教習車
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この項目では、自動車教習に使われる自動車及びオートバイについて説明しています。鉄道車両の教習車については「職用車」をご覧ください。
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加筆の要点 - 出典に基づいた内容のアップデート。
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(2015年3月)

教習車(きょうしゅうしゃ)とは、自動車教習に使われる自動車オートバイのことである。
概要

教習車には、公安委員会指定自動車教習所の指導員が、教習を円滑に行えるよう様々な機器装置や保護装置が装備されている。運転免許試験場技能試験に用いられる試験車は、教習車と構造は同一であるが、日本での試験車は道路交通法施行規則に基づく警察庁の「運転免許技能試験実施基準」における車両基準により、車種、車体の寸法、自動二輪車についてはこれらに加えて排気量や車両重量などが細かく規定されており、規定を満たさない車両を試験に用いることはできない(特種用途自動車のうち「路上試験車」)。なお、指定自動車教習所の卒業検定修了検定に使われる車両もこの規定が準拠となる。
四輪車

助手席足元に補助ブレーキペダル、インストゥルメントパネル周りに方向指示器・ブレーキランプに連動するランプと運転席側からは見えないデジタル式速度計、ミラーは車内にルームミラーがもう1つ、フェンダーミラードアミラー上部にはアウトサイドミラーという、指導員(検定員)用のミラーが付く。日本では、指定自動車教習所で使用される、補助ブレーキペダルが装備されている車両は特種用途自動車として扱われ、ナンバープレートは8ナンバーとなる[1]。教習所によっては「仮免許 練習中」の表示を付けたままにしているところと、所内教習中は付けないで路上教習の際に限りホルダーに表示板を入れるところがある。また、路上検定中は仮免許練習標識ではなく路上検定の標識を付ける。

自動車検査証記載の車体の形状欄は、路上試験車もしくは教習車となり、修了検定、卒業検定の際は路上試験車のみ用いられる。これらの車両の登録には運転免許試験場、または、公安委員会の指定した機関・団体であるものを証明することが必要であり、いわゆる「自家用の乗用車」として登録するには8ナンバーではなくなる。

また、けん引免許教習のための教習セミトレーラも車体の形状として定義されているが、けん引免許の取得に於いては路上試験は不要であることから、この登録をなされた自動車は存在しないものと考えられる。
二輪車

指導員が同乗できないため、外から操作(前・後ブレーキ、ギアポジション、車速など)の状態をわかるようにするためのランプ、転倒が多いことから、大型エンジンガードやマフラーガードの装備、出力を制限させた原動機の仕様などが挙げられる。なお、日本ではオートバイ仮運転免許制度がなく公道の路上走行はできないため、ナンバープレートは取り付けられていない。

指定自動車教習所の所内試験に合格すれば卒業で適性検査、学科試験受験となる。四輪自動車免許保持者なら、卒業証明書(発行から1年以内のもの)と申請書と手数料(収入証紙で納付する)を運転免許試験場に提出し、適性検査に合格すれば、新しい運転免許証が即日交付される。
日本
普通自動車教習車の一例(車種 : ホンダ・グレイス

ボディタイプは4ドアセダンが主流である。技能試験および技能検定に使う普通自動車は、道路交通法施行規則第24条により「乗車定員5人以上の専ら人を運搬する構造の普通自動車で長さが4,400mm以上、幅が1,690mm以上、軸距が2,500mm以上、輪距が1,300mm以上のもの」とされている[注 1]。以上の規格を満たせば、燃料の種類なども問わず、どの様な車種を教習車に用いても問題ない[2][注 2]

かつては、クラウンセダン/トヨタ・コンフォート日産・セドリック/グロリア/クルー三菱・ランサーなど、多くの車種に教習車仕様が設定されていたがいずれも消滅し[2]、2023年現在ではトヨタ・カローラアクシオならびにマツダ・MAZDA2をベースとした車種程度の選択肢に減少している。

かつてはフェンダーミラーを装備する車が主流であったが、現在発売されている乗用車ではドアミラーが主流であり、そのため近年は教習車も同様にドアミラーが主流である。

同様に駆動方式も、市販乗用車の時流にあわせて後輪駆動から前輪駆動へと主流が移っていった。また、北日本(特に日本海側)では四輪駆動を採用する[注 3]教習所も存在する。

教習車は燃費の面で有利なディーゼル車LPG車が多く使用されてきたが、近年は1800 - 2000ccクラスのガソリン車を導入しているところもある。公安委員会指定教習所の教習車はガソリン税(揮発油税)・軽油引取税を免除されている[注 4]

AT車で教習を行う際は、キックダウンなどの教習を行うため、多くはトルクコンバーター式の4段ないしは5段変速の車を使用する。しかし、近年では無段変速機(CVT)の車も普及している。

オーディオ類は省かれているが、カーナビやバックモニターカメラを付けている車もある。

高速教習については変速操作のミスなどによる事故を防ぐため、MT車で運転免許を取得する場合でも大半の教習所ではAT車を使用する。エアバッグABSETCが装備されている場合が多い。また、教習車とは異なる上級の市販乗用車が用いられる場合もあるが、これは高速道路への本線合流の際には、加速性能に余裕がある車種の方が望ましいといった事情もある。高速道路に交通規制が生じたり(50キロ抑制が敷かれた場合は“高速走行”ではなくなってしまう)[注 5]、所在地に高速道路がない、もしくは都内など高速教習が困難な高速道路しか付近にない場合は、高速教習はドライビングシミュレーターで行われる。

また、受講者を増やすことを目的として、輸入車を使用する自動車教習所も存在する。BMW・3シリーズアウディ・A3などが使われる。これらの輸入車はウインカーレバーの位置をハンドルの右側に変更されている。危険予測教習でSUVを使う教習所もある。

また、ハイブリッド車や電気自動車増加に伴い、トヨタ・プリウス日産・リーフを教習車に使う教習所も増えている[2]

普通二種免許の教習車としてはトヨタ・ジャパンタクシーが導入されている例もある[3]


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