新東名高速道路
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高速自動車国道
有料

.mw-parser-output .jaexpsign{text-align:center;background-color:#00702C;color:white}.mw-parser-output .jaroadsign{text-align:center;background-color:blue;color:white}.mw-parser-output .roadname{width:250px;border-radius:10px;padding:1em;margin:0.2em auto}.mw-parser-output .roadname p{margin:5px auto}.mw-parser-output .routenumber{display:inline-block;min-width:2em;border-radius:4px;padding-left:0.25em;padding-right:0.25em;font-weight:bold}E1A / E52 / E69 新東名高速道路
地図

路線延長253.2 km
(建設予定延長)
既開通区間は228.0 km
開通年2012年平成24年) -
起点神奈川県海老名市海老名南JCT
主な
経由都市

厚木市

御殿場市

静岡市

掛川市

浜松市

新城市

終点愛知県豊田市豊田東JCT
接続する
主な道路
記法)C4 首都圏中央連絡自動車道
E1 東名高速道路
E70 伊豆縦貫自動車道
E52 中部横断自動車道
E69 三遠南信自動車道
C3 東海環状自動車道
E1A 伊勢湾岸自動車道
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

新東名高速道路(しんとうめいこうそくどうろ、英語: SHIN-TOMEI EXPWY[1])は、神奈川県海老名市から静岡県経由愛知県豊田市へ至る高速道路高速自動車国道)である。略称は新東名高速(しんとうめいこうそく)・新東名(しんとうめい)・第二東名(だいにとうめい)など。国土開発幹線自動車道の路線名は第二東海自動車道、高速自動車国道としての路線名は第二東海自動車道横浜名古屋線。

高速道路ナンバリングによる路線番号は、本線が伊勢湾岸自動車道新名神高速道路とともに「E1A」、清水連絡路が中部横断自動車道とともに「E52」、引佐連絡路が三遠南信自動車道とともに「E69」と各区間割り振られている[2]
概要2019年(平成31年)3月現在の路線図。新東名は東名と並行する。国土開発幹線自動車道建設法における路線名は第二東海自動車道である。計画では第二東海自動車道の予定路線全線を新東名(計画時点では第二東名)とした経緯から、第二東海自動車道の起点である東京都から終点の名古屋市(名港中央IC)までの延長約330 kmを新東名高速道路として案内することもある[3][4]新東名の御殿場JCT - 浜松いなさJCT間は往復6車線で、最高速度は120 km/hに設定(画像は静岡県富士市)。

東名高速道路は日本経済を担う大動脈として開通したが、モータリゼーションの進展により渋滞や速度低下に見舞われて経済の発展、維持を図ることが困難となってきたことから[5]、東名と同等かそれ以上の高速性と輸送量を持つ道路として、新東名高速道路が計画された[6]伊勢湾岸自動車道新名神高速道路と一体的に整備され、東京 - 名古屋 - 神戸間約500 kmの国土軸を形成する幹線高速道路の一部である[7][8]。道路カラーは   オレンジ[9]

路線は東名とほぼ並行関係を保ち、途中で数か所の連絡路を介して相互に補完、連携し合う[10]。これによって東名の利用交通量を新東名に分散させ、慢性化していた東名の交通渋滞を解消して高速道路が本来持つ定時性と安定的な輸送体制の確保を目指している[11]。また、新東名は東名より約10 km山側を通過するため、東海地震発生や駿河湾における高潮等の自然災害の影響を受けにくくすることで、災害発生時における東名との同時被災を回避する[12]。特に東名が地震による震度が比較的高い海側を通過するのに対して、山側に位置する新東名は震度が低い地域を通過することから、東海道地域の交通ネットワークに対する東海地震の影響を低減する[13]。このように新東名は、ダブルネットワークの強みを生かして一方が通行止めとなってももう一方が迂回路として機能するという、リダンダンシー(迂回路などの代替手段)[14]の役割を担うものとされる[15][16]

道路名「新東名高速道路」は一般公衆に案内されている通称(道路名)で、法令による国土開発幹線自動車道の予定路線名では「第二東海自動車道」、高速自動車国道法に基づく正式な路線名では「第二東海自動車道横浜名古屋線」と称する[17]。予定路線の第二東海自動車道の起点は東京都であるが、新東名高速道路は首都圏中央連絡自動車道と接続する海老名南JCTが起点となり[18]、海老名南JCT以東の具体的な経路や開通時期は未定である。また、第二東海自動車道の終点は名古屋市名古屋港金城ふ頭に所在する名港中央IC[19])であるが、豊田東JCT - 名港中央IC間は、名港中央IC - 四日市JCT間と合わせ伊勢湾岸自動車道として供用中である[20][3]

道路構造令による設計速度は全区間で第1種第1級の120 km/h(キロメートル毎時)となっているが、伊勢原市 - 豊田市間では140 km/hを担保する構造となっている[21]。これは諸外国の設計速度やドイツアウトバーンの走行実態などから判断のうえ、将来における走行性、安全性等の調査、研究の進展によって条件が整えば、乗用車において140 km/h走行の実現の可能性があることを考慮して決定した[21]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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