政宗くんのリベンジ
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政宗くんのリベンジ
ジャンル
学園ラブコメディ
漫画
原作・原案など竹岡葉月
作画Tiv
出版社一迅社
掲載誌月刊ComicREX
レーベルREX COMICS
発表号2012年12月号 - 2018年8月号
巻数全13巻
漫画:政宗くんのリ○○○
原作・原案など竹岡葉月(原作)
Tiv(キャラクターデザイン)
作画結城心一
出版社一迅社
掲載誌月刊ComicREX
レーベルREX COMICS
発表号2016年11月号 - 2017年4月号
巻数全1巻
アニメ:政宗くんのリベンジ(第1期)
政宗くんのリベンジR(第2期)
原作竹岡葉月、Tiv
監督湊未來
シリーズ構成横手美智子
脚本横手美智子、下山健人
森江美咲(第2期)
キャラクターデザイン澤入祐樹
音楽加藤達也
アニメーション制作SILVER LINK.
製作「政宗くんのリベンジ」
製作委員会(第1期)
「政宗くんのリベンジ」
製作委員会R(第2期)
放送局TOKYO MXAT-XBSフジほか
放送期間第1期:2017年1月5日 - 3月23日
第2期:2023年7月3日 - 9月18日
話数第1期:全12話+OAD
第2期:全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『政宗くんのリベンジ』(まさむねくんのリベンジ、英題:Masamune-kun's Revenge)は、原作:竹岡葉月、漫画:Tivによる日本漫画。『月刊ComicREX』(一迅社刊)にて2012年12月号から2018年8月号まで連載。その後、本編後の物語を取り扱った『政宗くんのリベンジ after school』(まさむねくんのリベンジ アフタースクール)が2018年11月号[1]から2019年3月号まで短期集中連載された[2]。大学生編『政宗くんのリベンジ -engagement-』(まさむねくんのリベンジ エンゲージメント)が『comic HOWL』にて2023年4月26日から2023年12月6日まで配信された。

2023年12月時点でシリーズ累計部数は380万部を突破している[3]

『月刊ComicREX』2016年11月号から2017年4月号まで、結城心一によるスピンオフ漫画『政宗くんのリ○○○』(まさむねくんのリなんとか)が連載された。
ストーリー

8年前、過保護太りしていて苛められっ子だった早瀬政宗は、自分に「豚足」というあだ名を付けて振った令嬢安達垣愛姫に復讐すべく、過酷なダイエットと筋力トレーニングにより激痩せしてイケメンへと生まれ変わり、苗字まで祖父のものに変え真壁政宗として故郷へと帰ってくる。

文武両道・容姿端麗・明朗闊達という三拍子揃った別人になった政宗は、愛姫を惚れさせたうえで「最高の形で捨てる」という「デッド・オア・ラブ作戦」を決行する。しかし、愛姫の付き人である小岩井吉乃に幼少の頃の「豚足」であることが知られてしまい、計画は破綻するかに思えたが、愛姫への復讐に協力してもらえることになる。

その後、政宗を慕っている病弱の令嬢でノーパンの京娘・藤ノ宮寧子が転校してくるが、政宗は愛姫への復讐を完遂させるために寧子を振る。さらに、愛姫の許婚でありマサムネと偽って愛姫に近づく、ポッチャリ系の男子(?)雅宗兼次が転校してくる。
登場人物

