新ナニワ金融道
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新ナニワ金融道
ジャンル青年漫画
漫画:新ナニワ金融道
作者青木雄二プロダクション
出版社(1)
あおば出版
(2) ビービーエムエフ
(3) 扶桑社
単行本:
Bbmfマガジン(6巻まで)、扶桑社(7巻から)
掲載誌(1) COMICジャンク
(2) ケータイ★まんが王国
(3) SPA!
レーベルグリーンアローコミックス(6巻まで)
SPA! comics(7巻から)
発表期間2007年2月26日 - 2013年12月24日
巻数全20巻
漫画:新ナニワ金融道外伝
作者青木雄二プロダクション
出版社朝日新聞出版(掲載誌)
Bbmfマガジン(単行本)
掲載誌週刊朝日
レーベルGAコミックス
発表号2011年2月11日号 - 2012年1月27日号
巻数全4巻
漫画:新ナニワ金融道外伝ファイナル
作者青木雄二プロダクション
出版社双葉社
掲載誌週刊大衆
レーベルアクションコミックス
発表期間2012年2月 - 2012年5月
巻数全1巻
漫画:新ナニワ金融道 青木雄二物語
作者青木雄二プロダクション
出版社扶桑社
掲載誌SPA!
レーベルSPA! comics
発表期間2013年 - 2014年11月
巻数全3巻
漫画:新ナニワ金融道R
作者青木雄二プロダクション
出版社扶桑社
掲載誌SPA!
レーベルSPA! comics
発表期間2014年11月 - 2016年10月
巻数全6巻
漫画:ザ・ナニワ金融道
作者青木雄二プロダクション
出版社集英社
掲載誌グランドジャンプPREMIUM
グランドジャンプ
レーベルヤングジャンプ・コミックス
発表号PREMIUM:2017年1号 - 2017年7号
グランドジャンプ:2017年19号 - 2019年10号
発表期間2016年12月 - 2019年4月
巻数全8巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『新ナニワ金融道』(しんナニワきんゆうどう)は、青木雄二プロダクションによる日本漫画2007年に開始、2016年終了。

同じ青木雄二プロダクションによる『新ナニワ金融道外伝』『ザ・ナニワ金融道』についても、本項で説明する。
概要
作品の概要

2003年肺癌で死去した青木雄二作『ナニワ金融道』の続編である。

『新ナニワ金融道』は2007年2月からあおば出版COMICジャンク』に連載されたが、同誌の休刊により中断した。株式会社ビービーエムエフが運営する携帯電話向けの漫画サイト『ケータイ★まんが王国』上で連載が継続され、その後2009年2月24日発売の扶桑社SPA!』で雑誌連載が再開した。単行本は、第6巻まではBbmfマガジンから発行され[1]、第7巻以降は扶桑社から発行されている。旧シリーズと比べると、転落する人物が少なく、幾分か人情話があり、ソフトな作りになっている。本編は2013年をもって完結し、2014年11月まで晩年の青木雄二を描いた『新ナニワ金融道 青木雄二物語』が連載され、11月25日発売分から続編『新ナニワ金融道R(リターンズ)』が開始された。当作品は「金に翻弄される下層社会(中・小零細、ベンチャー企業、自営業)」がテーマであり、それまでに取り上げられた金のトラブルやライバル会社との対決はなく、帝国と顧客のやり取りが主となっている。2016年10月4日発売分をもって完結した。続編となる『ザ・ナニワ金融道』が『グランドジャンプPREMIUM』2016年12月28日号から連載される。その後『グランドジャンプ』2017年9月6日号から移籍し、2019年4月17日発売号まで連載された。

『新ナニワ金融道外伝』は、灰原が去ったあとの帝国金融が舞台のスピンオフ作品である。『週刊朝日』2011年2月11日号から2012年1月27日号まで連載され、単行本はBbmfマガジンから発行されている。さらにその続編となる『新ナニワ金融道外伝ファイナル』が『週刊大衆』に2012年2月から2012年5月まで連載された。
ストーリー

主人公の灰原がホームレスの戸籍を使った融資を受けさせる不正融資事件により実刑を受け服役し、刑務所から出所したところ、金畑社長から服役中の給料を渡されると同時に解雇を言い渡される。驚く灰原だったが、社長から、新たに桑田が設立した主に債権回収を目的とする金融会社「ナニワ金融」(正規の債権回収会社ではない。桑田の説明から、おそらくは強引な回収行為を行った場合に帝国金融本体に累が及ばないようにするためのダミー会社としての側面もあると見られる)に協力するよう求められる。前科者となった灰原には他に行き場もないことから、桑田と2人で債権回収業務に取り組むことになる。

第11巻で灰原と朱美は結婚する。その披露宴の帰途、金畑は青年時代の思い出を高山に語り、最終回で都沢が帝国に入社、陳は出し抜きを叱責されるも都沢と灰原の不仲を見抜き利用しようと策をめぐらし、全く反省していないところで物語は終わる。

