2012年から2013年まで活動した国政政党については「新党大地 (2012-)」をご覧ください。
日本の政党新党大地
新党大地のポスター
代表鈴木宗男
成立年月日2005年8月18日
本部所在地〒100-0014東京都千代田区永田町2-9-6 十全ビル206
衆議院議席数0 / 465 (0%)(2017年10月23日現在)
参議院議席数1 / 248 (0%)(2019年7月21日現在)
市区町村議数6 / 29,608 (0%)(2023年4月24日現在)
党員・党友数95人(2021年7月28日現在[1])
政治的思想・立場中道右派
緑の保守主義
親露
先住民族の権利の尊重
地域主義
反新自由主義
シンボル党歌「大空と大地の中で」
法人番号4010005018215
新党大地(しんとうだいち、英語:New Party DAICHI)は、北海道の地域政党である。略称は大地、NPD。 鈴木宗男は複数の汚職事件により、2002年(平成14年)3月に自民党を離党。胃癌手術のため2003年(平成15年)の第43回総選挙には出馬せず、翌2004年(平成16年)の第20回参院選に無所属で出馬し落選した。 2005年(平成17年)8月8日、衆議院が解散。同年8月18日、鈴木は札幌市中央区で「新党大地」の旗揚げを表明した[2]。党名は鈴木と同郷(足寄郡足寄町出身)の親友で、シンガーソングライターの松山千春が付けた。同日の事務所開きには松山も出席した[2]。また、松山は自身のヒット曲である「大空と大地の中で」を党のテーマ曲として提供した。 結成直後の第44回総選挙以降、衆議院に比例北海道ブロックで獲得した1議席を保持し続けており、民主党と統一会派(民主党・無所属クラブ)を組むとともに、民国連立政権の閣外協力与党として活動していた。また、道内の地方選挙でも、民主党・国民新党とは互いに候補者を推薦しあうなどし蜜月関係にあった。しかし、2015年から2016年にかけて民主党と日本共産党が急接近し始めると状況は一変。代表の鈴木宗男は、いわゆる民共共闘に難色を示し、長女で民主党所属の衆議院議員として活動していた鈴木貴子も離党の意思を示す。しかし、民主党は離党届を受理せずに除籍処分として対立が深まった。そうした経緯もあって、与党の自民党、公明党と距離を近づけ、選挙協力を行うようになっている。 2019年7月21日の第25回参議院議員通常選挙で、日本維新の会から立候補していた代表の鈴木宗男が当選。日本維新の会では二重党籍が認められているため、鈴木は維新を離党する2023年10月まで維新の国会議員として活動しつつ、新党大地の代表も引き続き兼任していた。 基本的に北海道内での活動を主とする地域政党であり[注釈 1]、国政選挙・地方選挙のいずれにおいても、候補者の擁立はほぼ道内に限定されている。また、政党要件を満たしていないため、公職選挙法・政治資金規正法・政党助成法などが定める優遇措置は受けていない。 党結成前の2004年(平成16年)に執行された第20回参院選の北海道選挙区に無所属で出馬した鈴木宗男代表は、落選したものの48万5382票を獲得しており、このことから新党大地は比例北海道ブロックで1議席の獲得が見込まれていた[注釈 2]。政党要件を満たさない政治団体が同ブロックに名簿を提出するためには2人以上擁立する必要があり[3]、鈴木が同ブロックから出馬する場合、少なくとももう1人候補者を擁立する必要があった。 また中川昭一(自民党)の地盤である北海道第11区や武部勤(同)の地盤である北海道第12区に鈴木を刺客として送り込む案も浮上したが、政党要件を満たしていない新党大地の候補者には重複立候補が認められないため[4]、リスクが大きかった。
概説
党史
第44回総選挙