新世界より_(小説)
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新世界より
ジャンルサイエンス・ファンタジー
小説
著者貴志祐介
出版社講談社
レーベル講談社ノベルス(新書版)
講談社文庫(文庫版)
発行日2008年1月23日(単行本)
2009年8月6日(新書版)
2011年1月14日(文庫版)
巻数単行本:全2巻
新書版:全1巻
文庫版:全3巻
漫画
原作・原案など貴志祐介
作画及川徹
出版社講談社
掲載誌別冊少年マガジン
発表号2012年6月号 - 2014年7月号
巻数全7巻
アニメ
原作貴志祐介
監督石浜真史
シリーズ構成十川誠志
キャラクターデザイン依り(原案)
久保田誓、清水祐実(サブ)
音楽小森茂生
アニメーション制作A-1 Pictures
製作「新世界より」製作委員会
放送局テレビ朝日テレ朝チャンネルほか
放送期間2012年10月 - 2013年3月
話数全25話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『新世界より』(しんせかいより)は、貴志祐介による日本小説作品。2008年1月に講談社より出版された。2011年講談社文庫で文庫化された。
概要

人々が念動力を手にした1000年後の世界を舞台とするサイエンス・ファンタジー作品。2008年、第29回日本SF大賞受賞作品。『SFが読みたい! 2009年版』ベストSF国内篇では1位を獲得している[1]。著者の3年半ぶりの長編小説であり、上・下の2冊構成の書き下ろし。文庫版は上・中・下の3冊。

本作のタイトルはアントニン・ドヴォルザークの『交響曲第9番《新世界より》』に由来する。この曲の第2楽章を原曲とした歌曲『家路』の歌詞が作中に何度か登場する。

2012年に漫画化され(『別冊少年マガジン』2012年6月号から2014年7月号まで連載)、同年10月から2013年3月までテレビアニメが放送された。また、『小説現代』2011年8月号から前日譚『新世界ゼロ年』(しんせかいゼロねん)が連載中。
ストーリー

1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。

注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。その町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は、同級生たちと町の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。そこから彼女たちは、1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。

禁断の知識を得て、早季たちを取り巻く仮初めの平和は少しずつ歪んでいく。
時系列・各エピソード

全6章構成。物語は早季の書いた手記という形で進行していく。内容的には、主人公たちが12歳・14歳・26歳の時期の3部に分けられる。
I.若葉の季節
神栖66町に生まれた渡辺早季は、他の子供たちと同じく12歳で呪力が発現し、小学校「和貴園」を卒業して、呪力の訓練を行う「全人学級」に入学する。同級生の朝比奈覚・青沼瞬・秋月真理亜・伊東守と共に利根川上流に夏季キャンプに行った早季たちは、先史文明が遺した「国立国会図書館つくば館」の端末機械である「ミノシロモドキ」と遭遇する。早季たちはミノシロモドキから、「悪鬼」と「業魔」の正体、呪力がもたらした文明の崩壊、そして現在の社会が作られた経緯といった、禁断の知識に触れてしまう。直後、清浄寺の僧侶・離塵が現れる。離塵によってミノシロモドキは破壊され、早季たちは暗示により呪力を凍結されて連行される。
II.夏闇
連行中、早季たちは人間に服従しない外来種のバケネズミの襲撃を受ける。離塵はこれを退けるも、その後現れた風船犬の爆発に巻き込まれ死亡する。呪力を失った早季たちは逃走を図るが、早季と覚の二人はバケネズミに捕らえられる。二人はそこからなんとか脱出し、「塩屋虻コロニー」のバケネズミ・スクィーラに救われる。早季たちを捕らえたのは外来種の「土蜘蛛コロニー」で、塩屋虻と土蜘蛛は戦争中であることが判明する。土蜘蛛の奇襲攻撃を受けた早季たちは、地中にあるバケネズミの巣の中で迷子になる。トンネルを歩いているうちに精神が朦朧としてくるが、早季は意識のレベルが下がった状態を利用して覚の呪力を復活させる。覚は呪力を使って巣穴から脱出し、土蜘蛛に反撃する。戦いを続けた覚は呪力の精度が落ち、撤退しようとする。撤退中に、「大雀蜂コロニー」の援軍が来て土蜘蛛を制圧する。早季たちは、町の大人からの命令を受けてバケネズミが自分たちを始末するのではないかと恐れ、コロニーから逃走する。そして他の三人と合流を果たし、カヌーに乗って町に戻る。早季は瞬の呪力も復活させる。
III.深秋
神栖66町に帰還した早季たちは、面談を受けるが、何らかの処分が下されることはなかった。その後、5人全員が呪力を取り戻すことに成功する。2年後、早季たちは14歳になっていた。瞬の様子がおかしくなり、学校にも来ないようになる。瞬の家に行こうとする早季だが、家の周囲の動植物は異形と化していた。瞬は、自らが、呪力が異常漏出し無意識に周囲のものを異形化させてしまう「業魔」になったことを告げる。瞬は押し寄せる大地に沈み、命を落とす。
IV.冬の遠雷
早季たち5人の班には稲葉良がいる。だが早季は、自分が知っていたのは良ではなく、他の誰かだという違和感があった。早季たちは倫理委員会議長である覚の祖母・富子の呼び出しを受ける。早季は富子から、自分が後継者候補だと告げられる。2月、守が突然家出する。彼の後を追った早季たちは、守が処分に怯えていることを知る。守と、彼の話を聞いた真理亜は町に戻らないことを決意する。早季は教育委員会の尋問を受け、富子の指示で、覚と共に二人を連れ戻しに向かう。守と真理亜を探す早季たち二人は、バケネズミの「塩屋虻コロニー」にたどり着く。奏上役スクィーラは「野狐丸」という名を授けられていた。塩屋虻は大雀蜂と並ぶコロニーとなるまでに発展しており、覚はバケネズミへの不安を覚える。早季は真理亜の置手紙を受け取る。手紙には、守と真理亜は異常な町には帰らず、遠い場所へ行くと記されていた。
V.劫火
12年が過ぎ、早季と覚は26歳になっていた。早季は保健所でバケネズミの調査・管理を担当し、覚は妙法農場で働いていた。傘下コロニーへの襲撃事件をきっかけに、バケネズミの大雀蜂と塩屋虻コロニーとの間で戦争が起こる。安全保障会議では、力をつけたバケネズミへの懸念が示される。町で夏祭りが行われる。すると、振舞われた酒を飲んだ者が死に、それを皮切りに町民たちは爆弾、矢、銃による襲撃を受ける。バケネズミが人間に反旗を翻したのだった
[注 1]。人間側も呪力を使い反撃し、町民は五人一組になってバケネズミの掃討を始める。その最中、早季と覚のグループのメンバーが呪力で殺され、バケネズミの切り札が「悪鬼の子供」だと判明する。早季は、その容姿から、悪鬼の子が守と真理亜の実子であると確信する。早季たちは清浄寺へと避難する。そこで早季は、司書である母親からの置き手紙を受け取る。それによれば、1000年前に呪力を持つ者を殺すために作られた大量破壊兵器「サイコ・バスター」が、まだ使える状態で東京に存在する可能性があるという。早季たちは、清浄寺にいた大雀蜂コロニーの将軍・奇狼丸、鳥獣保護官の乾と共に東京に向かう。なんとか東京にたどり着くが、バケネズミの追手はすぐ近くまで迫ってきていた。
VI.闇に燃えし篝火は
早季と覚たちは追手を警戒しながら、廃墟と化した東京の地下を進む。途中二手に分かれるが、早季のペアになった乾が水中生物から早季をかばい、命を落とす。早季は地上のビルの中の金庫から、細菌兵器「サイコ・バスター」の入った十字架を発見する。その後、覚、奇狼丸と合流する。とうとう悪鬼の子がすぐ近くまで迫り、サイコ・バスターを使うも失敗する。その絶体絶命の状況で早季は、悪鬼の子は実は「本物の悪鬼」ではないと推測する。悪鬼の子は生まれて間もなくバケネズミに育てられたため、攻撃抑制と愧死機構が人ではなくバケネズミに対して働くというものだった。作戦により、命を捨てた奇狼丸は人間に化け、悪鬼の子の前に自ら姿を見せて攻撃させる。「同胞」たるバケネズミを殺してしまった悪鬼の子は、愧死機構により死亡する。早季たちは、バケネズミの反乱の首謀者・スクィーラを拘束して町に戻る。主力を失ったバケネズミの軍勢は瓦解し、反乱は完全に鎮圧された。報復裁判で、スクィーラには無間地獄の刑が課せられた。一か月後、早季は戦後処理と町の復興に中心メンバーとして携わっていた。そこで覚は、バケネズミの遺伝子を調べて知った真実を告げる。


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