新宿スワンII
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新宿スワン
?歌舞伎町スカウトサバイバル?
ジャンルアクション
漫画
作者和久井健
出版社講談社
掲載誌週刊ヤングマガジン
レーベルヤンマガKCスペシャル
発表号2005年20号 - 2013年45号
巻数全38巻
話数全385話
テンプレート - ノート

『新宿スワン?歌舞伎町スカウトサバイバル?』(しんじゅくスワン かぶきちょうスカウトサバイバル)は、和久井健による日本漫画作品。講談社刊『週刊ヤングマガジン』にて、2005年20号から2013年45号まで連載された。テレビ朝日系列で2007年8月18日からドラマ化もされた。2015年には実写映画版が公開された。

作者の和久井は、かつて実在した日本一のスカウト会社の元スカウトマン。『新宿スワン』は実在したスカウト会社を舞台とした作者本人が体験した出来事にフィクションを交えて描かれている。
概要

2000年代初頭の東京都新宿区歌舞伎町を主な舞台としたスカウトマンを主人公に、その成長と歌舞伎町裏社会を描いた作品。

主人公の白鳥龍彦(タツヒコ)が歌舞伎町を拠点とするスカウト会社「バースト」に入社したところから話がスタートし、以下のシリーズが展開された。

渋谷AV編 - 「バースト」が渋谷に進出する。

闇金編 - 闇金融を営む同僚との抗争を描く。

横浜王国編 - 「バースト」の横浜進出を描く。

ホストバブル編 - とある事情で借金を背負ったタツヒコが、スカウトマンからホストに転身し歌舞伎町のホストクラブで働く。

ミネルバ潜入編 - スカウトに戻ったタツヒコが、バーストのライバル会社の「ミネルバ」に潜入する。

すすきの監獄編 - タツヒコがスカウト会社「バーストネオ」を立ち上げる。

歌舞伎町レクイエム編 - 「ミネルバ」の創立メンバーが出会う過去話。

バースト奪還編 - タツヒコが森長千里と馬頭冬偉と共に新宿に戻った後を描く。

歌舞伎町レクイエム編パート2(復讐の連鎖編) - 辰巳幸四郎の死の真相を描く。

歌舞伎町ピカレスク編 - ヤクザ柚木組の跡目抗争が絡む物語の黒幕的な紋舞会の天野と真虎との決着を描いた最終章。

登場人物
白鳥龍彦(しらとり たつひこ)
本作の主人公。通称タツヒコ。歌舞伎町で
パチンコ打ちに失敗して落胆していたところを真虎に誘われスカウトの世界に入る。天然パーマは祖母ゆずりらしい。幹部昇格と勘違いし憤慨してホストへ転進したり、秋葉原=コスプレと思い込みシャア・アズナブル香港=ブルース・リーと思い込みコスプレでやって来るなど、単純で後先を考えない勘違いな性格で一人で突っ走る場面が多い3枚目だが、担当している女の子や後輩を守るため奮闘したり、人道に反する物事(シャブや闇金など)を許さないなど物事には筋を通すという熱い一面もあり、その辺りを真虎や山城兄弟、馬頭兄弟に見込まれている。またケンカは並みのスカウトマンを一掃するほど強い。それはアゲハが逮捕されて以降、誰かを守りたい時に自分の無力で助けられないのがイヤだという思いから、鍛えるようになったためである(中学時代は不良グループのトップだと思わしき描写もあり、元々ケンカは強い方である)。普段着ているスーツは実在するオーダースーツ会社・Sensibirity(センシビリティ)のスーツで裕香に買って貰った。色はグレー。当初は歌舞伎町のスカウト会社・バーストに所属していたが、ホストクラブ編突入時にバーストを辞めている。その後、バーストに幹部としての復帰を許されたが、バースト社長・山城神の命令でライバル会社のミネルバに、幹部補佐として潜入する。しかしその山城神が死亡してしまい、バースト社内に潜入の事情を知る者がいないため、バースト復帰の道が閉ざされてしまう。そこで、唯一潜入の事情を知るミネルバ社長・山城尊から北海道行きを命じられて一時期は北海道に滞在し、「ねはんの宿」で働いていたが、現地で再会した元パラサイツ専務の森長とタイマンを張り、引き分けた後で互いの胸の内を語り合って意気投合し、共に新たなスカウト会社「バーストネオ」を立ち上げ、自ら社長に就任。そして「バースト奪還編」において、かつてのバースト社長だった山城神の意思と全ての真実を知った時正ら幹部達から受け入れられたことにより、バーストの新社長に就任する。「歌舞伎町ピカレスク編」では、天野修善の息子のレオ(タツヒコと井出以外の前では「神崎レオ」と名乗る)と出会い、義兄弟の契りを交わした。現在は勢力の拡大を行いつつ、真虎に対して複雑な感情を持ちながらも真相を解明すべく奮闘。その後、すべての真相が明らかになり師でもあり敵でもあった亡き真虎の勇姿を涙ながらに桜井に語っていた。
バースト

