救命病棟24時
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救命病棟24時
EMERGENCY ROOM 24HOURS
ジャンル
医療ドラマ
出演者江口洋介
松嶋菜々子
松雪泰子
製作
制作フジテレビジョン
(外部製作協力)
日活撮影所(シーズン1・3)
共同テレビジョン(シーズン3・4・緊急SP)
フジクリエイティブコーポレーション(シーズン2・新春SP)
角川大映スタジオ(シーズン5)

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本

第1シリーズ
プロデューサー河合徹
出演者江口洋介
松嶋菜々子
須藤理彩
沢村一樹
金田明夫
清水章吾
八嶋智人
杉本哲太
エンディングDREAMS COME TRUE
朝がまた来る」(1 - 7話、9-12話)
「三日月」(8話)
放送期間1999年1月5日 - 3月23日
放送時間火曜21:00 - 21:54
放送枠フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数12
フジテレビ番組基本情報

第2シリーズ
プロデューサー和田行
中島久美子
樋口徹
出演者江口洋介
松雪泰子
伊藤英明
須藤理彩
田畑智子
宮迫博之
小日向文世
谷原章介
渡辺いっけい
エンディングDREAMS COME TRUE
いつのまに
放送期間2001年7月3日 - 9月18日
放送時間火曜21:00 - 21:54
放送枠フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数12
フジテレビ番組基本情報

新春スペシャル
放送期間2002年1月1日
放送時間火曜21:00 - 23:20
放送分140分
回数1

スペシャル
プロデューサー河合徹
中島久美子
増本淳
放送期間2005年1月4日
放送時間火曜21:00 - 23:18
放送分138分
回数1

第3シリーズ
プロデューサー中島久美子
増本淳
出演者江口洋介
松嶋菜々子
香川照之
京野ことみ
小栗旬
大泉洋
仲村トオル
オープニング作曲:佐橋俊彦
エンディングDREAMS COME TRUE
何度でも
放送期間2005年1月11日 - 3月22日
放送時間火曜21:00 - 21:54
放送枠フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数11
フジテレビ番組基本情報

アナザーストーリー
プロデューサー中島久美子
増本淳
放送期間2005年3月29日
放送時間火曜21:00 - 22:54
放送分114分
回数1

緊急スペシャル
救命病棟24時?救命医・小島楓?
プロデューサー小椋久雄
高丸雅隆
三竿玲子
放送期間2009年7月14日 - 8月4日
放送時間火曜21:00 - 21:54
放送分54分
回数4
フジテレビ番組基本情報

第4シリーズ
プロデューサー小椋久雄
高丸雅隆
三竿玲子
出演者江口洋介
松嶋菜々子
木村多江
北乃きい
石田卓也
板尾創路
ユースケ・サンタマリア
オープニング作曲:吉俣良
エンディングDREAMS COME TRUE feat. FUZZY CONTROL
その先へ
放送期間2009年8月11日 - 9月22日
放送時間火曜21:00 - 21:54
放送枠フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数7
フジテレビ番組基本情報

2010スペシャル
プロデューサー小椋久雄
高丸雅隆
三竿玲子
放送期間2010年1月3日
放送時間日曜21:15 - 23:30
放送分135分
回数1
フジテレビ番組基本情報

第5シリーズ
プロデューサー渡辺恒也
大木綾子
出演者松嶋菜々子
佐々木蔵之介
風間俊介
芦名星
波瑠
柏原収史
児嶋一哉
段田安則
時任三郎
オープニング佐藤直紀
エンディングDREAMS COME TRUE
さぁ鐘を鳴らせ
放送期間2013年7月9日 - 9月10日
放送時間火曜21:00 - 21:54
放送枠フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数10
フジテレビ番組基本情報
特記事項:
2005年放送のスペシャル版よりハイビジョン制作
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『救命病棟24時』(きゅうめいびょうとうにじゅうよじ、EMERGENCY ROOM 24HOURS)は、1999年からフジテレビ系で断続的に放送されていた医療ドラマのシリーズ。

救命救急センターを舞台に、外科医・進藤一生と第1シリーズでは配属されたばかりの研修医・小島楓、第2シリーズでは転属間もない心臓外科医・香坂たまきとの葛藤・対立や生命の現場を支えるスタッフたちの戦い、そして患者家族の交流などを人間性豊かに描いた作品である[1]

