攻殻機動隊_ARISE
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攻殻機動隊 ARISE
監督黄瀬和哉(総監督)むらた雅彦(Ghost Pain)
竹内敦志(Ghost Whispers)
黄瀬和哉(Ghost Tears)
工藤進(Ghost Stands Alone)
脚本冲方丁
藤咲淳一
原作士郎正宗
製作総指揮石川光久
出演者坂本真綾
塾一久
松田健一郎
新垣樽助
檀臣幸
中國卓郎
上田燿司
中井和哉
音楽コーネリアス
編集植松淳一
濱宇津妙子
村上義典
制作会社Production I.G
製作会社「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
配給東宝映像事業部
公開Ghost Pain:2013年6月22日
Ghost Whispers:2013年11月30日
Ghost Tears:2014年6月28日
Ghost Stands Alone:2014年9月6日
上映時間Ghost Pain:59分
Ghost Whispers:57分
Ghost Tears:57分
Ghost Stands Alone:60分
製作国 日本
言語日本語
興行収入border:2:1億円(推定)
次作攻殻機動隊 新劇場版
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『攻殻機動隊 ARISE』(こうかくきどうたい アライズ)は、全4部からなる日本の劇場用アニメ映画Production I.G制作。原作は士郎正宗漫画攻殻機動隊』。総監督は黄瀬和哉で、シリーズ構成は冲方丁
概要

ARISEは攻殻機動隊の各作品の中で、原作(士郎正宗)、劇場版押井守)、S.A.C神山健治)に続く「第4の攻殻」とされる。監督や脚本だけでなく、主要な公安9課メンバーのキャラクターデザインの変更とともに、キャストも刷新されている[注 1]。内容としては、公安9課設立前のメンバーの話及び草薙素子の所属していた501機関について焦点を当てたものとなっている。物語の年代は、「border:1」2027年6月、「border:2」2027年8月、「border:3」2028年10月、「border:4」2028年12月、「PYROPHORIC CULT」2029年1月となっている。

第一部が全国20スクリーンで公開され、2013年6月22、23日の初日2日間で興収3,607万6,200円、動員3万55人(スクリーンアベレージは180万3,810円)になり、国内映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第8位となった。劇場先行販売BDは20のうち7劇場が土日で売り切れている[1]

「border:2」の最終興行収入は推定1億円[2]

2013年秋のborder:2上映に合わせて、アニメ専門BS/CSチャンネルのアニマックスにて公開済のborder:1がテレビ初放送。以降のエピソードも同様のパターンで断続的に放送されていき、2015年1月の年始特別編成にて全4エピソードが初めて一挙放送される運びとなった。

2015年4月からは本作をテレビ放送用に再構成したバージョンが放送。詳細は下記を参照。
登場人物

この節において、テレビ放送版『ALTERNATIVE ARCHITECTURE』新エピソード「PYROPHORIC CULT」(第9・10話)を指す場合は、PCと略す。
独立攻性部隊