歌舞伎町を拠点とするスカウト会社。歌舞伎町では事実上最大手。スカウト通りをシマとする。現在は渋谷・横浜にも進出している。ケツモチは同じ歌舞伎町の暴力団・紋舞会に依頼していたが、山城神の死去に伴い美竹組に変更している(「バースト奪還編」にて)。それ以来、美竹組からの指示でシャブを売るようになり、スカウトとシャブの売買を平行して行っていた。また、シャブを扱っていた時期は大衆からの評判が悪化し、「チャラいしシャブ中ばかり」との噂が立っていたが、タツヒコが新社長に就任した後は美竹組との関係を断ち切ってシャブの扱いを取りやめ、元のスカウト一筋の方針へ戻した。現在のケツモチは無し。
山城神(やましろ じん)
バースト社長。子供の頃から紋舞会の天野会長に世話になっており、ケツモチを頼んでいるのもその縁から。若い頃はヤクザの事務所への殴り込み紛いなど相当な無茶もやっており、バーストの幹部は大部分がその時から付いて来ている者達である。横浜のウィザードと揉めた際の心労から入院する。真虎の裏切りに薄々感づいており、真虎の真の狙いを探るべくタツヒコにミネルバへの潜入を命じたが、入院中に真虎により点滴に塩化カリウムを注射され、心筋梗塞で死亡。会社を大きくするために躍起になり、新人だったタツヒコを売ろうとするなど卑劣な一面もあった。しかし昔より基本的には男気があり、面倒見の良い性格で社員からの信頼が厚く、時正や関、タツヒコも慕っていた。しかし、その面倒見の良い性格が時にトラブルを起こす事もあり、ヒデヨシのシャブ絡みにおける葉山の言動から(神が優しすぎるが故に部下をキッチリ抑えられずトラブルを起こす=人の上に立つ器じゃないとして)天野の不興を買っており、最終的にはウィザードとのトラブルで天野から斬り捨てられるに至っている。ヤクザと福建マフィアに絡まれたところを辰巳幸四郎に助けられた事があり、それ以来辰巳と行動を共にしていた。しかし、尊共々天野により辰巳の殺害を命じられ実行した過去があり、真虎の復讐の対象となっていた。ただし真虎も一時神を尊敬していた。スカウトという職業柄、酒があまり飲めないせいか強くなく、それが原因でトラブルを引き起こしたこともある。
真虎(まこ)
元バースト幹部。バースト在籍時は真虎派を率いていた。タツヒコの元上司で、パチンコ打ちに失敗して疲弊していたタツヒコに食事をおごってスカウトの道へ誘った。瞼と上唇に傷がある。タツヒコが困った時や危ない目にあっている時などは、タツヒコを助けるため密かに裏で動いている。洞察力が鋭く、相手にカマを掛けるのが得意。その為社長や他会社の人物からも一目置かれている。喫煙者で銘柄はセブンスター。一見爽やかで優しそうな容姿をしているが笑顔で恐ろしいことを言ったり、葉山と意味ありげな会話をしていたりと、謎が多い。元々は神と共にミネルバ出身であるが、神がミネルバを離反する時についていった。これは尊が、兄・神を「守る」ために行かせたため。その為、バースト移籍後もライバル会社の社長で神が対立していた尊と交流、神の様子を報告していたが、そのことは神も把握しており、ミネルバからのスパイだと疑われていた。辰巳幸四郎と同じ髪型、顔の傷を持つ。早乙女朱美によれば、真虎を軸とした「大きな計画」が進行中だとされている。本作のキーパーソンとも言える人物。(以後の詳細は下記ミネルバ「真虎」欄参照)
馬頭冬偉(メズ トーイ)
(以前の詳細は下記ウォッチマン「馬頭冬偉」欄参照)ウォッチマン社長、元バーストネオ幹部。「すすきの監獄編」を経て「バーストネオ」幹部として入社し、タツヒコと森長と共に歌舞伎町へ戻った。「バースト奪還編」からはタツヒコと森長のズレた発言にツッコミを入れており、二人の良き理解者となっている。多くの人脈を持ち、森長が美竹組組長の灰沢から消されそうになった時には、大兄(ターシュン 中国語で「兄貴」の意)や一期会・日下田会長というコネクションを使って、森長の殺害を阻止する。「新宿フィラリア」の解散後、改めて新生バーストの幹部として入社する。「歌舞伎町ピカレスク編」では日本に残り天野の資金源を探る。
