響きの森文京公会堂(文京シビックホール)については「文京シビックホール」をご覧ください。
文京公会堂(ぶんきょうこうかいどう)は東京都文京区にあったホール。
高度成長期に入って間もない1959年(昭和34年)に、文京区春日町二丁目20番地(現:春日1丁目16番21号)に開館した。
設計は、隣の文京区総合庁舎と同じく、佐藤武夫による。1957年(昭和32年)に私大出身者として初めて日本建築学会会長に就任した佐藤は建築音響学の権威でもあった。
文京区公会堂の規模は地上4階建、延床面積5,412.76m2だった。是席数は固定席数2,000(のち2,008)で、完成当時、東京都内では、厚生年金会館(2,406席)、日比谷公会堂(2,336席)、共立講堂(2,010席)に次ぐ規模だった。
文京公会堂の施設概要開館昭和34年4月5日
竣工費208,000,000円
建築面積2,164.55m2
敷地面積9,794,606m2
延建築面積5,412.76m2
規模固定席 2,008席
舞台
開口:22m 文京区公会堂に催された催しは、音楽・演劇・舞台の講演、政党や労働団体の大会、演説会、区内の小中学校の卒業式は発表会など、多岐に渡った。また、人気のテレビ番組の収録も数多く行われた。 1959年に第1回日本レコード大賞授賞式が行われたほか、『8時だョ!全員集合』(TBS)の生放送会場としてよく使われた会場であった。1960年度には年間稼働率96%を記録し、日本一忙しいホールと知られていた。1970年度には、夜の利用率はまだ99%を超えていた。 文京公会堂1970年度の利用状況 朝昼夜計 しかし建物の老朽化などで1977年に閉場。その後更地となり、1994年に文京シビックセンターが竣工、同公会堂の後継施設である文京シビックホールもオープンした。 座標: .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度42分28.34秒 東経139度45分8.72秒 / 北緯35.7078722度 東経139.7524222度 / 35.7078722; 139.7524222
高さ:10.3m
奥行:15.17m
廻り舞台直径:11m
オーケストラピットあり
利用状況
音楽会(純音楽)12226599
音楽会(軽音楽)333138174
歌劇1168
舞踊(日舞)1225
舞踊(洋舞)191929
演劇114520
演説会191929
映画会410923
記念会24111247
各種大会1520742
公開録画0606
その他2132237
小計75150307532
リハーサル16115920340
合計236309327872
利用可能日数330330330990
利用率(%)71.593.699.188.1
参考文献
文京ふるさと歴史館(2000年)、「文京公会堂とその時代:平成11年度特別展図?」 - 文京区ヘ育委員会
外部リンク
文京シビックホールガイド
典拠管理データベース: 地理