声の項はテレビアニメ版における声優[4][5]
真壁 政宗(まかべ まさむね)
声 - 花江夏樹本作の主人公。編入試験満点の頭脳、体育のサッカーではハットトリックを決める運動神経など文武両道なうえ[1]、行く先々で女性が振り向くほど美少年と、三拍子揃った完璧少年。自他共に認めるイケメンで、愛姫に頻繁にアプローチしたり、ストーカー紛いの行為をしたりするなど執着心は凄まじいものの、学校では人当たり良く編入生ながら人気は高い。妹の少女漫画主人公「エイジ」(声 - 置鮎龍太郎)、ヒロイン「モモ」(声 - 國府田マリ子)から学んだ「臭い台詞」を女子達に連発するナルシシストだが、それすら許される人気者。実際は内心いつ「豚足」時代の自分がバレないかとビクビクしていた。8年前は太っており、「デブ宗」や「ブタ宗」と呼ばれ苛められていた。いじめっ子に対し強がりを見せようとしたところをたまたま愛姫と知り合い、愛姫と一緒に苛めっ子に反撃するまで仲良くなる。しかしその後「豚足」と酷いあだ名をつけられた挙句見放され、これに居合わせたいじめっ子たちから更なる苛めに遭う羽目に陥る。以来、「豚足」と聞いただけで動悸を起こす程のトラウマと化し、これを名付けた愛姫への復讐の一念から「早瀬政宗」の名を捨て、祖父(声 - 中博史)の元で苗字を変え新しい人間へと生まれ変わる。痩せてイケメンになっても昔には決して戻りたくないと心に決め今でも欠かさず筋トレなど自分磨きを日課としているが[注 1]、ふとした拍子に間食したり風邪をひいたりするなどドジな一面もある。また蜘蛛が死ぬほど苦手で、見ると絶叫する。かつてのトラウマから、脂っこい料理などを見ると思わず顔を青ざめる。復讐する上で共犯者であり唯一学校で自分の秘密を知る吉乃を「師匠」と呼んで尊敬し、秘密の共有者となるが、後になって真相を知ることになる。自分にすり替わろうとした兼次とのゴタゴタのなか、愛姫に自分の正体を告白しつつ「俺と付き合え」と勢いまかせに告白を行い、愛姫が了解し付き合うこととなった。しかし、愛姫が無実で吉乃も後悔していることを知り、デッド・オア・ラブ作戦が無意味だったことを知ると燃え尽き症候群に陥る。さらに愛姫と交際を始めるようになっても8年前のトラウマは解消されておらず、愛姫と接触すると蕁麻疹が体に発生してしまう。バレンタインに過去を吹っ切る事で蕁麻疹は収まったが、ホワイトデーに愛姫にフラれ、信州に家出する。その後、自分を追ってきた吉乃から告白を受けるが、最終的に愛姫への想いを断ち切ることができず、吉乃を振って改めて愛姫と付き合う道を選ぶ。
安達垣 愛姫(あだがき あき)
声 - 大橋彩香本作のヒロイン。8年前、政宗を「豚足」と命名した張本人(しかしこれは後に吉乃が愛姫に成りすましていたことが発覚する)。映画館を貸し切りにできるほどの金持ちで、入試トップ、学園一の美少女で取り巻きも多い。吉乃に騙されアニメの魔法少女コスプレで街に繰り出すなど世間知らずな一面がある。幼い頃は両親が不仲だったことから悪戯っ子で政宗ともその頃に知り合ったが、両親が離婚(政宗が「豚足」と呼ばれた頃)してからは努めてまじめに振る舞う一方、政宗が来なくなったことで大の男嫌いになった上にドカ食いの習慣が身についた(修学旅行で政宗に辛辣な言葉をかけられた後はさらに食べる量が増えた)。そのため男子生徒から多数の告白をされる度に、告白相手の身辺などを調査して、短所や欠点を見つけては酷評し、酷いあだ名を付けて振るため「残虐姫」と呼ばれている。こういうこともあって普段は愛姫の性格を知る生徒たちから恐れられているが、ドカ食いが露呈するのを恐れ使用人の吉乃と二人だけで昼食はとっている。後に政宗の前でも遠慮なくドカ食いするようになる。最初の内は政宗にアプローチされても一蹴し相手にしていなかったものの、吉乃の作戦により全く相手にされなくなった際は不安になったり政宗の身を張った好意には照れたりしているので、心から嫌っている訳ではない。