border:1 Ghost Pain終了時点では、荒巻以外はまだ公安9課に所属しておらず、素子以外は元の職に所属した状態である。
草薙素子(くさなぎ もとこ)
- 坂本真綾 [3]本作の主人公。陸軍501機関所属の完全義体サイボーグ。階級は三佐。border:1では帰国直後の空港でマムロ中佐のメッセージを聞いて中佐の死を知る。恩のある中佐が何故殺されたのか調査を進める途中で、墓地から中佐の義体を回収しようとして自走地雷に襲撃された荒巻の窮地を救ったことで、直後に荒巻から501機関での肩書きを利用されてマムロの捜査を依頼される。路地裏でパズと出会い、陸軍第六演習場でバトー、トグサと共闘した末、自らがマムロ殺害の容疑者とされているという事実を知る。自室に現われては消える自走地雷に苦しめられる中、何者かに謀られたと察知した素子は真実を掴むべく、荒巻から護衛兼連絡役として与えられていたロジコマを経由して現実を見極め、本物のマムロの遺体を発見、彼の脳殻から自分の記憶を得た。その後、隠されていた多額の現金を発見し、同僚であるライゾーに襲われるも撃退。直後に現れたクルツによって真実を知らされた。その後、今までの実績と第三者からの推薦状により501機関を離れて少佐となり、それまで陸軍の所有物だった彼女の義体は、育ての親の遺産を買い取るという形で彼女の所有物となる。荒巻から国際救助隊内に特殊部隊の設立の話を聞かされ、勧誘された。その後も独走・暴走が目立つ。
バトー
声 - 松田健一郎 [3]「眠らない眼」と呼ばれる義眼を持つ、陸軍空挺特科第一出身の大男。最終階級は少佐。border:1では同僚が殺されたことを受けて独自に捜査を行っている最中に、素子と第六演習場で遭遇する。素子とは戦場で何度も顔を会わせていた間柄。当初は同僚を殺したのが素子だと思い込んで襲撃したが、自走地雷の襲撃を受けて共闘することになった。その後、素子が遠隔操作で別義体を操って国防副大臣サダモトに真実を語らせる際に協力し、それを逆探知で追ってきた2体の襲撃者を返り討ちにした姿がエンディングで見える。border:2では、ボーマ、イシカワらを率いてソガ大佐の「作戦」に参加。ここでも素子らと敵対していたが、「作戦」鎮圧後に彼女の指揮下に入る。
トグサ
声 - 新垣樽助 [3]新浜県警刑事部の特捜刑事。border:1では、マムロ中佐殺害事件を上層部からの圧力により追う事が出来ず苛立っていたが、素子が密かに流した情報を得て独自に捜査を開始。素子、バトーとは第六演習場で共闘する。事件解決後は再び新浜警察署に戻ったようだが、border:3では妻が出産間近を迎えており、事件捜査の合間にも頻繁に連絡を取っている。先輩刑事殺しの犯人である同僚を逮捕したことで他の同僚達に疎まれ、素子のスカウトに応じて警察を辞める。
イシカワ
声 - 檀臣幸(border:1・2) / 咲野俊介(border:3・4・PC) [3]元陸軍情報部の大尉。電脳戦のスペシャリスト。border:2ではバトー達と共にソガ大佐の「作戦」に参加し、電脳戦などの後方支援を主に担当。「作戦」参加者の中で最初に素子に捕まり、真相を知ることになる。
サイトー
声 - 中國卓郎 [3]元海兵隊のエース・スナイパー。最終階級は大尉。ロシアンルーレットで勝ち残ることで多額の報酬を得ているギャンブル狂。border:2で素子から破格の報酬を持ちかけられ協力するが、更に上乗せした報酬をバトーに持ちかけられ寝返るなど、スリルと金に目がない俗っぽい一面が強調されている。電脳空間での作戦会議中は居眠りしている姿を取っていることが多いが、眠っている見た目のまま普通に会話するシーンがあり、本当に寝ている訳ではない様子。
ボーマ
声 - 中井和哉 [3]バトーと同じく陸軍空挺特科第一出身の元特殊部隊員。スキンヘッドの義眼男。最終階級は中尉。爆発物のプロフェッショナルで、爆破後の痕跡から爆破直前の状況を完全復元して見せることもできる。border:2ではバトー達と共にソガ大佐の「作戦」に参加した。
パズ
声 - 上田燿司 [3]陸軍警察の潜入調査員。階級は中尉。穏やかそうな外見をしているが、必要に応じて荒事も行うなど、人を欺くことに長けている。ナイフを使った近接戦闘を得意とする。
公安9課
荒巻大輔(あらまき だいすけ)
声 - 塾一久[3]「部長」と呼ばれる公安9課の長。マムロ中佐殺害事件の捜査責任者。border:1では、軍が警察当局に内密でマムロを埋葬したことに不審を抱き、許可なく墓を掘り出そうとしていたところで素子と出会う。旧調査部所属で、軍にいた頃の記録全てを古道具屋に売り払ったと語り、マムロの人柄について「これほど潔癖な人物はいない」と素子に語った。素子に「自分の部隊を持て」と幾度となく提言する。
ロジコマ
声 - 沢城みゆきロジスティクス・コンベイヤー・マシンの略称。荒巻が9課に試験的に配備した、熱光学迷彩装備の歩兵兵站用輸送支援車両である。素子との初対面時、「(当初は交信方法が信号式だったので)何年前の機体?」と呆れられ、言葉を話すためのプログラムをその場でインストールされたほどの旧式品。人間が使用する中小火器を収納するスペースはあるが、人間が搭乗するスペースはない。また、AIによるある程度の自立行動(電脳戦における支援行動も含む)はできるが、人間が操縦するシステムはない。機体毎に個性があるかどうかは不明。border:1で護衛兼連絡役として素子の元へ派遣される。border:2では複数あるロジコマの内の1台に何者かが暗号鍵を隠したことから、「敵」の攻撃目標となった。
陸軍501機関

公安9課以前に素子が所属していた部隊。正式名称:陸軍開発実験団医学実験隊 義体研究部 特殊義体研究課 501分室。戦闘用義体の開発を目的として設立された特殊機関。特殊義体を持った素子達は機関の備品扱いであり、与えられるのは管理コードのみで、その実態を知る人は少ない。
クルツ
声 - 浅野まゆみ [3]501機関の長で中佐。


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