ドン・チャック物語
ジャンル子供向けアニメ
アニメ
原作小泉志津男、成田マキホ
キャラクターデザイン田中英二(第1期・第2期)、池の谷安夫(第1期・第2期)
音楽角田圭伊吾、エム・エーシー
アニメーション制作株式会社ナック
製作株式会社後楽園スタヂアム(第1期)
株式会社ナック
放送局東京12チャンネル(現:テレビ東京)他
放送期間第1期:1975年4月5日 - 9月27日
第2期:1976年4月7日 - 1978年3月25日
話数第1期:全26話
第2期:全73話
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『ドン・チャック物語』(ドンチャックものがたり)は、東京12チャンネル(現:テレビ東京)で1975年から1978年(中断期間あり)にかけて放送された日本のテレビアニメ。ドン・チャック(どんちゃっく)は、東京ドームシティアトラクションズ(旧.後楽園ゆうえんち、旧.後楽園スタヂアム)のマスコットキャラクターの名称。 1972年春、開園15周年の周年事業後、後楽園スタヂアム再拡張と後楽園ゆうえんちの機械式遊戯施設の新機種投入などの計画に基づき、当時の後楽園スタヂアム社長直轄組織によるマーケティングリサーチ(当時は「市場調査」の呼称)により、後楽園ゆうえんちに於けるマスコットキャラクターの導入が企画された。企画は「マスコットキャラクター企画室」(当時)が主導し、全社横断的組織の下に企画が進められ、後楽園ゆうえんちの大野幸太郎氏がマスコット導入のためのデザイン案などの詳細を主に担当した。マスコットキャラクター導入企画から1年を経た1973年春、基本デザインが決定されネーミング(キャラクターの呼称)が「ドン・チャック」と決定された。決定の過程で、当時、大野幸太郎と関係者は次のように証言している。「わが後楽園ゆうえんちと後楽園スタヂアムにおけるマスコットキャラクターの導入に当り、その基本原則は「親と子が楽しめる場所」である点を掲げます。(中略)そしてその核を成すのがこの親子、ドン・チャックと父親のアリストテレスです。二人は非常に温かい親子関係を成しています。当社はこのマスコットキャラクターを導入し、後楽園ゆうえんちと後楽園スタヂアムの更なる発展と共に皆様がより一層親子で楽しめる場所を提供します」(結) 前出の掲載誌上(記事)の通り、1973年春に「ドン・チャック」と、チャックの父親の「ドン・アリストテレス」の2体のマスコットキャラクターが決定され、意匠化。同年内はマスコットキャラクター誕生の発表などであったが、翌年1974年春から前述の2体のキャラクターが着ぐるみ化され、初の園内グリーティング(当時)とミニショーを開催。1975年春からテレビアニメーション作品、ドン・チャック物語の放映に合わせて着ぐるみのデザインと意匠を修正し、テレビアニメーションのキャラクターデザインに合う絵柄に統一された。その後、ドン・チャックの仲間のキャラクター「ザワザワ森の仲間たち」を加え、後楽園ゆうえんち園内特設ステージで「ドン・チャックと遊ぼう!」ショーを公演し、東京都内や関東圏内の商店街・商店会などのイベントにも出演して後楽園ゆうえんちのPRと宣伝活動に貢献した。以後、2005年春まで30年間活躍を続けた後、2005年春に「ドン・チャックショー」は無期休演し、東京ドームシティアトラクションズのリニューアルに合わせた新デザインのドン・チャックとララが公開され、現在も園内などで活躍中。 後楽園スタヂアム(現:株式会社東京ドーム)が運営する後楽園ゆうえんち(現:東京ドームシティアトラクションズ)が企画・協賛し、マスコットキャラクターである「ドン・チャック」を主人公として、株式会社ナック(現:ICHI)によってテレビアニメ化された。並行し、講談社刊の『たのしい幼稚園』にて漫画版も連載された。 舞台となるザワザワ森ではさまざまな出来事や事件が起き、それをチャックや仲間たちが解決するという話が多い。悪役としては、ラッパ(狼)、コンタ(狐)、カチンコ(狸)らがいる。彼らは放火、誘拐、監禁、殺人、窃盗など様々な悪事を働くが、最後はチャック達に懲らしめられるのが大まかな内容である。 