第2シリーズでは学長選挙や出世争い、派閥抗争、院内孤立なども描き、テレビドラマ的なバラエティ要素も取り入れつつ、トリアージ脳死移植を扱った話も挿入された。第3シリーズでは災害医療を描いたものであり東京が大震災に見舞われるという想定シミュレーション要素を取り入れ、第4シリーズでは救命医療の現状を描いたものであり医師不足など救急医療の厳しい現実を取り入れた。また、第1・2シリーズは、本作と同じく江口洋介が主演を務めた「モナリザの微笑」と微妙にリンクしており、進藤と堺(演:杉本哲太)が同じような構図で対決しているシーンが見受けられるほか、特に第2シリーズにはモナリザ関係者が医師役で多数出演している。

全シリーズ通じて主題歌はDREAMS COME TRUEの楽曲が起用され、中村正人は第1シリーズにて音楽を担当している。
各シリーズ概要・あらすじ
第1シリーズ
舞台は都立第三病院
救命救急センター。救命センターの過酷な日常と人間模様や研修医小島楓の成長を描いている。2000年にフジテレビで再放送されて以降長らく放送の機会は無かったが、2024年2月より24年ぶりに地上波で再放送された[1]。再放送にあたり冒頭で「現在としてふさわしくない表現が含まれるが、作品のオリジナリティーを尊重する」旨の断り書きが入っている。2000年の再放送では4話がカットされ、第1シリーズのみ映像ソフト化もされておらず動画配信も見送られていたが2024年4月19日より動画配信が開始となった。[2]
第2シリーズ
舞台は港北医大救命救急センター。新設された救命センターで医師や看護師たちのチームワークができるまでの人間模様や派閥抗争などを描いている。前シリーズからは主人公の進藤以外では看護師・桜井ゆきが唯一進藤の前シリーズにおける活躍を知る人物として登場する。後に小島楓や山城紗江子のようにシリーズを跨いで復活するケースはあったものの、進藤以外の人物で休止期間無しで継続して登場したのは第3 - 第5シリーズを継続出演した楓以外では、ゆきだけである。
新春スペシャル(2002年)
2001年のクリスマス・イヴ、多忙を極める救命救急センターに、住居不法侵入の男に階段から突き飛ばされて負傷した男児・稲本が搬送されてくる。その夜、豪華客船・ロイヤルウイングにライフルを所持した男が乗り込み、機関室の乗組員を銃撃し、船内に立てこもるシージャックが発生。実行犯は連続殺人未遂事件で指名手配されていた大学生の鷹取であり、就職活動に失敗して自暴自棄になったことが動機であった。船には帰国したばかりの香坂や花沢一家をはじめとする一般市民が乗り合わせており、撃たれた乗客の治療のため船内に派遣された進藤は、奇しくも乗り合わせていたかつての同僚・香坂たまきと再会。特殊警備隊の突入により事件は解決した。しかし銃撃により治療の甲斐無く機関士の松浦と人質となっていた乗客の塩原の2名が死亡、脱出時のパニックにより香坂と花沢三郎・美奈子父娘が負傷し、特殊警備隊によって狙撃を受けた鷹取を含め4名が救命救急センターへ入院した[3]。シージャックで鷹取から銃口を顔面に突き付けられた香坂と、鷹取が自身の加害者であることが判明した遼太はPTSDに陥るが、進藤や馬場の心支えでそれぞれ勇気を振り絞り打開して行く。また、三郎の精密検査で発見された心臓疾患の治療をきっかけに、冷め切っていた一家の仲を修復して行く様も描かれた。終盤に2002年1月を迎え、城島と山城の結婚披露宴がロイヤルウイングで行われ(レストランウエディング)大団円を迎えた。前半の事件部分のシナリオプロットは、瀬戸内シージャック事件など実在事件と一致する部分があり、リアル色が濃い異色作となっている。事件被害者のPTSDについても、2001年の附属池田小事件で注目されたばかりのものであった。また、本作冒頭の“横浜ベイブリッジを航行する客船の空撮映像”は、2004年公開の映画 海猿の2作目予告映像で構図が踏襲されている。
新春ドラマ祭・救命病棟24時(2005年)
第1シリーズのディレクターズカット特別版。レストランで恋人の裕樹を待っている最中に急病人を診た小島楓が、救急車で近くの外科病院に搬送したところ、当直のバイトに来ていた矢部と知り合う。一緒に手術を行い、世間話で指導医の話になり、楓が進藤のことを回想する。この時点では、進藤は国際人道支援医師団としてアフリカにいる。
第3シリーズ
舞台は東都中央病院高度救命救急センター首都直下地震の発生を想定し第二関東大震災に遭遇した東京近郊の一都市を舞台に、災害医療に奮闘する救命医療チームの苦悩と活躍を描いた。第1シリーズで研修医として登場した小島楓が、正式にシリーズに復活することが話題となる。本作では小島も一流の救命医として活躍する。阪神・淡路大震災から10年経った2005年1月に放送された。第3シリーズ最終回の翌週に、アナザーストーリー「看護師たちの救命救急センター」が放送された。看護師の佐倉亮太と大友葉月を中心とした特別ドラマと第3シリーズの総集編で構成され、東京が震災に見舞われた半年後にテレビ番組の取材で震災当時を振り返るという設定となっている。
緊急スペシャル 救命病棟24時?救命医・小島楓?
第1・2・3シリーズのディレクターズカット特別版。 2009年7月14日 - 2009年8月4日に4回にわたって放送されたスペシャルで、第4シリーズの撮影期間中の6月10日に主演の江口がバイク事故で重傷を負ったため放送が延期され、過去シリーズの登場人物4人を1人ずつゲストに迎え、楓との関係を中心とした新撮カットを含む緊急スペシャルが急遽放送されることになった[4]。舞台は清和第一病院高度救命救急センター。エンディングでは江口から視聴者に向けたメッセージ(Episode1)や第4シリーズの撮影現場に江口が復帰する模様(Episode2)が併せて放送された。
第4シリーズ
当初は2009年7月7日に放送開始される予定であったが、江口の負傷により放送が1か月延期され、8月11日からの放送、全7回に短縮された。最終第7回を2時間18分に拡大、2010年1月に2時間15分の特別編を放送し、都合10回分の放送枠を確保した。シリーズでは初となる番組連動データ放送が実施された。舞台は海南医大高度救命救急センター。横浜を舞台としているが、実際の横浜の医療体制とは異なる。第1・第3シリーズから小島楓、第2シリーズから山城紗江子が登場する。また、本シリーズでの新要素として、医師として進藤に匹敵する技術や理念を持ちながらも、救命医療に関する考え方が正反対のいわば「もう一人の進藤」とも言うべき救命医・澤井悦司(演:ユースケ・サンタマリア)が登場する。本シリーズでは、進藤・小島・澤井の三人を中心に、医師不足たらい回し医療訴訟医療ミスモンスターペイシェントコンビニ受診とそれに伴う医療崩壊など現在の救急医療が直面している問題に焦点を当てて、ストーリーが展開していく[5]。モデルケースとなったのは、鳥取県米子市にある鳥取大学医学部附属病院の救命救急センターである(放送直前SPより)。同センターでは、救急災害科の教授と准教授を含む救急専門医4人全員が、心身の疲労などを訴え「救急現場の窮状を知ってほしい」として、2009年3月末に一斉辞職した。放送直前SPでは、後任のセンター長兼救急災害科教授に就任し同センターの建て直しに成功した本間正人医師へのインタビューも放送された。
第5シリーズ
2013年7月9日より放送開始。舞台は国立湊大学附属病院救命救急センター。第1・第3・第4シリーズで登場した小島楓が医局長として迎えられ、国立大学病院という「救命の最後の壁」として、急造のスタッフと大学病院との思惑を交差させながらストーリーが展開する[6]。第1シリーズから主演を務めた江口が降板、時任三郎をメインキャストに据えることになった。
登場人物詳細はそれぞれの役名を、他の登場人物は「救命病棟24時の登場人物」を参照

〈〉内は年齢を示す。
重要人物
進藤一生(しんどう いっせい)
演 - 江口洋介(第1 - 第4シリーズ)都立第3病院救命救急センター外科医〈33〉(第1シリーズ)→ 杉並東病院外科医(第1シリーズ最終回) → 港北医大救命救急センター外科医〈34〉(第2シリーズ) → 国際人道支援医師団〈37〉(第3シリーズ1,2話)→東都中央病院救命医 (第3シリーズ3話-最終回) → 海南医大高度救命救急センター救命医〈42〉 → 長崎津辻総合病院救命医療において超一流の腕をもつ孤高の天才外科医


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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