文学賞
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文学賞(ぶんがくしょう)とは、優れた文学作品やそれを執筆した作家に対して授与されるの総称である。
世界の文学賞

世界の著名文学賞の中でもで特に高い権威を持つ賞には、ブッカー賞ゴンクール賞ピューリッツァー賞 フィクション部門フランツ・カフカ賞エルサレム賞ノーベル文学賞などが挙げられる。ブッカー賞はイギリスおよびアイルランド国内で英語で書かれたもの、ゴンクール賞はフランス国内でフランス語で書かれたもの、ピューリッツァー賞フィクション部門は米国で書かれたものと、前者3賞はその国内のその言語で書かれた小説を選考対象としている。後者3賞は言語地域を問わず、特にノーベル文学賞は小説家散文)に限らず、詩人劇作家なども対象としている。

国際的に権威の高い文学賞として世界的な認知を得ているものにあっては、選考対象としては英語をはじめとする多言語で作品が翻訳され、現地の出版社から販売されて国際的に知名度と人気を確立している作家が多く、賞を授与されることは作家としての最高の栄誉とされ、最終選考の候補として正式にノミネートされるだけでも国家や言語の枠を超えて大きな商業効果が発生することがある。
日本の文学賞
概要

文学賞は、文壇に登場していない新人を主な対象とし未発表の作品を公募して作品を選考し授与する賞(公募新人賞)と、新聞雑誌への掲載や単行本の刊行などの形式で既に発表済みである作品や既存の作家に授与する賞に大別できる。

また、特に小中学生や幼児向け児童書童話絵本など)を対象としている場合、児童文学賞と称することがある。

名称については、出版社・レーベル名や主催者の名前を直接冠したものが多くある。又、それ以外では文学史・文壇やそのジャンルの歴史において重要な足跡を残した物故者の作家の名を冠したものも多い。このような人名を冠した賞の場合、故人の多大な功績を記念・顕彰する文学賞という主旨になるのが基本であるが、大江健三郎賞小松左京賞などは創設時点で存命かつ現役の大家の名を冠し、その作家自身も選考・選評・表彰などで携わっている。

作品の選考は選考委員がいるならば最終的に選考委員による会合に委ねられるが、多くの賞では選考委員が関与するのは最終選考と講評のみである。実際にはその前段階として内部審査が設定され、作品の内容・性質や完成度の他、小説作品で著されている作者の思想や主張、作者の人物プロフィールなどについて、主催者・出版社・編集部などの求める販売戦略や人物像と合致しているか、賞の理念と相反していないかなどといったフィルターが掛けられ、膨大な応募作品や対象作品から数次にわたってふるい落とし、最終候補の数点まで絞り込んでいくのが一般的である。文学賞において授賞の作品・作家を出すか否かは基本的に主催者や選考委員の裁量の範囲である。しかし、その方針やその他様々な要因から各文学賞ごとに選考・授賞の評価基準は異なり、後述するように新人発掘を目的とする公募新人賞であってもプロデビューに繋がる上位入賞者を中々出さないものも存在する。

授賞が決まった作家は正賞・副賞を授与され、受賞の経歴という箔が付き、作品が紹介され、それと共に多くは次回作の掲載・刊行の機会を得ることになる。ただし、文壇で重きをなす文学賞であっても“受賞”と“長期的に作家として文筆一本で生活していけるか”はあくまで別の話で、たとえば猪瀬直樹石原慎太郎との会話の中で、歴代の芥川賞作家の中にも生活保護を受けている人が多くいる、というようなやりとりがあったことを自身のブログで過去に記している[1]

候補作・応募作に賞を授与することを、主催者側の立場から見た場合には「授賞」といい、逆に賞を受ける立場から見た場合には「受賞」と表現する。
表彰

多くの文学賞では、授賞決定に際して主催者が受賞者を招待して授賞式を開催し正賞・副賞として表彰状や賞金・記念品の授与を行う。

それと前後して、公式ホームページや主催者側が刊行する文芸誌や新聞などにおいて作品の掲載や紹介と、選考委員による講評が行われる。さらに、既存の作家に授与する主要な文学賞では授賞式を報道マスコミが取材し、受賞者・選考委員を対象とした記者会見や質疑応答が行われる。

