新ビックリマン
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新ビックリマン
ジャンル
冒険ファンタジーギャグ
アニメ
シリーズディレクター貝沢幸男
シリーズ構成富田祐弘
キャラクターデザイン青山充
音楽菊池俊輔
アニメーション制作東映動画
製作朝日放送ASATSU東映
放送局朝日放送発・テレビ朝日系列
放送期間1989年4月9日 - 1990年8月26日
話数全72話
テンプレート - ノート

『新ビックリマン』(しんビックリマン)は、1989年4月9日から1990年8月26日まで、朝日放送を制作局としてテレビ朝日系列で毎週日曜8:30 - 9:00(JST)に全72話が放送された、ASATSU東映東映動画)制作のテレビアニメ
概要

前作『ビックリマン』から世界観を直接引き継いだ続編で、ひょんなことから一緒に旅をすることになったピア・マルコたち一行が、最終的に真に平和な世界「新河系」を築くまでを描く。原作であるロッテのチョコレート菓子『ビックリマン 悪魔VS天使シール』(以下、原作シール)のうち、本作品では第20 - 24弾に相当する箇所のストーリーが描かれており、原作シールのストーリーの後追いだった前作に対し、本作品は概ね原作シールと同時進行となった。他方で、2年目に入ってからは多少オリジナル色が強くなった。

前作同様、テレビ朝日系列の日曜8時台後半のテレビアニメとしては高い平均視聴率(関東)14.1%(最高18.5%)を記録した[1]
登場人物
次界
ワッPズ
ピア・マルコ→サン・マルコ→アレキサンマルコ
- 藤田淑子(タイトルコールも兼任)本作品の主人公。前作のメインキャラクターにして伝説の英雄・ラファエロココとシヴァマリアの子(分身)であるのみならず、新たな世界を担う次代と呼ばれる種族だが、マルコ本人はそれを知らずただのお守りだと思っている。紫の長い髪と水色の瞳が特徴。口癖は「ぴぁ」で、一人称は「おいら」。怪力の持ち主でもあり大岩を軽々と持ち上げることができる。必殺技は「和聖合拳」。とにかく食いしん坊で美味いものを食べること(特に饅頭が大好物[注 1])に目がなく、「それ、食えんのか?」もよく口にする。そのため、食べること目当てで行動することも多く、食べ物を手に入れられなかったときの落ち込みも激しい。普段は、のんびりだらだらしているうえに相当な天然ボケのところもあり、周りをイラつかせる行動もたびたびおこなうが、裏表がなく純粋無垢な性格であることから敵味方問わず好かれている。その一方、仲間たちの大ピンチの際には「親譲り」のパワーと行動力を強力に発揮するしっかりとした一面もある。仲間たちと次界を旅立ち12エリアの旅を続けるにつれ、各エリアで手に入れた「セントジュエル」が腰のベルトに吸収されていき、肉体的にも精神的にも成長して力をつけていく。そしてついに次界を旅立つ一番の原因となった「曼聖羅からの大洪水」を止めることに成功するまでになる。大洪水騒動の後は、ディオ・コッキーがまたも聖ボックスを盗んだ影響と源層界の闇の神・ダークマターの策謀で仲間たちと共に異空間(ビックリ村)に飛ばされてしまうが、その世界でものんびりとした性格は変わらず(ただし旅をしていたころの記憶は消されている)。しかしさらに多くの住民達と「友情の絆」を結んでいくことで機微繊細さも身に着けていくことになり、そのことが後にマルコの精神的弱さともなった(ドラキュロスとの関係など)。ビックリ村からの脱出後は、ついに故郷・次界にまで侵攻してきたダークマターのあまりに強大な力に敗れてしまいお気楽なマルコと言えどもどん底の底に叩き落され命の危機にまで陥る。しかし、聖神ナディアと異聖メディアの部下たちに助けられ、救出地・聖ランド(世界の中心・聖コアポイント)において自らの欠点である「欲望」を見つめなおすため修行する。そして次界が崩壊寸前にされたとき、「本当の使命」に目覚め、次界の太陽サン・マルコとして大きく成長することになる。しかしそのためにビックリ村で共に学び遊んだ友・ドラキュロス(このころは内裏ネイロスに変化している)と争うことになってしまう。最終回では12個のセントジュエルと合わさり、あらゆる世界を救う英雄アレキサンマルコとしてさらにパワーアップし、真に平和な世界「新河系」をつくりあげた。原作シールについては脚注を参照[2]。後年制作のテレビアニメ『ビックリマン2000』では、凶悪魔編にて「初代マルコ」としてアレキサンマルコのイメージだけが登場している。また、その子孫にマルコネオン、その息子である虹天使ダーツが登場する。『祝!(ハピ☆ラキ)ビックリマン』では最終回にて登場した。
プッチー・オリン / オリン姫
声 - 久川綾本作品のヒロイン。マルコ達一行を聖宝石へ導く謎の少女で、青い葉の髪と青い目、白い肌の小さな妖精のような姿をしている。優しい性格だが意志が強く、時に一人で先走る無鉄砲な一面もある。得意技は赤いカスタネットを使って様々な術を使うこと。はじめは「プープー」「プッチー」「ワッピー」としか話せなかったが、曼聖羅編終了後は普通に会話できるようになった(それとともに肌の色も白から薄橙色になった)。その正体は、次界を滅ぼそうと企む曼聖羅の女王・異聖メディアと超聖神との間の娘「オリン姫」である。聖神ナディアらへの個人的な恨みから次界を滅ぼそうとする母を止めようと聖なる魂、プッチー(聖神ナディアの若き頃のナーディに瓜二つ)の姿に変身して一人次界へと旅立つ。オリン姫の時は水色の瞳に赤紫の髪をしている。また、曼聖羅編最終回ではナディアにより後継者に指名される。マルコとは旅を続けていくにつれて相思相愛になっていき、マルコがダークマターによって記憶を失った時にはその愛で記憶を甦らせた。原作シールでの扱いについては脚注を参照[3]
ベリー・オズ
声 - 塩沢兼人様々な時を写し取った聖ボックスを無数に収める「時の城」のガード天使。かつてヘッドロココたちと出会った天使一角キング(声 - 平野正人。前作『ビックリマン』では、オズと同じ塩沢が演じていた)の子孫。「ルビコン・エリア」で自分が純粋な天使ではなく、マルコやコッキーと同じ次代であることが判明した際は大変ショックを受ける。生真面目な性格で、「美しくない」曲がったことが大嫌い。自らの容姿、ガード天使であること、そして剣の腕に誇りを持っていることから勝手に「指揮官」だと自任しており、仲間を見下したような態度を度々とり、コッキーとケンカになったり、マルコを馬鹿にするなど、やや傲慢な部分もあったが、実際は不器用な努力家なだけである。頭が良くまとめ役や作戦を考えたりする活躍が多いが、かなりの三枚目キャラクターで、自らも(マルコたちに負けず劣らず)意味不明な行動をとることも度々。加えて大変な音痴。髪の色はオレンジで瞳は黒色。武器はマヤ・セッ剣。剣の腕や少し変わった性格は、先祖からの遺伝と元師匠の男キホーテ王(声 - 田中和実)の影響を大きく受けている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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