また、管理駅として、北小金駅と南流山駅を管理する。 番線路線方向行先 (出典:JR東日本:駅構内図 東日本旅客鉄道 新松戸駅周辺の配線略図 ↑ 南浦和・西国分寺・府中本町・梶ヶ谷貨物T方面 常磐線ホームと武蔵野線ホームは、階段・エスカレーター・エレベーターで結ばれている。武蔵野線が相対式ホームである構造上、常磐線から3番線と4番線に向かう動線はそれぞれ分かれており、階段に色を付けて区別している[注釈 4]。
概要
乗り入れ路線
常磐線(各駅停車):緩行線を走行する常磐線の近距離電車。 - 駅番号「JL 25」
武蔵野線:旅客営業区間としては府中本町駅から西船橋駅を結ぶ鉄道路線(幹線)。- 駅番号「JM 15」
歴史
年表
1973年(昭和48年)4月1日:日本国有鉄道(国鉄)の駅として、常磐線・武蔵野線同時に開業。当時は武蔵野線の終着駅であった[5]。
1978年(昭和53年)10月2日:武蔵野線が西船橋駅まで延伸開業。途中駅となる[5]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[6]。
1992年(平成4年)7月14日:自動改札機を設置し、使用を開始する[7]。
2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
2021年(令和3年)12月19日:1・2番線(常磐緩行線ホーム)でホームドアの使用を開始[広報 2][広報 3]。
駅名の由来
駅構造
のりば
2階ホーム
1 常磐線(各駅停車)下り柏・我孫子方面
2上り松戸・北千住・代々木上原方面
3階ホーム
3 武蔵野線上り南浦和・武蔵浦和・府中本町方面
4下り西船橋・舞浜・東京方面
側方から見た駅(2007年11月)
改札口(2019年9月)
1・2番線(常磐線)ホーム(2022年7月)
3・4番線(武蔵野線)ホーム(2022年7月)
配線図
←
北千住・上野
東京・品川
・代々木上原・
田端信号場・
新小岩信号場
方面 →
柏・取手
・土浦・水戸
方面
↓ 西船橋・東京・海浜幕張方面
凡例
出典:以下を参考に作成
* 高橋政士「東京外環状線ジャンクション」図6-Aおよび図6-B 「新松戸ジャンクション」
電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』 第58巻9号 通巻第808号 2008年9月号、 53・54頁
※ 本図では、馬橋駅でつながる流鉄流山線の配線を省略している。
連絡階段・通路
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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