またフランスへの修学旅行中で幼い頃の政宗との思い出を二人きりになった際に述懐するものの、その頃仲が良かった政宗を雅宗兼次のことと誤解しているばかりか「豚足」と振った覚えもないと言ったことから、政宗が真相を突き止めるきっかけとなった。最終的に兼次と政宗の対決で政宗が自ら正体をバラして告白し、それを了承し付き合うこととなった。実は現在のスリムな体型よりも以前の太った体型の方が好みであり、事あるごとに政宗を再び太らせようとしている。8年前の事件の事は全く知らないが、政宗と付き合い始めた後、デッド・オア・ラブ作戦を書いたメモ帳を偶然見たことで断片を知り、さらに自分の好意が一方通行であることを知る。その後吉乃が自白したことで8年前の事件の全てを知る。その後吉乃が政宗を好きなのを察し、政宗を振って吉乃の背中を押すがモヤモヤとした気持ちが残ってしまい、想いを断ち切るためにロングヘアから一転、ショートカットにする。しかし結局政宗は吉乃を振り、再び政宗と付き合い始めた。
小岩井 吉乃(こいわい よしの)
声 - 水瀬いのり愛姫の使用人。安達垣家に代々仕える家令の家系に生まれ、幼い頃から愛姫に仕えている。常に横にいるが愛姫の我儘に付き合わされ、毎日昼食のパシリに使われたりお使いに行かされるなど酷い扱いを受けている。それゆえに表向きは小動物系を演じているが、裏では愛姫に振り回されて苦労している自分のために政宗の復讐を手伝うなどの腹黒の顔をみせる。政宗が自分の過去を知られている唯一の生徒で、愛姫に復讐したいと言う政宗に「(愛姫が)フラれて謙虚になってくれるならメリットがある」と協力を申し出る。実は政宗に「豚足」と悪しざまに振った真犯人。体調を崩しがちだった自分よりも、笑顔を振りまいて愛姫と親しくしている政宗に嫉妬し、愛姫が病に臥せっている間にやって来た政宗に対し、愛姫の格好をして政宗を悪しざまに振ったのが事の真相だった。吉乃としては愛姫がまた自分のことに関心を持ってくれると思ってやったことだったが、逆に愛姫の性格が豹変して男嫌いやドカ食いなどをするようになり、自分も愛姫に振り回されるなどの悪影響を及ぼしたことで、彼女に嫌な思いにさせたことをかなり後悔している。前述の通り政宗の復讐を手伝う仲だったが、兼次の企みで愛姫を守ることができず、最終的には「愛姫様を助けてほしい」と政宗を頼る。その後政宗と付き合う愛姫をサポートする。実は政宗の復讐を手伝ううちに政宗の事が好きになっていたが、その本心を隠していた。そのことを察知した愛姫に背中を押されて信州に向かい、政宗に告白するがフラれた。再度師匠と弟子の関係に戻り、愛姫と政宗の仲を取り持つ。
藤ノ宮 寧子(ふじのみや ねこ)
声 - 三森すずこ「昔助けてもらった」という理由で政宗を慕い、学校に転校までしてきた少女[注 2]。外見とは裏腹に適当なことを喋るため、政宗には「嘘吐き」と言われるほど自分の素性を隠している。常に笑顔で清純可憐なお嬢様だが政宗が惚れている愛姫を見て「楽勝」と言ったり吉乃の芝居を一目で見抜いたりしており、「豚足」時代の政宗の写真を政宗の家から盗みだすなど別の顔も持つ。健康には極度に気を使うほど病的な健康マニアで、食事前に大量のサプリメントを摂取している。これはその後本当に身体が悪いため摂取していると言うことが発覚する。現在は手術をし健康体となっている。下着を着けていない。実は「豚足」時代の政宗と出会っていた。なお、作品終盤では政宗が吉乃に好意を抱いてないにも関わらず何故か愛姫に政宗と別れるよう促したあげく吉乃に政宗の気持ちが何処に向かってるかわかってるだろうなど、嘘の情報を提供する不可解な一面もみられる。意図しての行動だったのかどうかは結局明かされなかった。裕福な家系で使用人もおり、学校へはハイヤーで登校する。家族はアニメで祖父(声 - 佐々木義人)と叔母(声 - 大森ゆき)が登場している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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