文化芸術懇話会
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}画像提供依頼:所属国会議員の顔が識別できる画像画像提供をお願いします。(2015年6月)

文化芸術懇話会創立者木原稔(初代代表)
団体種類任意団体
設立2015年6月25日
主要人物薗浦健太郎
萩生田光一
加藤勝信
活動内容心を打つ「政策芸術」を立案し、実行する知恵と力を習得する[1]
会員数37名[2]
(2015年6月25日時点)
テンプレートを表示

文化芸術懇話会(ぶんかげいじゅつこんわかい)は、自由民主党に所属する若手国会議員有志でつくる芸術家を講師に招いて意見交換を行う勉強会である[3]。代表は木原稔衆議院議員
概要

肩書はいずれも結成当時。

九条の会を始めとした各種護憲団体に著名な“進歩的文化人”が多数参加し、また2015年5月には自由民主党の若手リベラル国会議員27人(武井俊輔國場幸之助石崎徹福田達夫他)により「過去を学び、分厚い保守政治を目指す若手議員の会」が立ち上げられた現状を憂えた若手タカ派によって結成された勉強会である。自由民主党青年局局長・木原稔が呼びかけ人となり、2015年5月27日に準備会合を開催した[4]。この準備会合には、内閣官房副長官加藤勝信や党総裁特別補佐萩生田光一など20名ほどが出席した[4]。同会への参加予定者の一人は「有名人に『首相(安倍晋三)のやっていることは正しい』と発信してもらえば、一気に広まる」と期待を示し、「憲法改正国民投票まで見据え『自民党政権応援団』を増やす狙い」と報じられた[4]

また、文化芸術懇話会の設立に際し、呼びかけ人となった木原稔は自由民主党総裁ネット戦略アドバイザーの山本一太に助言を仰いでいる[5]参議院議員会館において、木原は山本に対し会の目的や活動内容などを事前に説明した[5]。説明を受けた山本は「『保守系の文化人に自民党の考え方を発信してもらう』という趣旨は、けっして悪くない」[5]と感じたため、木原に対して助言を行っていた[5]

同年6月25日、自由民主党本部で初めての会合が開催され、正式に発足した[1]。加藤勝信や萩生田光一と外務大臣政務官薗浦健太郎を中心に[1]、自由民主党に所属する若手の国会議員37名が出席した[1]。文化芸術懇話会の代表には、呼びかけ人の木原稔が就任することになった。設立趣意書によれば、文化芸術懇話会の目的は、芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、実行する知恵と力を習得すること」[1]だとされている。月1回のペースで会合を開催する予定とされていた[1]

なお、文化芸術懇話会に参加した国会議員は内閣総理大臣安倍晋三を支持する者が多く、自由民主党総裁選挙での安倍の無投票再選を目指すことも狙いの一つだとされている[1]。同会には、加藤勝信をはじめ薗浦健太郎や内閣府大臣政務官松本洋平など[3]第3次安倍内閣の現職の内閣官房副長官や大臣政務官が参加している。また、第2次安倍内閣において厚生労働大臣政務官を務めた高鳥修一[2]国土交通大臣政務官(兼復興大臣政務官)を務めた坂井学[3]防衛大臣政務官を務めた木原稔など、安倍政権下で主要な地位に就き安倍を支えてきた国会議員も参加している。
沿革
初回会合

2015年(平成27年)6月25日に行われた初回会合の出席者には、総裁安倍晋三に近い議員も多く、同年9月に行われる予定の総裁選挙を前に、安倍の無投票再選の機運を高める狙いがあるとされた[1]

出席者からは、安保法案[6]を批判する報道に関し「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働き掛けてほしい」「悪影響を与えている番組を発表し、そのスポンサーを列挙すればいい」との声が上がり[7][8]、「安全保障関連法案[6]をどうわかりやすく説明したらいいか」との質問や「(安保関連法案を違憲とする)憲法学者や元内閣法制局長官に全く権威はない」との声が出たという[9]

また、講師として招かれた作家の百田尚樹は、集団的自衛権の行使容認に賛成の立場を表明した上で、政府の対応について「国民に対するアピールが下手だ。気持ちにいかに訴えるかが大事だ」と指摘し[7]、「反日とか売国」という表現を使いながら、「日本を貶める目的をもって書いているとしか思えないような記事が多い」と指摘すると、参加議員から「そうだ、そうだ」と賛同の声が上がったという[10]。さらに、百田は、沖縄県の地元紙・沖縄タイムス琉球新報の2紙が政府に批判的だとの意見が出たことに対して、「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と主張した[7]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:118 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef