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歴
政治的シンクレティズム(せいじてきシンクレティズム、英語: political syncretism、政治的習合主義)またはシンクレティック・ポリティクス(英: syncretic politics)とは、対立するとみなされている思想体系を結合する政治的立場である。この用語は宗教におけるシンクレティズム(syncretism、習合主義)の概念より派生した。 「シンクレティズム」とは、通常は異なるまたは対立すると考えられている複数の概念や要素が、結合または混合・混在されている事であり、主に哲学や宗教の分野で使用される[1][2]。この用語を政治の分野で使用したものが、政治における「シンクレティズム」である。ただし具体的に何をシンクレティズムと呼ぶかは、宗教の場合と同様に学者や立場や視点によって異なり、相対的な用語である。 「シンクレティックポリティクス」とは、左翼、右翼、宗教、など相異なるイデオロギーを結合または取り入れた混在的な政治運動を指し、よく知られた例にファシズムなどがある[3]。 小林正弥は、日本の重層的な文化を例にとって、「政治的シンクレティズム」を次のように定義した[4]。日本の場合には、…まず、質的には同方向の志向性を持つ「構造」の複合(<同(方向)型複合>)が問題となる。いわば、日本の場合、丸山が明らかにしたような「古層」[5]の上に、時代状況に応じて、幾つかの発展段階(「位相」)を異にする外来の「構造」が重層的に積み重なる形で、深層の「(同方向型)複合構造」を形成しているのである。このように(「位相」[6]を異にする「構造」が重層的に積み重なってできている)「同方向型複合」のことを、構造論的に「重層的複合(multi-layered or overlapping complex)」と呼ぶ。この深層構造の特質を「重層主義」、さらにその政治的特質を「政治的重層主義」と言うことができるであろう。そしてこの「構造」が表層の現象世界に展開した姿が、「シンクレティズム(習合主義、syncretism)」であり、さらにその政治的領域における表層の現れが、「政治的シンクレティズム(政治的習合主義、political syncretism)」なのである。 小林正弥は、習合的(シンクレティック)深層構造を持った地域の例として、日本、タイ、イタリアの名前を挙げている。
概要