外伝では、桑田・灰原が去った後の帝国金融を舞台に、吉村の活躍を描く。貸金業法改正後の金融屋をテーマにしており、過剰債務整理担当の弁護士が各回に出てくる。
ファイナル

定年を過ぎ、ペットロス症候群にある老年夫婦が運気を変えようと、ハンコ屋で印鑑を作る。そこに裏で隠れていたハンコ屋の息子がハンコの裏とりと押圧による印鑑偽造に成功し、帝国を初め至るところで金を摘む。被害者の人吉は警察に被害届を届けるも、駐在の唐変木は勤務中に美人へのナンパを邪魔され、被害受付を忘れる。.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

主要登場人物

ナニワ金融道#主な登場人物も参照。
ナニワ金融→帝国金融
灰原達之(はいばら たつゆき)
前作に引き続き主人公。不正融資事件により、実刑判決を受け服役していた。前科者となり、さらに帝国金融を解雇され、ナニワ金融の社員となる。前作まではあった顧客に対しての甘え等はなくなり、債権回収のために相手を利用したり出し抜くことが多くなっている。ただし、雨宮に対して桑田の指示を無視したり主人公らしい行動も行う。仙谷らの罠で裏金を捏造されナニワ金融は廃業、金融業界どころか表社会も追われ、ダムの
建設作業員を経て、帝国金融に復帰する。恋人の市村朱美とは婚約直前であったが一時破棄されるも、紆余曲折を経て結婚する。実写ドラマ版では服役や結婚等の描写が存在せず、帝国金融に引き続き勤務している。
桑田澄男(くわた すみお)
灰原の先輩でありベテラン社員だったが帝国金融から独立し、新会社ナニワ金融の社長となり灰原と共に債権者を立ち回ることとなる。後に廃業後帝国に復帰する。「新」ではパンチパーマを濡らすのが嫌という設定が加えられ、お風呂に入る時はシャワーキャップを被っている。また前作では債権者を相手に冷酷な手段で取り立てることが多く大抵の問題は解決したものの、今作ではしたたかな債権者との渡り合いに動揺したり怒ったりするシーンが多く描かれている。特技は「どんな状況でも自然な演技で場を作り、相手を油断させること」。手段を選ばぬグレーなやり口は今作でも健在であり、灰原が思いつかないような方法で立ち回る。実写ドラマ版では独立せず、帝国金融に勤務している。
灰原朱美(はいばら あけみ)(旧姓 市村)
灰原の恋人。結婚式直前で灰原が逮捕されたため母親から一方的に別れるように告げられ、そのまま灰原のもとを去ってしまったが母親を欺くための演技だった。灰原が出所してからはすぐに彼のもとへ駆けつけヨリを戻した。後に灰原から子供をせがまれたことで刺青があることに悩み肉欲のアドバイスでアメリカ合衆国へ飛び立ち、刺青除去手術を終えて無事帰国。婚約直前で雨宮のワナにはまり婚約破棄したものの妊娠、が発覚し結局できちゃった結婚した。灰原が実刑を受けたことから、母親から犯罪者差別を受けて仲が悪い。
雨宮利加子(あめみや りかこ)
人数不足のナニワ金融にハローワークを通じて入った事務。保険等の知識に長け、啖呵(たんか)を切ると桑田をもたじろがせる。タラコ唇とグラマラスボディが特徴。さっぱりした気性の持ち主。実家は、コンビニエンスストアを経営していたが、左浴田に人権無視と訴えられて一家離散。灰原に気があり朱美との仲に嫉妬している。ナニワ廃業後、桑田と供に帝国金融に入社する。実写ドラマ版では帝国金融のスタッフとして勤務している設定。
元木(もとき)
帝国金融社員。坊主頭でこれまたヤクザのような外見である。するどい観察眼を持っている。家族は妻と息子が一人。
高山(たかやま)
帝国金融社員でナンバー2。前シリーズでは後輩や社員に対して厳しくも面倒見の良い部分があった。しかし、後に帝国金融で融資を受けながら債権回収対象者でもある顧客を通じて灰原・桑田らと対峙する。古巣の仲であり、互いに不仲という訳ではないが、敵対しあい、灰原たちは帝国金融を出し抜こうとする。実写ドラマ版では上記の競合は存在せず、金子の後任の社長として帝国金融の陣頭指揮を執る。
吉村定雄(よしむら さだお)
帝国金融社員→司法書士。年齢は灰原より上。所帯持ちで妻と2人の子がいる。司法書士になる夢をいまだに捨てていないが、下っ端の扱いに灰原に愚痴と情報を漏らしていたが作中で遂に司法書士試験を合格、帝国を退社した。『外伝』では灰原に代わって主人公となり、言葉づかいも標準語に変わった。


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