比較的低年齢の子供を対象にした番組であるが、ラッパたちの悪事はかなり過激なゆえ、チャックたちにさまざまな困難が降りかかったりと、過酷なストーリーも少なくない。 ただし彼らの悪役という設定は第1期のみであり、第2期からは逆に長所が生かされ、チャックたちに協力するという設定に変更された。 海外では「DON CHUCK CASTORO」というタイトルで放送される国もある。 ザワザワ森の中心を流れるジャブジャブ川のほとりに住むビーバーの父子、ドン・アリストテレスとドン・チャック。わけあって母のいない息子チャックの成長に人一倍心をくだく父の心配をよそに、いたずら盛りのチャックは、おしゃまなビーバーの女の子ララや、ウサギのミミ、小熊のダイゴら、さまざまな仲間とともにのびのびと暮らしている。そんな仲間たちや父との交流、森での冒険を通して、チャックはしだいに成長していく。 ※キャスティングは斉藤エンタープライズが担当。
概説
出典:[1]
作品概要
ストーリー
第1期 声の出演
沢田和子(ドン・チャック)
落合美穂(ララ/第1期1話のみ、ミミ/第1期2話から)
加沢貴美子
佐々木英子
三枝みち子
会田由来(ダイゴの母)
坂本由英
大慶太
薮内英喜
高橋冬樹(カチンコ)
雷門ケン坊(コンタ)
勝田久(メェ先生)
今村洋
中村竜三郎(ドン・アリストテレス)
他
第1期スタッフ
企画:こころのある後楽園ゆうえんち
原作:小泉志津男、成田マキホ
脚本:安藤豊弘、吉田進、吉田喜昭 他
演出:高垣幸蔵 他
演出助手:藤井晨一
作画監督・アニメーションキャラクターデザイン:田中英二、池の谷安夫
原画:水村十司、池の谷安夫 他
動画:山口聡、岸義之 他
アートディレクター:加藤清
撮影監督:森口洋輔
美術:谷博次、鈴木肇、佐藤悦夫 他
色彩設定:秦野友子
特殊効果:田崎正夫
音楽:角田圭吾→エム・エーシー
オーディオディレクター:浦上靖夫、松浦典良
録音:番町スタジオ
効果:E&Mプランニングセンター
調整:田中英行
編集:ナック編集室
文芸:坂野加世子
現像:東洋現像所(現.IMAGICA)
連載:たのしい幼稚園(講談社)
レコード:キャニオン・レコード(レコードNo.CX-30)
協力:タマプロダクション、廣告社株式会社
制作進行:江口功一、小川幸輝 他
プロデューサー:西野清市、西條克麿
制作:株式会社後楽園スタヂアム、株式会社ナック
第2期 声の出演
沢田和子(ドン・チャック)
池田勝(ドン・アリストテレス)
野崎貴美子(ララ/第2期36話まで)→横沢啓子(ララ/第2期37話から)
大慶太(ダイゴ/第2期前半)→黒須薫(ダイゴ/第2期後半)
薮内英喜(ラッパ狼)
山下望(カチンコ)
雷門ケン坊(コンタ)
吉岡昌美
他
第2期スタッフ
企画:こころのある後楽園ゆうえんち、西野清市(ナック)
原作:小泉志津男、成田マキホ
脚本:安藤豊弘、吉田進、吉田喜昭、筒井ともみ 他
演出:高垣幸蔵、関田修、秦泉寺博 他
演出助手:鈴木敏郎 他
キャラクターデザイン・作画監督:田中英二、池ノ谷安夫
原動画:池ノ谷安夫、関根茂子、三浦清継 他
アートディレクター:加藤清
撮影監督:森口洋輔
撮影:アートスタジオ(島敏之、園田義一、山下照男、浜本政春)
美術:槻間八郎、谷博次、村井和成、三橋明彦、藤井尊弘、五島寛 他
色彩設定:山崎令子
特殊効果:田崎正夫
彩画:代々木スタジオ、ファニールーム、キノプロダクション、スタジオロビン(荒井夏江、柿沼淳子、西表美智代、桑野幸子、藤野るみ江、藤井文子)他
タイトル:桧野良枝
音楽:角田圭伊吾
オーディオディレクター:浦上靖夫、松浦典良
録音:番町スタジオ → セントラル録音(※第2期後半から)
効果:金丸孝彦
調整:村田弘之
編集:高橋和子、鶴淵友彰(鶴淵映画)
文芸担当:高島奈保子
記録:川島郁子
現像:東洋現像所(現.IMAGICA) → 東京現像所(※第2期後半から)
連載雑誌:たのしい幼稚園(講談社)
レコード:キングレコード(レコードNo.TV-24)
協力:タマプロダクション
制作デスク:原田一男
文芸デスク:網頭翠