新幹線400系電車
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新幹線400系電車
400系新幹線(山形駅)
基本情報
運用者東日本旅客鉄道
製造所川崎重工業
東急車輛製造
日立製作所
製造年1990年1992年1995年
製造数12編成84両
運用開始1992年7月1日
引退2010年4月18日(さよなら運転)
廃車2010年4月30日
投入先東北山形新幹線
主要諸元
編成6両 (6M) → 7両 (6M1T)
軌間1,435 mm
電気方式交流25,000V 50Hz
交流20,000V 50Hz(在来線区間)
最高運転速度240 km/h(新幹線区間)
130 km/h(在来線区間)
起動加速度1.6 km/h/s[1]
減速度(常用)2.6 km/h/s[1]
編成定員379人(普)+20人(グ)=399人
編成重量318.0 t[1]
編成長148 m[1]
全長23,075 mm(先頭車)[1]
20,500 mm(中間車)[1]
全幅2,947 mm
全高4,070 mm[1]
車体高3,870 mm
車体普通鋼
台車ゴム併用板ばね式ボルスタレス台車
DT204(L1編成電動車)/DT204A
TR7006(付随車)
主電動機直流直巻電動機MT203
主電動機出力210kW × 4
駆動方式WNドライブ
歯車比27:73=1:2.70[2]
編成出力5,040 kW
制御方式サイリスタ位相制御
制動装置電気指令式ブレーキ(応荷重装置付き)、発電ブレーキ(チョッパ連続制御)、抑速ブレーキ、耐雪ブレーキ、直通予備ブレーキ
保安装置ATC-2型DS-ATC
ATS-P(在来線区間)
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新幹線400系電車(しんかんせん400けいでんしゃ)は、かつて東日本旅客鉄道(JR東日本)に在籍していた新幹線電車である。日本初の新幹線直行特急(ミニ新幹線)用車両である。
概要

東北新幹線と新幹線と同じ標準軌改軌した在来線奥羽本線直通運転する、山形新幹線つばさ」用として開発・製造された。

1990(平成2)年に試作車が落成し、1992(平成4)年に量産車が落成した。当初は全車電動車の6両編成で、1995(平成7)年より中間車両(付随車)を1両増結して7両編成となった。

車両は増結車の429形を除いて第三セクターの「山形ジェイアール直行特急保有株式会社」が所有(車籍はJR東日本)し、JR東日本が借り受けて運行を行った。

東北新幹線としても10年ぶりの新形式であったことから、200系からのイメージ脱却を目指し、以下を基本コンセプトとした[3]

トータルコンセプト:「21世紀志向の高速列車」

エクステリアイメージ:「アドバンス&ソリッド」

インテリアイメージ:「ソフト&アドバンス」

編成記号は「L」を使用していた。
車両概説

本項では、特記が無い限り落成当時の仕様について述べる。
車体

分類上は新幹線車両ではあるが、在来線区間も走行するため、車体長20,000mm・車体幅2,945mmと在来線の車両限界の規格に合わせている。

車体は普通鋼製で、客室窓は普通車が座席2列に1枚の大窓を、グリーン車が座席1列に1枚の小窓を採用している。塗装はシルバーメタリック■を基調とし、窓回りと屋根上に濃いグレー■が配され、側窓下は緑帯■が配されている。車体側面に貼付されていたロゴマークには、形式称号の「400」が表記されていた。

新幹線の各で新幹線専用プラットホームとの間に大きな隙間ができるため、ドアの部分には延長ステップが装備され、新幹線の各駅での停車中に限り自動的にステップが引き出され、ホームとの隙間を埋めている。

東京寄りの先頭車(11号車)には分割・併合装置が収められ、他の新幹線と連結することが可能となった。2001(平成13)年9月20日までは200系とも連結運転をしていたが、その後の営業運転ではE4系のみと連結運転していた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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