授賞の対象者は多くは1名ないし2名程度であるが、公募新人賞などでは大賞や金賞をはじめに数段階の賞を設定し、下位の佳作入選まで含めれば入賞者が10名を超えることもある。逆に選考の結果として授賞に相応しい作品が無いと判断された場合には「該当なし」という結果発表を行い、表彰式の開催や講評を見送ることもある。
正賞・副賞

商業出版の世界の文学賞のほとんどには正賞・副賞の規定があり、これに則って授賞する作品・作家に対して賞状と規定の賞金や記念品が贈呈される。

授与される記念品や賞金の額については賞ごとに異なり、近年では『このミステリーがすごい!』大賞ポプラ社小説大賞など、公募新人賞にも1,000万円を超える高額賞金が懸けられたものが存在する。後述のように公募新人賞については雑誌掲載や単行本刊行など、受賞作品での商業作家としてのデビューを保証しているものが多い。

逆に規定にあるのは表彰のみで、賞金や記念品の贈呈が一切無く、表彰式などのセレモニーも行われず“結果発表”だけで終了するものもある。無賞金の賞は国際的に権威の高い著名作家への文学賞でも珍しいものではなく、公募新人賞でも賞金は無く最上位入選に対する自社の雑誌やレーベルからの作家としてのデビューだけが約束されているというものは珍しくない。他方、自費出版系の出版社の公募新人賞のように、応募者にとって受賞のメリットが実質的に当該作品の自費出版の費用の割引や部数の増量などのサービスだけで、受賞しても商業出版の世界での作家デビューにすら事実上直結しないものも存在する。
文学賞の種類
公募新人賞

公募新人賞の多くは、有望な新人作家の発掘を目的として、出版社や出版社が出資した文学関係の財団法人などが主催者となり原稿を募集し選考と授賞を行う。

大半の公募新人賞では、作家として文壇にデビューしていないアマチュアが主対象で、応募作品は未発表の作品とされ、中には他の新人賞への応募や同人誌などでも発表していない完全に未発表・未公表である作品に限定しているものもある。また、佳作・入選などの下位入賞も含めて、入賞作品については著作権(出版権)が出版社に帰属する規定になっているものが多い。

最上位の入賞作品については、関係する文芸誌やレーベル旗艦誌を持つ賞の場合その雑誌への掲載が約束され、雑誌掲載が難しい長編作品を主対象とする公募新人賞では単行本の刊行を保証していることが多い。

公募新人賞の入選作品の数は出版社・編集部の販売戦略やレーベルの新設や増強などの販売戦略、応募者の作品の水準によって前後する。レーベル新設時などは必要に応じて最上位の賞などから下位入選まであわせて10作品以上を選出することもあれば、レーベルの売上が低迷していたり編集部の抱える作家やその予備軍が人数的に飽和状態にあるなど契約作家を増やしにくい状態にある時などには、作品に求める水準が大幅に引き上げられて人数が絞りこまれ、入選者そのものが中々出なくなることもある。他方で、既存作家への賞の様に作品を厳選して1-2作品だけ入選作品を選出し、選考者の目に適う作品がなければ「選出なし」とするスタイルを続けている賞もある。

代表的な公募新人賞としては、文學界新人賞群像新人文学賞オール讀物新人賞江戸川乱歩賞などが知られるが、文芸誌や自社レーベルを持つ出版社の多くは何らかの公募新人賞を行っており、特定ジャンルに限定した公募新人賞も数多く存在する。

選考委員は主に中堅・ベテランの著名作家、評論家、レーベル・旗艦誌の編集部の編集長クラスの人物が務めるが、メフィスト賞のように編集部と編集者の内部選考によって授賞を決定する賞もある。公募新人賞を受賞したことをきっかけに文壇にデビューして後に人気作家となった人物が、後年大成してからその賞の選考委員を委嘱されて授賞する側に回るケースも少なくない。

地方自治体やその関連団体が主催する公募新人賞も存在するが、この場合、受賞作の多くは後援として携わる地方紙や地方の文芸誌に掲載されるのみで、受賞によって作家としてのデビューが約束されるわけではない。ただし、坊っちゃん文学賞などのように、全国で発売される雑誌と提携関係がありその雑誌に受賞作が掲載される賞もある。


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