新井満
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あらい まん
新井満
生誕1946年5月7日
日本・新潟県新潟市
死没 (2021-12-03) 2021年12月3日(75歳没)
国籍 日本・日本
出身校上智大学法学部
著名な実績第64回日本レコード大賞で特別功労賞
『尋ね人の時間』で第99回芥川賞受賞
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新井 満(あらい まん、1946年昭和21年〉5月7日 - 2021年令和3年〉12月3日)は、日本の男性著作家、作詞作曲家歌手写真家、環境映像プロデューサー、絵本画家。新潟県新潟市生まれ。本名:滿(みつる)。母は助産婦。
来歴.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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出典検索?: "新井満" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2022年12月)

新潟市立寄居中学校新潟明訓高等学校上智大学法学部卒業。子供時代に新潟地方を襲った大地震で危うく命を落としかけた。また、幼少時から病弱だった。上智大学グリークラブ(男声合唱団)に所属するも、重病を患い生死の境目を彷徨ったため入院退部。何とか治癒して生きる喜びを強く実感する。以降、美しいものを発見して伝えることをライフワークとして生きていきたいと誓う。

卒業後、電通に入社し環境ビデオ映像の製作に携わるかたわら、小説・歌などの創作活動に入る。2006年5月末日に定年退職した。1971年、東京出身の三田部紀子(1947年生、東京農工大学卒)と結婚[1]。のち新井紀子として共著を数点刊行している。1977年昭和52年)、カネボウのCMソングとして自ら歌唱した『ワインカラーのときめき』(作詞:阿久悠 作曲:森田公一)がヒット曲となる。

1987年(昭和62年)、『ヴェクサシオン』で第9回野間文芸新人賞受賞。1988年(昭和63年)の『尋ね人の時間』で第99回芥川賞受賞。都会生活を営む現代人の心象を、詩的な物語性によって繊細に描く作風と評価される。

日本ペンクラブ常務理事として、平和と環境問題を担当。1998年(平成10年)長野冬季オリンピック開幕式イメージ監督。2001年平成13年)、妻をがんで亡くしたふるさとの友人を慰めるために『千の風になって』を作曲。作曲にあたって原詩である 『Do not stand at my grave and weep(直訳:私のお墓で佇み泣かないで)』 を訳して自ら歌い、CDに録音したものを30枚作成。友人や希望者に配布した。しかし、曲を聴きたいという希望者が膨れあがり、2003年に朝日新聞の天声人語で取り上げられると問い合わせが殺到。急遽ポニーキャニオンからCDが発売され、訳詩を掲載した本も講談社から発売された。この曲は秋川雅史加藤登紀子、スーザン・オズボーン、新垣勉ウィーン少年合唱団などプロの歌手たちにカバーされ、100万枚を越える大ヒットとなった。同曲によって2007年(平成19年)第49回日本レコード大賞作曲賞を受賞。ラジオドラマ、テレビドラマ、劇映画にもなった。また、9/11テロの後、現地での慰霊イベントで引用され大きな注目を集めた。

2003年(平成15年)、市民創作函館野外劇の実行委員会からの要望でテーマソング『星のまち Hakodate』を作詞・作曲[2]。毎年7月と8月に開催される函館野外劇では出演者によって全編で歌われている。

2005年(平成17年)、『この街で』(作詞:新井満、作曲:新井満、三宮麻由子)を制作。この曲は元々2000年10月に松山市で開催された「21世紀に残したいことば」あなたのことばで元気になれる『だから、ことば大募集』」で松山市長賞を受賞した「恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい!」がモチーフとなっている[3]日本ペンクラブ「平和の日・松山の集い」 のイベントで松山を訪れていた新井はこの言葉に感動し、エッセイストの三宮麻由子と協力して即興で作詞・作曲した。イベント終了後もう一度聞きたいという要望が寄せられたため、後日新井がプライベートで録音してCD原盤を作成。CDの製造・販売権も新井から松山市に譲渡され、松山市役所の窓口で販売された。CDの売上金はすべて街づくりのイベント等の資金として役立てられている。

2009年(平成21年)、平城遷都1300年の記念行事の一環として万葉集研究の第一人者である中西進から万葉集の和歌にメロディーを付けて楽曲を作って欲しいという依頼があり[4]、『万葉恋歌 ああ、君待つと』を制作。万葉集の中から額田王磐姫皇后・播磨娘子ら女性歌人の恋歌を新井が編纂し、曲をつけた。この曲は、演歌歌手の小林幸子の歌唱でCD化され、『第60回NHK紅白歌合戦』でも小林によって歌われた。

2011年(平成23年)11月、NHK『ラジオ深夜便』で朗読し反響となった詩『希望の木』を写真詩集として刊行。これは、津波で7万本あった高田松原の松の木が、たった一本を残して全滅した事実を踏まえて作られた詩で、初版印税の全額と一冊につき100円の復興応援金を寄付するチャリティー本となっている。

晩年は北海道亀田郡七飯町に暮らした。2016年(平成28年)7月、大沼国定公園にて開催された音楽イベント「北海道新幹線開業記念音楽祭「第1回千の風音楽祭」in大沼?イランカラプテ?」をプロデュースした[5]

2018年(平成30年)10月、愛媛県西条市の愛唱歌として「石鎚山」を作詞・作曲した。

2021年令和3年)12月3日午前8時46分、誤嚥性肺炎のため、函館市内の病院で死去。75歳没[6]

2022年11月15日、第64回日本レコード大賞で特別功労賞を受賞(没後受賞)。
『千の風になって』をめぐる議論

『千の風になって』の詩の訳は南風椎が最初におこなっている。にもかかわらず、新井満はその名称の商標登録をおこなっている。原文となった英語の詩に関しても作者は著作権を放棄している。詳細は「千の風になって#新井満版『千の風になって』をめぐる議論」を参照
作品リスト
小説・絵本

『にちようびだゾウ!』サンリード(創作えほん) 1983年

『ヴェクサシオン』
文藝春秋、1987年 のち文庫、新風舎文庫

『尋ね人の時間』文藝春秋、1988年 のち文庫

『サンセット・ビーチ・ホテル』文藝春秋、1988年 のち文庫

『海辺の生活』文藝春秋、1991年

『カフカの外套』文藝春秋、1991年

『オンフルールの少年』マガジンハウス 1992年

『朝のパンセ』ラウル・デュフィティビーエス・ブリタニカ 1993年

『エッフェル塔の黒猫』講談社 1999年

『黒い傷のある部屋』集英社 2000年

『カメラマンと犬』集英社 2002年

『月子』PHP研究所 2004年

『朱鷺のキンちゃん空を飛ぶ』佐竹美保理論社 2005年


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