森長千里(もりなが ちさと)
(以前の詳細はパラサイツ「森長千里」欄参照)元パラサイツ、元バーストネオの専務。「すすきの監獄編」で北海道へミネルバ北海道支部長・富士見がかつて属していた渋谷の愚連隊の長で、当時は「キラーウェポン・殺スケ森長」と恐れられていた。「バースト奪還編」まではタツヒコが設立した「バーストネオ」の専務をしていた。「すすきの監獄編」では、パラサイツ時代に暴走して田無からクビにされた経緯から、北海道でミネルバと揉めた際には社長のタツヒコの意向を汲んで相手に土下座して侘びを入れるほどの成長を見せた。また、タツヒコが馬頭冬偉と対面した際には、馬頭の元にいた元警察官・熊比良セルゲイに叩きのめされるが、後に軽トラでセルゲイを撥ね飛ばし、バットを持ってとどめを刺してリベンジに成功。この軽トラ攻撃はかつて自身が関から受けた制裁と全く同じ方法であり、制裁を行った森長は物凄く楽しそうに笑っていた。その後、タツヒコと冬偉と共に新宿へ戻る。「バースト奪還編」では元パラサイツとリモーラの社員達から成る「新宿フィラリア」の社員・複数人を1人で全滅させる。トナミとはかつては親友同士だった。トナミとのタイマンに勝った後、樹海でトナミから解放され、直後にタツヒコとミレイの車で救出された。「バースト奪還編」の後、改めて新生バーストへ入社。「歌舞伎町ピカレスク編」ではタツヒコを救うために香港に向かい因縁の相手である灰沢と対峙し、ステゴロで殺意のリミッターを外し圧倒的な力で完勝した。
関玄介(せき げんすけ)
バースト在籍当時は幹部で、武闘派である関派を率いていた。バーストに入る前はヤクザをやっていた。タツヒコのことを普段は「タチュヒコ」と呼び、一刻を争う状況や真剣な話をする際は「タツヒコ」と呼ぶ。バーストの新人スカウトで遊ぶのが好き。右目に斜視を持っており、また大きな戦いの前には大便をするというクセがある。ガサツでケンカっ早いが、シャブ中の女性を慰めたりと優しさも持ち合わせている。社長である神を「タヌキ」と呼ぶなど侮っているような態度が目立つが、過去(1997年)に自分の所属していた組の組長の女を寝取ったとして殺されかけたところを仕事で訪れた神に助けられ、バーストに入社したという経緯がある。その為、心の底での会社への忠誠心と社長への信頼は幹部に相応しいものを持っている。パラサイツと対決した際、森長を車で撥ねて大怪我を負わせた。「横浜王国編」にてウィザードのスカウトによりブロック塀で殴られ、7針縫う怪我を負う。その際、オールバックにしていた髪をバッサリ切り、坊主頭になる。眼鏡もこの時から着用していない。ウィザードの社長である滝マサキとは幼馴染で、神奈川県警に連行された時には関をウィザードの首魁に据えようとする滝によって釈放された。その後神によりバーストを裏切ったとしてクビ(実際には先述の通り恩義を重んじすぎるが故の独立を促す為の口実であり、滝との関係を知った上での神なりの決断であった)となるが、滝亡き後のウィザードを引き継いで自ら社長に就任し、彼の遺志を果たそうとするようになる。なお、滝のことは「マサキ」と名前で呼んでいた。(以後の詳細はウィザード「関玄介」を参照)
亀山(かめやま)
関派No.2で、関同様に武闘派。左の二の腕に和彫りがある。横浜王国編後は関の後釜として幹部となる。葉山曰く「一本気な性格」。関を尊敬しており、関脱退後も何かにつけて会おうとする。現在は時正や根駒と同様、スカウト一筋で活動している。「バースト奪還編」以後、関が率いる新生ウィザードに移籍。
時正(ときまさ)
バースト幹部で本部長。山城神の生前は彼の右腕的存在でもあり、入院中は社長代行となっていた。元々はミネルバ出身で神が独立すると供に退社。神同様酒は弱い。常にサングラスを着用しており(若い頃は着用していない)、温泉に浸かる時もサングラスをかけている描写がある。「バースト奪還編」にてシャブを扱うようになったバーストを嫌っており葉山からは冷遇され、省かれた扱いを受けたり急務を任されているが、それでもシャブには一切手を出さずスカウト一筋で活動していく方針を貫いている。髪型はかつては長髪だったが、今は坊主頭。顔には仕事関係でできたと思われる切り傷がある。現在の役職はバースト社長(タツヒコ)の相談役。「時正」は、名字か名前か、あるいは源氏名かは不明だが、彼の名刺にも「時正」と書かれているのみである。
根駒崇(ねこま たかし)
元真虎派のNo.2。冷静な人物だが、ケンカを一喝しただけで止めるなど貫禄はある(第1話のタツヒコとチンピラのケンカを止めたのは彼)。「バースト奪還編」ではシャブを取り扱う葉山の方針を否定し、スカウト一筋での活動を通す時正を慕っている。現在はバーストのシステム部部長。
葉山豊(はやま ゆたか)
元バースト幹部。バースト在籍時には葉山派を率いていた。バーストに吸収合併されたスカウト会社・ハーレム出身。元シャブのプッシャー(売人)。真虎と度々密会していたが、その意図は不明。ヒデヨシにシャブのプッシャーになる事を勧め、ヒデヨシがヘマをしてバーストや紋舞会から追われている所を口封じのため洋介に殺させた。また、横浜のウィザードの滝マサキとも繋がりがあり、タツヒコから「死んだはずのヒデヨシを見掛けたので探したい」と相談された時には彼を紹介した。表向きは冷静で頼れる先輩という印象だが、裏では狡猾で自己中心的な性格である。山城神が死んだ後はケツモチを美竹組の灰沢に依頼し、バーストの社長に就任。「バースト奪還編」では美竹組からの指示を受けてバースト内でシャブの取引を行っている。ハーレム時代の同僚、九龍タケシからは「口先だけはいっちょまえ」と皮肉を言われ、時正からは「儲かる側に付くタイプ」と評され、灰沢と真虎からは陰で「利用し易い」と言われ、天野修善からは「山城の部下じゃなかったら殺してる(ヒデヨシのシャブ販売が露見し、天野に謝罪に行った際、『部下がやったことで自分は関係ない』と釈明したことに対し)」と吐き捨てられ、大麻と芥からは「自分達がいなければシャブを上手く売りさばけない」などと、陰で馬鹿呼ばわりされている。後にトナミに社長の座を奪われてしまう。モリケンと共に、地方から出直そうと車で移動中、関らの待ち伏せにあい、制裁をくらった。その後、関にモリケンと共に拾われ、現在はウィザードの社員。
牛尾忠利(うしお ただとし)
バースト幹部で、ハーレムとの抗争時に一度バーストを辞めた出戻り組。出戻る直前のタイミングで闇金に手を出し、その後は独自の手法で成り上がり、アカブタグループのオーナーにまでなる。が、それも全て周りの策略であり最終的には出資法違反で逮捕される。周りから信頼されているタツヒコを妬み、彼にバーストを裏切らせようと目論んでいた。しかし、一度バーストを辞めた理由は社長がタツヒコを売ろうとした卑劣さに嫌気がさしたためであり、本来は仲間想いな一面もあったが、闇金業で成り上がるにつれ、卑劣さが増していった。逮捕された後は改心し、タツヒコのことを素直に評価するようになる。愛車は(ベンツ・Gクラス)。
鼠賀信之介(そが しんのすけ)
バースト幹部で、出戻り組。牛尾の旧友であり、牛尾は大きいことを成すべき人間であり、そのために力を貸すと決意していた。牛尾が逮捕された後は、「タツヒコの力になることが牛尾の意志に沿うことだ」と考え、横浜王国編ではチームタツヒコの参謀的役割を担った。非常に頭が切れる。「バースト奪還編」で葉山が社長に就任してシャブを扱うようになってからのバーストを「クソ」と吐き捨てている。この時期はシャブを扱う葉山の方針を否定し、スカウト一筋で活動している時正を慕っている。おかかおにぎりが苦手で、小学生の頃に無理やり食べて嘔吐したことがある。現在は吉川らと共に『MZクルー』に移籍。
南ヒデヨシ(みなみ ひでよし)
ハーレムの葉山派に所属していたスカウトマン。 本名は古屋ヒデヨシ(ふるや ひでよし)。先輩のスカウトマンを押しのけてまで幹部に上がろうとするほど野心的な性格で、真虎に敵を作りやすいと分析されていた。タツヒコを異様にライバル視し、時には見下した態度もとるようになる。裏ではプッシャーグループとつながり、スカウトの立場でシャブをさばくこともしており、プッシャーとしてのし上がろうと目論んでいた。卑劣な手でバーストの幹部になったものの、シャブをさばいている現場を関に見られ、バースト内で疑いの目をかけられてしまう。ついにはシャブの受け渡し現場をタツヒコにも目撃され、シャブを取り上げられ、取り返すためタツヒコとビルの屋上で直接対決をした。しかしケンカではタツヒコに敵わず、新宿から逃げるよう促された。しかし、他人を押しのけてものし上がるという目標は失っておらず、再起の決意を固めようとしていたが、新宿を去ろうとした時、自分をプッシャーの道に引きずり込んだ葉山が口封じのため洋介に指示をし、事故に見せかけて殺された。元々タツヒコとは学生時代の同級生で、いじめられっ子だったヒデヨシをタツヒコが助けていた。そこで自分より強いタツヒコにコンプレックスを持ち、同じスカウトマンとして強い対抗心を持つようになった。ヒデヨシ自身はタツヒコの事を気づいていたが、当の本人は最初は気付いていなかった。
川口洋介(かわぐち ようすけ)
元葉山派所属。タツヒコと同期で彼からは「洋ちん」という愛称で呼ばれていた。葉山の命令でヒデヨシを殺害。その罪の念により空っぽの人形のようになってしまう。その後ヒデヨシと同じ身なりをして同じ名前を名乗り、ウィザードのシャブのディーラーとなる。重度のシャブ中状態に陥っていたが、滝によってしがらみから救われる。最後は滝に拳銃で撃たれて死亡したかに見えたが、実際は防弾チョッキを着ており、生きていた。これは「シャブの取引の際の危機回避のため身に着けること」と「射殺されたように見えた場面では撃たれたように演技する」という注意を事前に滝から伝えられていた。その後、改めて素の状態でタツヒコと再会して新たな人生を始めることを語り合った。その後は地方に移り警備員のバイトをしながら弁護士を目指し法の勉学に励んでいる。
犬飼幸二(いぬかい こうじ)
ホストクラブ・セクシーガイの元ナンバー2。理由があってバーストに入社しスカウトを始める。スカウトの方法は「色恋」。巧みな話術で女性を落とし、スカウトしていく。スカウトするためだけにアオイに嘘をつき、付き合うが、後にその気持ちにすら自ら嘘をついていたことに気付き、本気で付き合い、北海道に移住後結婚する。真虎と葉山の策略によって美竹組から拉致され、アオイと共に殺されかけるが、タツヒコの命懸けの協力もあって、何とか一命を取り留める。その後、アオイと共に北海道へと身を移す。後にタツヒコがすすきのでバーストネオを立ち上げた際、タツヒコに力を貸す。北海道では馬頭からタツヒコ達の監視を命じられ、また朝河組に顔が利くなど、謎に包まれている部分も大きい。タツヒコが馬頭と面会した場面で、タツヒコを裏切ったことを明かす。その後、北海道に帰ってきたカエデに諭される。実はウォッチマンの社員で、その実務を1人でこなしていた(以後の詳細はウォッチマン「犬飼幸二」欄参照)。
井出登(いで のぼる)
犬飼と同期でバーストに入社、通称「イベサー」。現在の役職は中堅社員。何だかんだで、この同期の組でバーストに残っているのは井出のみである。一時は闇金に手を出していた。軽い性格で関の女に手を出してしまい、関からきつい制裁をくらった。


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